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2010年10月26日 (火)

女王をお知らせします

テスト明けの今週、月曜日、火曜日と貸し出し対応が忙しかった。
読書禁欲生活を終えた生徒たちが大挙して借りに来るので、いつものことではあるがテスト明けはバタバタである。
まぁもっとも、禁欲せずにテスト直前でも何冊も借りていく怖いもの知らずもいるが……。
さすがに昼休み中ずっと切れ間なく貸し出し対応している状態だと、どっと疲れるわ。

しかもその状態の時に常識のない常連どもが話しかけてくる。
「せんせい、これって漢字でどう書くんでしたっけ?」
(……キミは何でここで作文書いてんだ?)
「せんせい、これいらないですよね、くださーい!」
(……キミは何でそれをもらえると思っているんだ?)
などなど。
返答せず、すべて、無視!
何でこやつらは人が必死になっている時に平然と話しかけてくるんだ?
腹立つわー、ストレスたまるわー。

などというような状態で仕事していたから、やばい、やっちまったぁー!!
やつらのせいだー!
(すぐ人のせいにするな、と息子にはいつも言っているんだけど……)
広報の仕事で原稿を業者に送る際に、「共立女子第二の情報を広くお知らせしています」と打ち込んでメールで送ったのだけれど、後で気づいたぞ、打ち間違いじゃ。
読み返してみたらこう書いてある、「共立女子第二の女王を広くお知らせしています」!
瞬間、何だか分からんかったけど、こりゃ「情報」と打つつもりで「h」を打ち損ねて「女王」に変換されてしまったのだな。
いかーん。
慌てていると確認がおろそかになるという好例である。

それにしても「共立女子第二の女王」とは誰だろう?
……などとのんびり妄想している場合ではないな。
どうしよどうしよ。

まぁ案ずるより横山やすし、もとい、案ずるより産むが易し、業者の方も気づかなかったのか、気づいても無視してくれたのか(たぶんそうだろうなー)、何食わぬ雰囲気で返事をくれた。
よかった。
すべてなかったことにしよう。
そうしよう。

ちなみに「共立女子第二の女王」で、ふと某教員を頭に描いてしまったが、そのことは言えんな、とてもではないけど。

2010年10月19日 (火)

綺麗にたたみなさい

テスト直前である。
生徒はみな勉強にいそしんでいるようだな、一部を除いては、だが。

テスト前だというのに図書事務室で「ダーリンは外国人シリーズ」を読み漁っているキミ、キミはすでにテストを諦めているのか?
まさか外国人のダーリンを早いこと見つけて食わせてもらおうなどと考えているわけではあるまいな?
君の英語力では非常に困難と思われるが。

あるいは。
「せんせー、私今度のテスト悪かったら親にクラブやめさせられちゃうのよー!」と言いながら、本を3冊も借りていくキミ。
それは何か違うのではないだろーか?
忙しい時ほど本を読みたくなるという現象は人口に膾炙するところではあるが、その欲求に素直に従っていてはキミに明日はないぞ。

まぁ一度、痛い目に合うのもいい薬であろう。
などと突き放したことを言うと、また生徒から非難を浴びるのであらかじめ断わっておくが、これは愛のムチというやつである。
決して意地悪で言っているわけではにゃい。

ところで全く話は変わるのだけれど、最近図書室に置いてある新聞が、見るたびに「くしゃくしゃ」になっているようである。
次に読む人の迷惑を考えなさい!
と図書室の中心で叫びたいところであるが……。
それにしても、こんなこと言うとまた叱られそうだけれど、概して女性というのは新聞をたたむのが下手でないかい?

良い例が我が家にも見られるが、我が家の某女性(1名しかいないが)はちゃんと折りたたむことができない。
均一の厚みにならないので、積んでおくと必ず崩れてしまう。
かつてはそれを注意していた時期もあったが(かつてはそんな勇気もあったのだが)、今となってはもうお手上げです。

そう言えば誰かの小説にそんなことが書かれていたな、と思い日々衰えていく記憶を絞り出して探してみると、あった、あった。
以下、宮部みゆきの「ステップファザー・ステップ」から引用。

「どういうわけか、女性はくわえタバコと車両内での新聞の立ち読みが下手クソである。立ち読みというか、新聞をたたむことが下手なのだ。ガサゴソと音をたてて大判の紙面をひねくりまわし、結局くしゃくしゃにしてしまう。」
(中略)
「どうしてそういうふうに巧くできないのかしら」
俺にもわからない。いくらフェミニズム団体が怒ろうと、こればかりは永遠の謎である。

うん、宮部みゆきが言っているくらいだから、やはりこれは真実であろう。
いやいや、真実だから良いということではない、それが目的ではない。
身に覚えのある方々、それは個人の新聞ではないのだ、次に読む人のことを考えて綺麗にたたんでくだされ!

