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2012年2月29日 (水)

大雪の日の犬と猫

大雪でした。

そりゃね、この時期にはけっこう雪が降るということは知ってますよ。
それでもこんなにどっさり降るのは珍しいでしょ。
しかも、日中もずっと降っていたので、中庭の雪の積もり方など半端じゃない。
昼過ぎになっても激しく降り続く。
まぁ、それでも昼休みになればまたどっと生徒が遊びに出てくるんだろうな、と思っていたら、案の定次から次へと飛び出してくる。
元気だなぁーと感心して写真を撮って「ひびコレ」に出しておきました。

https://kyoritsu2.lekumo.biz/hibi/2012/02/#entry-44557251

この写真って、実は図書事務室から撮ったもの。
カウンター代わってくれる人が誰もいなかったので、外に撮りに行けなんだ。

後で再び外を見てみれば、いつの間にか中庭が生徒でいっぱいになっている!
ほとんど砂糖にたかる黒蟻のようである。
(アリに例えるな! by生徒)
おそらく後で怒られるだろうから、今のうちに自主的に怒られておきました。
それにしても元気だ。
うらやましい。

もっともこういう元気な生徒ばかりではなく、あいかわらず図書事務室でぬくぬくする者もいる。
ぬくぬくのたらたらである。
いやぁ、犬は喜び庭駆け回り、猫は炬燵で丸くなるってヤツだね。
(犬とか猫に例えるな! by生徒)

「ぬくぬくばかりしてないで、たまには君も外で雪遊びでもしたらどーなんだい?」
「いやぁ、さむいしー、びしょびしょになっちゃうしー」

いかんな。
そんな後先とか考えずに楽しむのが若さというものではないのか!
靴下が濡れるくらいいいではないか!
小さなリスクであれば迷わずにやれ!
(責任は持ちませんが!)

さて、学校から帰って家の周りの雪かきをし、腰を軽くギックリしてしまったのは私です。
大きなリスクがあった‥‥‥。
若くはないぞ、司書教諭。

2012年2月25日 (土)

透明マスクのススメ

一連の入試もほぼすべて片付き、チョコレート業界の仕掛けたイベント(罠?)への便乗も終了し、生徒の関心は今年度最後の定期考査といったところか‥‥‥。
ということで、ここのところ学校は落ち着いた日々が過ぎています。
冷たい雨が降ったりもするけれど、空気はちょっとだけ春の匂いがしたりして。
先日の理科のブログに書かれていたように、梅の花はやっと咲き始め、あとは桜が待ち遠しい今日この頃。
https://kyoritsu2.lekumo.biz/rika/

そうは言うものの、来年度の入試に向けて広報の仕事はすでに始まっており、昨日も学校案内パンフレットの取材や撮影があってドタバタしておりました。
授業風景など撮影して回ったのだけれど、想定外の事態(というほど大層なことではないけれど)が‥‥‥。

その1
珍しく暖かい日だったせいか(?)多くの生徒が上着を脱いで授業を受けている。
できればきっちり制服姿の方が良かったかもしれないけれど、これは仕方ないか‥‥‥。

その2
ウチの学校はそれほどインフルエンザが流行っているわけでもないのだけれど、とりあえず風邪予防のためか、またはそろそろ突入したらしい花粉シーズンを念頭にした花粉予防のためなのか、とにかくマスク着用の生徒が多い!
さすがにパンフレット開けたら授業を受けている生徒が皆マスクしていたら、おかしいですよね。
怪しすぎる‥‥‥。
「いったい何なんだ、この学校は?」
ということになるだろうなぁ。

以前ブログにも書いたのだけれど、私は、マスク女子に対してはトラウマがある。
https://kyoritsu2.lekumo.biz/library/2011/03/
そのため、マスク女子のマスクの下には、ティッシュが詰め込まれた鼻がある、きっとある、という思い込みがある。
そう、しかも左右両方に。
ただでさえマスク女子に対しては大いなる疑惑を抱いているわけであり、そんな授業写真なんて、ほんと、勘弁してほしい‥‥‥。

図書館に来る常連たちもマスク女子がかなり多く、イカンとは思いつつ、つい「君は鼻にティッシュを詰めているね?」と訊いてしまったりして。
しかし一人としてそれを認めないんだな。
本当にしてないのなら、「ほらっ」とマスクを外して見せてくれればいいのにそうしないので、やっぱり詰めていそうだ、とさらに疑惑を強くしているのであった。

誰でもいいから透明のマスクを発明して、このトラウマを解消させてくれ‥‥‥。
(本当にみんな、詰めてたりして‥‥‥)

