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2010年11月25日 (木)

一番うるさいのは?

昨日職員会議の前に、引っ越し業者さまによる引っ越し作業の説明会が実施された。
具体的なスケジュールも出てきて、梱包方法から資材の説明まで、あぁやっぱり引っ越しするんだ、と納得するような説明会であった(当たり前だけど)。

個人的には今まで何度も引っ越しを経験してきたけれど、こんな大掛かりなのはもちろん初めて。
大変なのは嫌というほど分かっていても、なんかちょっとわくわくしてきたりして。
けっこう楽しみになってきたりして。
でも腰は限界だったりして。

ということで、相変わらず準備に追われてはいるがちょっと元気になってきたような今日この頃。
もっとも、1分1秒が惜しいもので、最近は昼の貸し出し窓口は生徒にやらせている、否、やっていただいている。
が、どうもイマイチだなぁ。

まず態度がよろしくない。
お客が来たら笑顔で挨拶くらいしろー、声を出せー、と矢継ぎ早に注文を出す。

「いいか、お客が来たらまず『いらっしゃいませー、ようこそ図書室へ!』と明るく愛想を振りまくのだ」
「そんなこと、先生だってやってないじゃないですかー!」
「バカモノ、私がそんなことをしたら気持ち悪いだけじゃ。生徒だからこそしなくてはいけないこともあるのだ」
「ずるい!」

そうです、ずるいんです。(開き直り)
だいたい彼女たちはお客対応の時は緊張してなかなか声も出ないくせに、お客がいなくなると緊張感から解放され、やたらとうるさくなる。
合唱コンクールの前なんか、図書事務室で歌っている者もいたな。

昨日は奥で自習していた生徒がこう言ってきた。
「先生、ちょっとうるさいんですけど……(ひそひそ)」
「どこの生徒がうるさいの?」
「そこの生徒(ひそひそ)」
「そこ?」
「図書委員が一番うるさいですぅ(ひそひそ)」
「……申し訳ございませーん!!」

そう言えばその日は、またぞろぞろと生徒が入ってきていたな。
まったくー、許せんな。
と言っても図書委員まで入室禁止にするわけにもいかんし。
今度はしっかり仕事だけできる生徒のみ入室許可証でも発行しようかしらん。
(それも面倒だけど)。
とにかく静かにせい!

2010年11月19日 (金)

恐るべし引っ越し業者さま

特にそういう予定はなかったのだけれど、突然引っ越し業者さまが図書事務室を訪れた。
「先生、図書事務室内も書架の本はこっちでやるから大丈夫だよー」
「は?」

何のことか、突然だったので最初ピンとこなかったけれど、こう言われて理解した、というか驚愕した。
「ブログ読みましたよー」(にかにか)

ひぇー。
何と引っ越し業者さま、学校のホームページまで(と言うか、ブログまで)チェックしているのであったぁ。
この前、事務室内にもたくさん本があるのに、それを梱包しなきゃいけないというグチを確かに書きなぐったばかりだ。
仕事先をよく理解するという作業は仕事熱心な業者さまならやるのかもしれないけれど、まさかそんな情報まで押さえているとは……。
すごいぞ引っ越し業者さま!
恐るべし、引っ越し業者さま!

ということで、焦って先日のブログを読み返して確認してみたが、とりあえず悪いことは書いてない……ようだ(たぶん)。
よかったよかった。
けれども、うかつに変なことは書けないなぁ。
まぁ、そんなわけで、突然「さま」付けにしたり、持ち上げたりしてみました。
ははは……。

まぁでも気さくな人でよかった。
新校舎移転でとにかく一番不安だったのが引っ越しなわけで、これはもう業者さまに頑張っていただくしかないからなぁ。
とりあえずちゃんと準備はしておこうと思ってはいるのだけれど、だいたいこういうのって、本番になってみるといろいろ抜けている部分が発覚したりするものだから。
というのは、私の性格のせいかもしれないけれど……。
いやいや、業者さまは図書館の引っ越しも経験豊富のようだから、安心してお任せしよう!

ではでは、最後までよろしくお願いしますです。
(業者さまへ)

2010年11月15日 (月)

おまかせだけどおまかせでない

先日図書室の引っ越しは基本的におまかせパックだと書いたら、
案の定一部の生徒が早速ちょっかいを出してきた。
「せんせー、おまかせなんでしょー、お茶飲んであーだこーだって指示してればいいんでしょー、楽ですねぇー」
こいつぅ……やっぱりそう来たか。
間違えてはいかん、おまかせでもおまかせじゃないんだって言っとるだろーが!

現図書室と新図書館とでは書架の数や種類、場所が異なるので、現在2か所に分かれている本を混ぜて3か所に分けなきゃならんのだ。
つまり足して3で割るという作業をしないと、指示することすらできないのじゃ。
つまり図書室のすべての本を、最低一度は移動させなくてはいかんのじゃ。
おまかせだけど、おまかせではないのじゃぁぁぁぁ!
ひー!

「えー、でもそんなことちゃんと書かなきゃわからないですよー」
「何を言うか、それくらいのことは書かなくとも行間を読めば分かるであろう!」
「そんなこと分かるわけないじゃないですか!」
「たわけぇ、これくらいの行間が読めないようでは受験戦争を乗り切れないぞ!」
「そんな国語力が私にあったら苦労しませんよ!」
「うーん、確かにそうだな……」
「ひどい! 何でそこで納得するんですか、馬鹿にしてるでしょ!」
「いやいや、すまんすまん……」

って、何で私が謝る展開になっているのだ。
あー言えばこ―言う。
とかく女子高生というのは扱いにくい。

とにかく今後「おまかせパックで楽でしょー」などと私の前で言ったら、即刻入室禁止にするのでそのつもりで!!

