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2010年4月30日 (金)

へにょへにょ本 その2

たしか昨年の夏に、へにょへにょ本の話をした。
要するに水をたっぷり吸って紙がへにょへにょになった本のこと。
ともすれば、厚みが倍にもなってしまうこともある。
これがけっこうよく見られるのだ。
某生徒が風呂に落とすという驚愕の事実も発覚した。
そしてまた季節はめぐり、再びへにょへにょ本はやってくるのであった。

一昨日は校外学習、しかし東京近郊はどこも激しい雨。
中止とする学年もあったが、山に登るわけでもないのなら決行でしょう。
ということで猛烈な雨の中、中3は鎌倉へ。
そしてその強行軍において嗚呼、憐れなその本は鞄の中に居ながらにして雨をたらふく吸い込みへにょになってしまったのであった。

返却の際、ちゃんと報告してきたことは誉めてあげよう。
文庫本を持ち車内読書に勤しもうとした前向きの姿勢も評価に値しよう。
しかし。
水に濡れたのは一昨日だというのに、なんで今日になってもこんなびしょびしょなんだ?
普通、とりあえずは乾かしてみるもんじゃないのか?

まだ乾いてない状態ですでにこの通りなわけで(下写真)、乾いたらどうなることやら。

20100430

図書事務室で自然乾燥させてたら、後から来た生徒が笑って「アイロンかけてみたらいいんじゃない」とか言う。
ふざけんなー、と一応毒づいてみたものの、実はちょっとやってみようかと思ったりする。
被服室に行けばアイロン、あるんじゃないかな?
図書委員にこっそり持ってこさせようか?
(別にこっそりする必要もないのだけれど……)
まぁでも、たぶん無駄だろうけれどね。

結局、これ以外も今日の返却本にはへにょったものがいくつか見つかったぞ。
一昨日の雨のせいとは限らないだろうけれど、みなさんご注意くだされ。

2010年4月28日 (水)

入室を禁ずる!!

4月もそろそろ終わるというのに、相変わらずドタバタの司書教諭。
仕事が終わらん……。
厳すい……。

そんな疲弊に満ちた司書教諭を前にして、相変わらず中学生は元気だ。
元気すぎる。
こっちがカウンターでお客対応している間に、いつの間にかぞろぞろ増殖してしゃべりまくる。
図書事務室の中にいったい何人いるんだ?
まぁ中学生だし、エネルギーが有り余っているのはわかる。
毎度のことだ。
しかしここは、まぁ多少ざわざわしていようが、司書教諭がたらたら仕事していようが、一応図書室である。
エネルギーを発散させる場所として機能してはおらんのだ。

カウンターのお客さんに笑顔で対処し、「ごめんねー、ちょっと待ってねー」
後ろを向き騒がしい生徒に、「うるさい!」
再びお客さんを相手ににっこり笑って、「お待たせー、はい二冊ねー、あ、ちょっと待って」
再び後ろを向き、「うるさいって言ってるだろーがぁ!」
またまたお客さんに向かい、「はい、次の人ー、ちょ、ちょっとごめん」
またまた後ろの騒々しい奴らに向かい、「うるさぁい、出てけー! 出てかないと×△○□※▼××……!!!!」

いかんな。
前にも言ったけれど、ポリシーとしては「来るもの拒まず去るもの追わず」なのだが、限界である。
正しいお客さんに迷惑がかかるぞ。
来るものは拒もう、ということに方針転換じゃ。

ということで、バーン。
図書事務室は図書委員以外の入室を禁じます!
貼り紙も出しちゃったぞ。
写真も撮ったど!
これで少しは静かになるであろう。

20100428

と思ったけれど、今日もまた、何か事務室内がうるさいぞ。
「うるさい! 図書委員以外入室禁止って書いてあっただろう!」
「わたし図書委員でーす」
「あれ?」

あららら。
確かに図書委員にも騒がしいのがいてもおかしくはなかったな。
まだ4月、図書委員のメンバーも変わったばかりで、誰が委員なのかほとんど把握してなかった!
とは言え、まぁしばらく様子見かな。

皆さんも、静かになった(少しだけ)図書室へどうぞおいでくださぁい。

2010年4月21日 (水)

おめでとうございます!

4月20日、本屋大賞の発表がありました。
個人的にすごく嬉しいんです。
あまりにも嬉しいので、つい先ほどまで持ち帰り仕事していて日付が変わってしまったというのに眼がランランとしちゃっているぞ。
発表のあった昨日のうちに書きたかったのだが、まぁ仕方ない。
とにかく、冲方丁さん、おめでとうございます!