2010年10月12日 (火)

修学旅行終了、そして。

中2の東北、中3の関西、高2の九州と続いた修学旅行シーズンも先週末で終了。
今日からやっと全員揃ったな、と思ったらもうすぐ定期考査。
なんか慌ただしい……。

ついでに今日は受験雑誌の取材があって、一日中までバタバタしていたし。
ついでに新図書館移転への動きが急になってきて、ずっとバタバタしているし。
落ち着かないなぁ。

まぁでも、旅行から帰ってきた生徒たちは皆口々に楽しかった楽しかったと言って嬉しがっているようで、何より。
口々につまらなかったなどと言われたら、こっちまでテンション下がりますので。
よかったよかった。

それとみなさん、お土産をありがとうございました!
ちゃんと書いておかないと、またチェックされて文句をビシバシ言われてしまうからな。
断わっておくけれど、決してお土産を強要などしていない(と思う)。
お土産を貰ったからといって態度が変わるということはない(んじゃないかな)。
ただ私は社会における付き合いとは何たるものかということをしっかり教育するべくべくあーたらこたら……。
( ↑ 言えば言うだけ言い訳になるという好例)
まぁ、何というか、とにかくごちそうさまでした。

それにしても、帰ってきた早々、みなさん元気だわい。
基本的には元気なのはいい、もっとも図書室ではあまり元気にはならないでいただきたいものだが。
今日撮影に来たカメラマンも、授業の撮影をした後でこんなことを言っていた。

カメラマン「なんかいいですねぇ、みんな元気で……」
司書教諭「ははは……(返答に苦慮)」
カメラマン「あ、いやいや、いい意味ですよ、授業楽しそうで」
司書教諭「いやぁ、まぁ、そうですねぇ」

授業の撮影の後で「みんな元気で」と言われるのはちょっと複雑である。
カメラマン氏もしっかりフォローしてくれてはいたが。
もっとも今日はほとんど実技系の授業の撮影だったので、楽しそうにやっているというのは、良い感想と受け取らせてもらおう。
それでいいのかどうか分からないけれど、そういうことにしておこう。

明日からはテスト一週間前。
生徒諸君、図書室では静かにするように!
特に今日、中学の図書委員にまで「そこ、うるさい!」などと言われていた諸君、くれぐれも口を閉じておくように!!」

2010年10月 4日 (月)

新図書館のはなし

現在修学旅行シーズン真っ盛り。
今日は中3が旅行中、高2は明日からなので午前中だけで帰宅、中2は代休。
ということで、いつものにぎやかな連中がほとんど不在。
いやぁ、放課後とか静かだったなぁ。
仕事がはかどるわい。

さて、ちょっとした打ち合わせがあって工事中の新しい図書館に行ってまいりました。
実は工事が始まってから建物の中に入るのは初めてで、ずい分久しぶりだったのだけれど、やっぱり、広い……。
不要な壁が壊され、置いてあった書架やブースなどが撤去されたので、その広さが今まで以上に強調されておる。
はっきり言って、ため息である。

広くなることはイイことだ。
今までより使いやすくなるのは間違いない。
しかしここを管理していくというのは、想像するだけでおぞましくなってくるぞ。
できるんかい、ほんとに……。

ちょっと写真を撮ってきたので、ご披露しましょう。
まずは入り口を入ってすぐの場所から奥の方まで見通せる角度で撮影。

20101004

解体を終えたばかり、床も壁も天井も何もしてないのでまだ汚い状態だけれど、奥の方まで見ると、かなり広そうだということが分かってもらえるのでは。

20101004b

今度は逆に奥の方から撮ってみる。
電気がついていなかったので暗いけれど、広さは何となくわかるでしょうか。
あたりまえだけれど、奥から見てもやはり広い……。

ちなみにこの写真に写っている部分がすべてではございません。
カウンターも見えてないし、雑誌が読めるブラウジングスペースも入っていない。
全部合わせたら東京ドーム一個分くらいはあるだろうな(もちろんウソ)。

まぁ東京ドームとまではいかないけれど、何度見てみてもこりゃ大変だわ。
とりあえず最初の大変は引っ越しだけど、その前に行う本の整理をちゃんとやっておかんと厳しいことになるぞ。
いかに図書委員をこき使うか、もとい、図書委員のお嬢様方にお手伝いいただけるかがポイントでありましょうか。

しかし先がまったく見えないな……。
テンション↓↓。

まぁそれでも、新図書館完成に向けて生徒諸君は乞う、ご期待!!
受験生諸君も、乞う、ご期待!!!
(……裏切っても許してね)