2012年2月14日 (火)

ちょこ騒動記

おそらく生徒自身も十分分かっていることなんだろうけれど、チョコレート業界にうまく乗せられた一日がやっと終わりました。
まぁ、イベントだから楽しんだ者勝ちなんでしょうね。
とはいえ、すでに楽しむどころか苦痛に思っている者も少なからずいるみたい。

年を追うごとにやることがエスカレートしているし、学校もすでにお菓子大交換会といった様相である。
生徒に聞いた話だと、同級生やら先輩やら先生やら、一人で120個も交換する友達もいるんだとか。
それって、逆に120個もらうわけでしょ。
どうやって食うの、それ?

私なんか図書館の常連客にちょこちょことおこぼれをあずかった程度なので問題ないけれど、担任の先生などは数十個ももらってしまい、そのお菓子の山を目の前にして頭を抱える始末。
なまじ手作りだったりするんで、ゆっくり食べているわけにもいかんでしょ。
まぁ今晩は必死だろうな。
お大事に。

大きな紙袋にどっさりお菓子を入れて配達人と化している生徒も愚痴をこぼしていた。
「やらざるを得ないからやってますけど、本当に迷惑なイベントですよね、どうするんですかこのお菓子‥‥‥(紙袋を覗いてため息)」
「どうすんの?」
「とても食べ切れないので、とりあえずお父さんとお兄ちゃんにどうにかしてもらいます!」
まぁ、そりゃそうだろうね。

そういえばウチの小学生の息子は、何日も前から学校で泥団子を作り、それをキラキラの包装紙で包んで、先生の机に入れておくという計画を遂行したようである。
確かに泥団子というのを見たことがあるが、最近の泥団子というのは(最近と昔とどう違うのかもよく分からんけど)本当に綺麗に固く仕上がるようで、確かにうっかりするとチョコと間違えてもおかしくはない‥‥‥かも。
おいおい、そんなことしちゃいかんよ(と言いつつどうなるか興味津津だが)。
結果は聞いてないんだけど。

しかし、それって他人事とは思えないな。
私のように思い当たる節が多々ある者は、チョコに何か仕掛けられているのではないかと疑心暗鬼である、すっごく。
去年はブログにも書いたけれど砒素が入っているという情報にあたふたしたし。
本当にいっそのこと国の法律でバレンタインデー禁止にしてもらいたい。
なんて言うと、ひがみだひがみだ、司書教諭のひがみだ、と後ろ指を指されるのは目に見えているんだけどね。

最後に、何度も言ってきたことだけれど、チョコをもらったからと言って、生徒をえこひいきするなんてことはありません(たぶん)!
もしそんな風に見えたとしたら、それはおそらく茶柱でも立って機嫌がいいだけなので勘違いのないように!

2012年2月 9日 (木)

たまには本の話でも

えー、相変わらずふざけた話ばかり続いていてちょっと後ろめたいので、たまには本の話を書いてみようかと。
というのも、先日(といってもちょっと前だけど)、毎年楽しみにしている「本屋大賞」のノミネート作が発表になったもんで。
何度も言っているように、「本屋大賞」は書店員さんたちの投票で選ばれるからなのだろうけれど、一般的な意味で作品に「ハズレ」がない。
好き嫌いはあるかもしれないけれど、この賞の選択はほぼ信頼してよいと思っている。
で、今回のノミネート作は下記のとおり。

『偉大なる、しゅららぼん』 著/万城目学(集英社)
『くちびるに歌を』 著/中田永一(小学館)
『ジェノサイド』 著/高野和明(角川書店)
『誰かが足りない』 著/宮下奈都(双葉社)
『人質の朗読会』 著/小川洋子(中央公論新社)
『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』 著/三上延(アスキー・メディアワークス)
『ピエタ』 著/大島真寿美(ポプラ社)
『舟を編む』 著/三浦しをん(光文社)
『プリズム』 著/百田尚樹(幻冬舎)
『ユリゴコロ』 著/沼田まほかる(双葉社)

以上、10作品。
毎年これが発表されるたびにちょっと不安でドキドキするのは、図書館に全部揃っているかどうかということ。
面白い本をしっかり選んできていたかを判断するバロメーターのようなもの。
今年は全部購入していました。
よかったよかった。

さて、大賞の発表はまだまだ先で、4月のことなのだけれど、今年はどうでしょうか?

