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2010年2月24日 (水)

たかたさん、ですか?

図書事務室が侵略者に占拠されようとしている。
昼休み、カウンターで貸し出し対応している間に、いつの間にかうじゃうじゃと事務室内に侵略者が湧いてきている。
気づいてみると増殖している。
だいたい君たち図書委員でもないだろー?
しかもうるさい。
あー、うるさい!

基本的に来るもの拒まず去るもの追わずというのがポリシーだが、こいつらはやはり拒まないといかんな。
うるさいのは即退室させるか。
それともいっそのこと入室料でも徴収するか。

たとえば一人は、喋っているうちにテンション高くなり、声が裏返って何言ってるんだかわけわからなくなる。
彼女の会話の半分は声が裏返っているな。
どうも関西のおばちゃんのノリだな、と思い、「おばちゃん」と呼んだりしているが。
その裏返り方はどうも聞き覚えがあるような気がしていたが、やっとわかった、これは「ジャパネットたかた」だ!
あの極度な強調表現の連続が延々と近くで行われるというのは疲れるぞ。
「さぁー皆さん」とか叫びだしそうだな。
もしや、たかたさん、ですか?

たとえば運動クラブ系の生徒は地声がでかい。
まぁ仕方ないと言えば仕方ないかもしれないが、おそらく君たちがないしょ話でしているつもりになっている先生たちの悪口が私の耳までつつぬけだぞ。
君たちの声では、ないしょ話など成立しないということを自覚したまえ。
それにしてもうるさい……。

たまに、偶然誰も喋らず静かになったなと思えば、「あー静かになっちゃった、喋んなきゃー」とか言って騒ぎ出す。
静粛恐怖症だな、こやつらは。
騒擾恐怖症だな、私は。
ちなみに「騒擾(そうじょう)」とは、集団で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すことである。
きゃつらにぴったりの言葉だな。

そういえば、もう定期考査一週間前じゃないか!
君たちこんなところで油を売ってないで勉強しなさい!!!

2010年2月20日 (土)

ガッキーだったら……。

忙しい。
入試もほぼ終了して一息つこうと思っていたのに、それは許されないらしい。

入試の結果が出たので、それをまとめたアンケートを出版社やら塾やらに大量に送らなければならず、一日中ひーひー言っている。
さらに校舎移転に伴う作業が本格化し、それも急がなくてならない。
ということで、また愚痴である。
ぐちぐち図書室である。

という荒んだ心持ちでいたところ、ちょいと中学1年の学年通信を読んだらなかなか面白かったので、ちょっと和んだ。
書写の時間の作品で、『今の私』を川柳によむという内容。
中学生になって早一年、皆さんいろいろ感じるところがあるみたいだ。
ちょっと紹介してみますか。

まず一句。
「預けると 二度と戻らぬ ママ銀行」
お気持ちお察しします。
我が家も同じようなものであります。

次に。
「自分では できたと思うが 母不満」
「テストをね ママに渡して すぐ逃げる」

どちらでもママさんは恐ろしいようで……。
我が家も同じようなものであります。

そして
「お弁当 ひらいてみたら 箸がない」
まぁ、そういうこともありますな。
以前私も、開いてみたらおかずがすべてないことがあった、母親はとても急いでいてごはんだけ盛って蓋をしめてしまったらしい。
箸がなくてもどうにか食べることはできる、しかしおかずがなくてはおかずが食べられないのだ(当たり前だけど)。

お次は。
「お昼ごはん その一口が デブの素」
「四時間目 もう胃袋は 異次元だ」

本当に皆さん、食欲は旺盛ですねぇ。
異次元というのは何なのか、ブラックホールか、何でも吸い込んじゃうのか?

さらに。
「先生が 嵐だったら いいのにな」
私も一句。
「生徒が皆 ガッキーだったら いいのにな」

いかん、笑えそうなものばかりになってしまった。
最後にはちょっと真面目に。
「この年は 感謝のつまった 一年に」
「夢をもつ かべにあたるが あきらめず」
「共立で 見つけられたよ たからもの」

――100点でございます!(首相夫人口調で)

2010年2月13日 (土)

明日は怖い

昨日高校の一般入試が無事終了。
これで一応、中高の通常の入試はすべて終わったことに。
なんか、ほぉーっとため息ついてしまいますわ。
これでやっと一段落、落ち着いた日々が戻って……くるだろうか?

