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2013年6月10日 (月)

督促します

体育大会も終わり、「読書の梅雨」がやってまいりました。
「なんじゃそりゃ?」と訝しがる向きもあるかとは思いますが、ご想像の通りです、造語です(司書教諭作)。

まぁでも雨ばっかり降ってるんで読書に勤しもうか、と本に手を伸ばす諸君も多いんじゃないかなぁー。
などと呑気に構えていたら、じぇじぇじぇ、梅雨に入ったのに全然雨降らないじゃん!
何か爽やかな毎日が続いていて、それはそれでいいんですけどね。
ちょっとだけ裏切られた感。

さて、金曜日は新着図書案内と延滞している生徒への督促状を図書委員を呼んで持っていかせる日。
督促状は、貸出期限を超えている本を早く返却してくれぃ、というお手紙。
まぁちゃんと借りてくれているわけだから、そんなに厳しいことは言うつもりはないのだけれど、中にはかなり延滞しているのになっかなか返さない不届き者がいるので困る。

ということで、配付物を取りに来た図書委員に言ってみる。
「督促状はその人に渡してねー、ついでに2、3発ぶん殴っておいてねー」
いえいえ、もちろん冗談ですけどね。
もっとも、「はーい」と笑って持って帰ってくれる委員はいいんだけど(注・狙ってはいない)、顔の表情ぴくりとも動かさずすっと去っていく生徒がいたりするとちょっと不安。

「先生、あの子、ほんとに殴っちゃいますよー」
近くにいた別のクラスの図書委員が楽しそうに笑う。
うーん、確かにちょっと心配だ、督促状を渡されて「あれぇー返してなかったっけぇー」などと笑う不届き者に腰の入った右ストレートを叩き込む、という図が思い浮かんでしまう(汗)。
「先生、問題ですよー、ヤバイですよー(ニヤニヤ)」
なんだコイツ、腹立つなー、と思ってその図書委員の持っている督促状をちら見してみると、そこに書いてある名前は見覚えがあるぞ。

「おい、督促されてるのは君自身ではないか!!」
「あ、大丈夫ですよー、返そうと思えばすぐに返せますからー(キリッ)」

返そうと思えよ、今すぐ!

キリッ、じゃないだろ!
もっとも「キリッ」ってのはこちらで勝手に書いてるだけだけど。
とにかく図書委員諸君、範を示しなさい!