20120209_01

エンターテインメントとして、スケールの大きさや完成度から言えば『ジェノサイド』でしょうね。
2012年度の「このミス」でも1位になったし。
同僚のある先生は「この10年くらいで一番面白かった」とまで言っていたし。
けれども巨人が勝っても面白くない、というのと同じで(一部ブーイングあるかもしれぬが無視)、これが選ばれたら当たり前すぎる気もしますな。
間違いなく面白いんだけど。

あと『ユリゴコロ』も今年ブームでしたね。
というより「沼田まほかる」ブームというべきか。
他の作品も面白いという噂だったので読んでみたけれど、うーん、個人的にはけっこうバラツキがあるな、と思うのですが‥‥‥。
ただこの作品はやはりすごいな、と思うので候補のひとつ。

20120209_02

本好きの人間にとっては、古書店を舞台にした『ビブリア古書堂の事件手帖』も推したいところ。
文庫本からエントリーされるというのも珍しい(初めてかな?)。
三上延はもともとライトノベル作家なので、ライトノベルは図書館にたくさんあるのだけれど、実際読むのはこの作品が初めてなので申し訳ないが、これは本当に面白かった。
現在2巻まで出ているけれど、先がありそうなので期待大。

もう一つ、本好きとしては『舟を編む』もいい。
辞書作りを生きがいとする登場人物たちが実にかっこいい。
三浦しをんという人は、ものすごい取材力の持ち主だなぁといつも感心してしまう。
書店員が推す、という前提を考えるとこれもアリか?

さらに言えば『しゅららぼーん』にもがんばってほしい。
以前ブログの中にちょっと書いたかもしれないけれど、相変わらず万城目学はおもしろい。
「バカだなぁー」と言いながらついつい独特の世界に浸ってしまう。

おっと、すでに半分を推してしまった。
どれか一つに絞るのは困難だな。
それに、何でこれがノミネート作に入ってこなかったのかなーという本もあるし、あらためて思い出してみても、やはり面白い本はいっぱいあるな。
ほんとに。

ということで、図書館には全部置いてあるので、生徒の皆さんは借りにおいでー。

2012年2月 3日 (金)

一応、入試は無事終了

中学校入試は無事終了しました、と思います。
とりあえず計7回の合格発表を行い、特にクレームなども入っていないみたいなので、問題はなかったのだろう、と思います。
などと言いながら、終わった後でもホントに大丈夫だったのかと疑ってしまったりして。
そんなこと言ってたら身がもたないので、とりあえずこの話題は避けて考えないようにしよう、そうしよう‥‥‥。

ということで別の話に。
先日「ひびコレ」に天文教室に関する記事を掲載したのだけれど、すぐにあちこちからダメ出しをされてしまった。
その記事を見てないと何を書いているのか分からないだろうから、ぜひご一読あれ。
https://kyoritsu2.lekumo.biz/hibi/

まず写真を撮ってくれた教員から。
「この八王子の夜景の写真なんだけど、肝心なことが書いてないぞ」
「は?」
八王子の夜景も綺麗だ、というようなことを書いたのだけれど、それではダメなのか?
「ほら、写真の左上の方をよーーく見ると、白い点があるだろ、これがシリウス、単に夜景の写真じゃないんだからちゃんとシリウス紹介しなきゃー」

まぁ‥‥たしかに、よーく、よーく見ると、ほとんど写真のキズか液晶のほこりかわからないくらいの小さな白点がありますな。
申し訳ごぜいません!
しかしこれは、さすがに分からないっすよー。
今さら説明変えるのも何なので、ここで加筆しておきますのでお許しを。
(ここでやっても意味ないか?)

さらにもう一点は生徒から。
「せんせー、スカイタワーの光も見ることができましたって書いてあったけど、そんなの当たり前でしょー」
「何で? すっごい遠いんだし、ちょっと驚かない?」
「だってスカイタワーって、八王子駅の南口でしょー」
「げっ」
‥‥やってしもうた!
そうでした、スカイツリーのことを間違えてスカイタワーと書いてしまいました!
たしかにウチでスカイタワーっていえば、先日完成した八王子駅南口のサザンスカイタワー八王子ってことになるなぁ。
そのすぐ横からスクールバス出ているわけだし。
(ニュージーランドには、南半球で最も高いという「スカイタワー」もあるけどね)
すいません、これは早速書き換えておきました。

それにしてもこの記事、何人かの教員が見てくれたはずだけど、誰もその間違いは指摘してくれなかったな。
生徒に指摘されるまで誰も気づかないとは、なかなかアカン事態である。
ま、よくあることだけど。

ということで生徒諸君には、間違いを見つけたらこっそりと教えてくれるよう切望する。