2010年11月11日 (木)

やっぱりね。

こんにちは、グチグチ図書室です。
ははは(諦めの笑い)。

今週は引っ越し業者の担当者の方々が来て、ヒヤリングが行われております。
すでに図書室では一部図書の箱詰めも始めているのだけれど、引っ越しの詳しい説明があり、これから本格的に引っ越し準備に突入。
今まで漠然としていた具体的な動きが明らかになったどー。

基本的に図書室に関しては、いわゆる「おまかせパック」。
なので、本来は指示だけすればすべて業者さんの方でやってくれる。
今こちらで箱詰めしているのは、新しい図書館の書架に合うように本を整理する必要があり、書架をある程度開けないと整理もできないので、本を間引いているわけ。
それ以外は業者さん、よろしく~。
それじゃぁ何もすることないじゃん、と言われそうだけれど、その「指示」が大変なんですよー。
勘弁してくれぃ~。

「ここから順番に入れてってくださーい、なんていうようなテキトーな指示ではダメですよ」(by業者さん)。
そうなんですかぁー。
そういうことは予想はしていたのだけれど、そうは言いつつテキトーにやってくれないかなぁ、などと諦め悪く期待していたんですけどぉー。
しかし、ダメですわ。
移転先の書架の棚一つ一つに番号を振って、現図書室の書架のこの棚の本が、新図書館の何番書架の上から何番目の棚に移動します、という細かい指示が必要ですと。
ぜーんぶの棚に。
やっぱりね。
そんなことだと思ったよ(泣)。

棚っていったって、10や20じゃ済まないですし(当たり前だけど)……。
軽く1000を超える棚があるんだから。
一つ一つの棚に、どこに移動するかを書いたカードを置いていかなきゃいけないんだって。
はははー。
ということで、ここで冒頭の諦めの笑いが出てくるわけである(涙)。

ついでに、図書室は「おまかせパック」なのだけれど、図書事務室は自分で梱包までするんだってー。
ははは。
図書事務室の中もけっこう本あるんですけどー。
周りを見回すと涙がこぼれますな。

まぁ涙こぼしていても仕方ないので、新事務室内の実寸を測りにちょっと9号館(新図書館)に行ってきた。
あらまぁ、壁が綺麗だこと。
すでに一部クロスが貼られていて、いい感じ。
とは言っても、床も全くできていないし、まだまだですけどね。

20101111b_2

奥の部屋ものぞいてみましたぞ。
まぁこちらはどうなるやら、全くわからんですな。

20101111a_2  

でもこれからどうなるのか、楽しみでもありますな。
こうやって少し刺激をもらわないと、とてもではないがやっていけないので、毎日見に来てやろうか。
工事関係者に邪魔にされるだろうけどね。
申し訳ございませんが、皆様もうちょいグチグチにお付き合いくださいませ……。

2010年11月 6日 (土)

引っ越し準備始まる

すっかりご無沙汰しているのでまたチェックが入るのではないかと恐れていたが、案の定「何やってんですかぁ~!」というお叱りをいただきました。
何でこんな事で怒られなければいけないのだ、という大きな疑問を抱えつつ、いやぁすまんすまん、などと素直に生徒に謝ってしまう自分が哀しい……。

いやぁ、申し訳ないけど本当に余裕がないのだ。
本格的に引っ越しの準備が始まって、一日の半分は肉体労働の毎日。
老体は音をたてて軋み、腰にはおそらくすでにひびが入っているであろう(見たことはないが)。

ところで、ウチの息子はここ一週間ほど学校がお休み。
これはいい機会だということで、我が細君は息子を連れて名古屋へと旅行中(一人旦那を残して)。
「仕事お休みにして一緒に行こうよ」などと息子は可愛いことを言ってくれたが、とてもではないがそんな余裕はないのだよ(泣)。
ということで、父は一人腰を気遣いながら日々本の山と格闘するのであった。
世の中とはかくも厳しい荒波ぞ(淋)。

まぁいい、今は仕事に生きるのだ(半ばヤケクソ)。
仕事こそが人生だ(完全にヤケクソ)!
図書委員にも本の整理に付き合ってもらうぞ、ということで生徒に肉体労働を強いる今日この頃。
それにしても肉体労働を指示すると、けっこう喜んでやってくれる生徒もいるのだな。
やったぁ、とか言って楽しそうに本を移動させている。
えらいぞ、君は。

もっともそれとは対極の表情を見せる生徒も、いる。
えぇー、と叫び露骨に嫌そうな顔をし、しぶしぶ仕事に取り掛かる。
「せんせー、私もっと頭を使うような仕事がしたいんですけどぉー」とか言ったりして。
「それでは本を頭の上に乗せて運びたまえ」などと返したりして。

ところで、今日は新しい図書館に入る書架などのメーカーの担当さんが来て打ち合わせも行った。
その人が図書事務室にあった椅子を見て「おー」と驚いているから何かと思ったら、そのメーカーの40年前の椅子であるそうな。
昔の製品がメーカー自身に存在しないことも多いようで、もしかしたらこの椅子をいただきにあがるかもしれません、などと言われたりして。
新品と交換してくれるなら、どうぞ持っていって下さいというところだけれど、40年前(つまり学校創立時)に購入した椅子を未だに大事に使っているというのは、けっこうすごいな、と感心してしまったりする。
感心するとともに、今まで何にも感じなかったただの椅子に、何となくジーンとくるものがある。
引っ越しというのは、お別れも伴うのだな、ちょっと淋しい。

まぁとにかく、引っ越しが終わるまではいろいろバタバタするけれど皆さん協力をお願いしますです。