本屋大賞は『天地明察』に決定。
3月4日のブログで紹介した通り、これはとにかくおもしろくて個人的に大絶賛していたわけで、そういう作品が賞をとったりするとホント、嬉しいんですね。

某先生にもお勧めしたところ、春休みに借りていって読んで、すごく面白かったので結局自分でも買うことにしたということで。
これはやはり、はまる人ははまってしまうな。

よし、写真も出しちゃうぞ(3月4日と同じヤツだけど)。

20100304

ところで、売れっ子の村上春樹や東野圭吾は、あまり票が伸びなかったようだ。
やはり本屋大賞は店員さんが売りたいと思う本を投票するということなので、何もしなくても売れちゃう本には票が集まらなかったということでしょうか。

まぁいずれにせよ、何度も言うけれど大賞に選ばれなったとしても、ノミネート作品はみんなおもしろいので、読んでくれー。
図書室にすべてあるぞ。

今日はとりあえず喜びの報告まで。

2010年4月17日 (土)

楽しいねー、嬉しいねー。

授業が始まって一週間、まだまだ学校は何かと慌ただしく落ち着かないムードが漂っております。
しかし緊張していた1年生の表情にも、ちょっと余裕が生まれてきたかも。
青葉展も終了し、クラブ入部の意志もそろそろ固まってきたかな、といったところ。
図書室での中1のオリエンテーションも済み、にぎやかなお客も増えてきた。
本当に中1はかわいいですね。
素直でまっすぐ。
それがあんなふうになっていってしまうとは……。
(誰のことを想像してしまったかは敢えて言及せず・笑)
まぁ、そこを越えないと立派な(?)大人にはなれないのかもしれませんが。
ひと山越えて成長し、高3になる頃にはまた落ち着くんですね(たぶん)。

さて、落ち着きつつある学校の状況とは異なり、個人的にはパニック状態が継続。
げっそりですわ。
今日は学校案内パンフレットの撮影でカメラマンが来校。
広報担当として一緒に撮影に回ったわけだけれど、まぁこれもけっこう大変だ。
カメラマンはかなり有名な某スポーツ雑誌(図書室にもあります)などの写真も撮っている人で、モデル相手にする話も手慣れたもの。
生徒はもちろん本職のモデルではないわけで、表情は硬い。
その表情をくずそうといろいろ話しかけるわけだけど、それがまぁ、何というか、おかしいのである。

「○○ちゃーん、はい、楽しーね、嬉しーね、ははは、いいねー、うふっ……」

そりゃぁ、いいガタイをしたおじさんが「うふっ」とか言ってれば、女子中高生は笑っちゃうわな。
(あるいは気持ち悪がるか、だな)
まぁいい、それはいい。
しかしそれを言う相手が校長の場合は、ちょっとどうなんですかねぇ。
「はい、校長先生、楽しー、嬉しー、いいねぇー」って。
さすがに「うふっ」はなかったように思うが、ちと困ってしまうかな。
(校長、失礼しました!)
まぁでも、いい写真が撮れたようで何よりでした。

そういえば、まったく話は変わるけれど、早くも第一回の図書委員会も開かれました。
委員長などの役員も、話し合いであっという間に決まり、ほっと一息。
で、役員会の話し合いで、今年は広報活動としてPOPを作っていこうということに決定。
POPとは、書店の本棚でよく見られる販促用のカードのこと。
もちろん図書室では売るわけじゃないけれど、気に入った本を推薦するということで。
おもしろいカードを期待します。
皆様もご期待くだされ!

2010年4月11日 (日)

チェックしないでね

「先生、新学期もとっくに始まっているのに更新ないじゃないですか!」
「もしや面倒臭くなって、このままひっそりと消えていこうとか思ってないですよね!」

……いかん。
今年度もまた生徒からのチェックから始まってしまった。
それにしても失礼だ。
このままひっそりと消えていこうなんて、そ、そんなこと考えているわけないでしょ!?
(激しく動揺……)

というわけでまた新たな一年が始まりました。
学校関係者としてはやはり4月が「新年」という感じですね。
でもね、言い訳をするわけじゃないけど、ホント、忙しいんですって。
(結局言い訳なんですけど)
特に新年度が始まったということで、広報関係の仕事は日に日に増える、というよりも時間時間で増えていくという感じ。
業者さんからの様々な依頼がメールで来るわ、電話でくるわ、郵便で来るわ、きりがない。
学校案内のパンフレット作成も、急げ急げと上の方から悪魔の声が鳴り響いてくる……。
もちろん、図書の仕事も新年度の準備でドタバタだ。

昨日は生徒会オリエンテーション(いわゆる新入生歓迎会)があったのでゆっくり見たかったのに、それくらいの余裕もない。
とりあえず「ひびコレ」の写真だけ撮ってさっと戻ってきてしまったが、けっこうおもしろかったらしい。
なんか新入生の担任団の若かりし頃(学生時代とか)の写真をスライドで見せたりして、いろいろとつっこんだインタビューがあったとの話。
先生たちがいじられている様子を見たかったが残念!

といった状況でバタバタしておりますので更新もままなりませんが、今年度もよろしくお願い申し上げます。
どうかあんまりチェックせんといてくださいな……。
まずはご挨拶まで。