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2009年10月29日 (木)

マスクをすると……

定期考査も終わり、何となく落ち着いたムードの今日この頃。
昨日は芸術鑑賞会ということで、大講堂で「sakura project」と「は・や・と」のコンサートが行われ、生徒たちもほっとひと息。
けれども今回の鑑賞会はちょっといつもとは違った様子…。
何と観客である生徒全員マスク姿!

実は新型インフルエンザの方は最近ちょっと沈静化している。
学級閉鎖中のクラスもなし。
一度学校閉鎖などもあったので、それが効いているのかも。
もっとも世間の状況からすれば、次の山も遅かれ早かれ訪れてきそうだけど……。
それでも、それをできるだけ先に延ばさないと。
ということで、全員マスク着用である。

状況を考えればマスクも仕方ないし、まぁ生徒たちにとってはそれほど大変なことではないと思うが、舞台の上から見たらどうなんだ?
客席は暗いだろうけれど、見えないことはない、むしろ白いマスクが光って浮き出て見えたのでは?
1000個以上のマスクが一面に並んでいる……。
何という不気味な風景!
気持ち悪!

まぁ、そんなこと言ってちゃいけないな。
とは思うけど、やっぱり演奏する側はやりにくかったのでは。
なんか、申し訳ありませんねぇなどと謝りたくなる。
でかいマスクで顔を隠しちゃうと、表情も分からんだろうしなぁ。

そうそう、そういうことだったので、昼休みの図書室もマスク姿の生徒がいっぱい。
メガネとマスクで顔のほとんどを隠した生徒に、「おー、マスクすると可愛いねー」と褒めてあげたのだが、「褒めてない!」と怒った怒った。
失礼しました。
ジョークです(おそらく)。

それにしてもこんな感じで皆がマスクして過ごしたりすると、表情も分かりづらいし、コミュニケーションとりにくくなるだろうな。
表情が分かるように、いっそのことマスクを透明にしたらどうか?
……それも気持ち悪いか。

いずれにせよ、マスクなしでOKの日よ、早く来てくれ!

2009年10月23日 (金)

定期考査中である。

定期考査中である。
21日から3日間、ないし4日間。
ということで、今日で終わりの学年もあり。

思えば先週は学校閉鎖に突入!
この定期考査がちゃんとできるのか心配だったけれど、その学校閉鎖が効いたようで、一時的にせよインフルも落ち着き予定通り実施。
よかったよかった。

定期考査中、図書室にはテスト勉強する生徒がやってくるが、原則として貸し出しは中止している。
勉強せい!、という意図である。
試験勉強中の生徒のために静粛性を維持する目的もある。
明日までテスト中ではあるのだが、すでに終わった学年の生徒で本に飢えた者は、貸し出ししませーんと掲示してもドドッとやってくる。
それにしてもテストが終わった後の生徒の顔というのは、笑ってしまうくらい生き生きとしているな。
分かりやすい。

さて、きゃつらは解放されているのでうるさいぞ。
「先生、貸して貸して貸して貸して貸して貸して貸して貸して……(繰り返し回数不明)!」
などと騒がれると、
「貸してやるから黙れ!」
ということになってしまうな。

まぁそれくらいなら許すが、ちょっと鼻がむずむずしてくしゃみしたら、「インフルだー、近寄らないでー!」などとわめく。
許せん!
感染す(うつす)ぞ! (ウソウソ)

とは言ったものの、今の状況じゃ確かに人前でセキやらくしゃみやらするのはマナー違反ではあるな。
少なくともマスクはかかせないか……。
いやな世の中だ。
最近何かというと咳き込むこともあるしなぁ。
などと言うと、そりゃ老人性ですね、と言う生徒がまた出てきそうだ。
そんなことはないからな。
誤解なきように。

ゲホゲホ。

2009年10月15日 (木)

教育は会議室でも

一昨日、学校閉鎖が決まって下校する間際、あわただしく本を借りていった生徒が捨て台詞のように放った言葉がある。

「先生も休めて嬉しいでしょ!」

――いかん!
ちゃんと説明しておかねばなるまい。
生徒は自宅学習となっても、学校閉鎖とはいえ教員は休みにはならないのである。
昨日も今日も汗水……は垂らしていないかもしれないが、あくせく働いている。
生徒が不在でも、教員の仕事はいくらでもある。

昨日は遅くまで会議もしていたぞ。
教育は現場だけで行われるわけではない、会議室でも行われるのだ!