なんだかんだ言っても、学校というのはいろいろ行事もあるしテストもあるし、生徒たちは想像つかないような行動に出たりもするし、笑うし叫ぶし泣くし、毎日が非日常みたいなところも。
結局のところ、落ち着かないでしょうね。

ところで今年はバレンタインデーが日曜日ということで、前日である土曜日の今日は学校のあちこちでチョコが飛び交っていた。
何といっても女子校なので、手づくりの、いわゆる「友チョコ」というヤツが主流。
まぁこういう時は皆さん、よく頑張りますな。
聞いた話ではお母様の方が張り切ったりするというお宅もあるようですが……。

さて、そういうことで、教師もそのおこぼれを頂戴する。
どうもごちそうさまです。
まぁありがたいことなのだろうけど、「先生余ったからあげるねー」などと、おこぼれであることをあからさまに言わんでもよろしいかと……。
さらには「先生、チョコ失敗しちゃったみたいだからいっぱいあげるねー」とか。
本当に失敗したわけではないだろう、などと思って食べてみたら、おっしゃる通りの残念な状態であったり……。
君たち、いい根性してるね。
認めてあげよう、根性だけは。

そういえば最近は「逆チョコ」というのもアリのようだ。
「今年は男性が女性にプレゼントするのが流行りみたいねー」などと、そういうことを意味ありげにこぼす女性が、我が家には確かにいる。
彼女と顔を合わせなくてはならない明日が私は怖い……。
プレゼントというのはチョコで済むのか?
やはり怖い……。

以上。

2010年2月 4日 (木)

中学入試終了しました

中学入試は無事終了です。
とりあえず、よかったよかった。
2月1日から2日にかけてかなりの雪模様(東京としては、ですが)、予定通り実施できるのか心配だったのですが、特に問題もなく。

それでも八王子郊外の立地で雪対策も大変じゃないかということなのか、テレビ局が取材に。
ウチの校長のインタビューをニュースでご覧になった方もいるのでは?
ビシッと映っていましたか?
などとつまらないこと言っていると怒られそうなので止めておきましょう。

さて雪だけど、もちろん大丈夫!
ある程度は慣れているし。
前の日から除雪車も準備万端。
ただ交通機関が乱れてしまうと、こちらとしてはお手上げですからねぇ。
そちらの方はそれほど混乱しなかったようなので良かったですね。
思い起こせば数年前にはもっとひどい積雪の入試もあったなー。
除雪車フル稼働、教職員総出で雪かき。
まぁ、長年やっていると、いろいろありますわ。

さてサイトの管理人としては、合格発表をやらねばならんので気が抜けませぬ。
今日も学校はお休みだったけれど、午前10時に総合選抜入試の合格者発表をアップしなくてはならないので出校。
作業自体はそれほど大変なことはないのだけれど、ネット上の発表は毎年のことながら緊張です。
向こう側でパソコンのモニタを見ている受験生の姿が目に浮かんでしまうし……。
とりあえず発表が全部済んで一安心ですわ。

今は十分余裕を持って時間設定してあるので問題ないのだけれど、以前は発表時間をもっと早く設定していて大変だったこともある。
採点して判定して……と、合格者を確定するのはけっこう時間がかかる。
最高に重要なことなので慎重に慎重を重ねるのは当然。
時間がかかるのも当然。
かつては修羅場だった時も。

「発表時間までもう10分しかありませんよー、まだ確定出ないんですかー!」
「出た出た! 急いで打ち込んでくれぃ!」
「カタカタカタカタカタカタ……、ひー、間に合わないー」
「もう時間だ、早くアップ!」
「えーい、もう行っちゃえー、カチッ」
「よし、アップ確認できたぞ。ん? 何か合格者多くないか?」
「あー、合格者じゃなくて受験者の受験番号打ち込んじまったぁ!」
「げー!」
「ひー!」

というのは、私がよく見る悪夢である。
あくまでもフィクションなので、そのおつもりで。
実際は責任ある方々のチェックが何度も入るのでそんなことはない(はず)。
ないのだが、小心者は悪夢を見るのである。

さてさて、新一年生の皆さん、4月に図書室で待ってます。
よろしく!