個人的には、ネット関係の仕事もいろいろ入ってくる。
ブログ系の更新も次から次へと必要に迫られるし……。
そうそう、このところ修学旅行続きだったので、そのNEWSも公式サイトにアップしたり。
やっと今日、高2の九州修学旅行まで処理できた。

九州の旅行もいろいろたいへんだったみたいだ。
台風の影響で計画は変更せざるをえず、体調を崩す生徒の対処も続き、終わった後はもうヘロヘロという感じだったとのこと。
お疲れ様した!

さらに、NEWSを作るにあたり写真をいただいた某教員は、阿蘇山草千里の馬の群の中で、馬糞と仲良しになったという。
まぁ、何というか、ウンも付いたということで、きっとこれからはいいことが続くであろう。
……と慰めておこう。

さて、明日から通常授業(一部除くが)。
どうにか皆、元気で戻ってきてほしいものだ。
原稿出してない者、ちゃんと持ってこーい!

2009年10月13日 (火)

お土産ばんざい

朝から職員室は大騒ぎ。
あちらこちらでインフルエンザの欠席連絡の電話がひっきりなし。
おいおい、これはまずいんじゃないか、と心配していたら案の定、学校閉鎖に!
まぁこれじゃぁ仕方ないな、というほどの状況ではあった……。

で、先生たちは皆頭を抱えて悶絶しておる。
来週からはもう定期考査なのに、授業ができない、試験範囲が終わらない。
早々と試験問題を作成した先生も作り直さないといけない。
あぁ無情。
まぁでも、どうにかするしかないんだけど。

それはそうと前回の記事を読んだのか、修学旅行のお土産を持ってくる生徒が今更ながらにぞろぞろ出てきたぞ。
かもめの玉子やら、リンゴせんべいやら……。
いかにも余ったからあげちゃおうか、という感じではあるが、まぁ良い。
ありがたくいただいておこう。

ただし言っておくが、こんなことで私の態度が変わるということはないぞ。
そんなことで態度が変わるようでは聖職者は務まらんのだ。

万が一、お土産生徒が本来の貸し出し時間以外に借りに来た時私が特別に貸してやったとしても、それはエコヒイキではない、おそらく天気が良かったせいである。

万が一、お土産生徒が図書室で何かそそうをしたとして私が寛大に許したとしても、それはエコヒイキではない、おそらく昼に飲んだお茶が美味かったせいである。

くれぐれも誤解のないように。

そしてインフルエンザ罹患者の方々、お大事に!

2009年10月 5日 (月)

今日もため息

中学2年生が修学旅行から帰ってきて、久しぶりに図書室にもやってきた。
少しは旅行疲れしろ! と言いたいぐらい相変わらず元気でうるさい。
いつもお世話になっている司書教諭に何かお土産はないのか、と訊くと、全員「ない」と即答する。
「『かもめの玉子』だって高いんだからね!」などと怒ったりする。

君たちは甘い!
社会勉強の一環として言っておくが、世間には、その何気ないお菓子一個であからさまに態度を軟化させる人間がたくさんいるのだ。
誰とは言わない。
誰とは言わないが、君たちの近くにもきっといる!
ちなみに「かもめの玉子」、私は好きだ。

まぁいい。
それより君、サッカー部で図書委員の中2の君。
君には図書委員として致命的な欠点がある。
声、でかすぎ。
なんでカウンターに座って喋る声が図書室中に響き渡っとるんだ。
ここをサッカーコートと間違えているんじゃないのか。
あんまりうるさいから中1の子が怖がってカウンターの前で怯えているじゃないか!
ブログに私のことを書いてくれと自分で言うから書いてやったぞ、だから頼む、図書室では黙ってくれ。

まぁ問題ある中学生は高校生のおねーさんが厳しくしつけてもらいたいものだ、と考えていたら高3がいいタイミングでぞろぞろ入ってきたぞ。
「先生、見て見て」というから何かと思ったら、おにぎりを包んであったアルミホイルを丸めて「勾玉(まがたま)」を作り、いくつかを繋げてネックレスにして首に巻いている。
いいでしょー、とか言って、周りの友だちから「卑弥呼さまー」などと言われていい気になっている。
……やっていることがほとんど中学生(と言うか小学生?)のレベルだ。
中学生の「しつけ」は……困難だな。

今日もため息の図書室であった。