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2013年10月29日 (火)

老化ではない、たぶん。

前回の後日談。
なかなか売ってないと嘆いていた「生ミルキー」を、生徒がプレゼントしてくれたでござる。
言っておいてよかったよかったうまかった。
(狙って言ったわけではない、誤解してはいかんぞ)
「でも先生、ふつーにコンビニで売ってますよ」
そうなの?
確かにスーパーばっかりチェックしてるからコンビニではあまり探してなかった。
ということで、その後コンビニでしっかりゲット!
ありがとうございました。

で、思いつきで計画した「あめちゃんあげるよ!キャンペーン」を開始!

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とは言ってもほとんど宣伝してないんで、借りに来てから気づいているような感じですけど。
飴を目当てに借りに来てもらえるといいのだけど(笑)。
これを読んでいる生徒の皆さん、情報拡散ヨロシク!

ところで話は変わるのだけど、先日本を探していた生徒にカウンターで尋ねられた。
「先生、『○きものが×り』ありますかぁー?」
ん、『いきものがかり』?
いわゆる普通のタレント本みたいなのは、基本的に置いてないよー。

「先生、『○きものが×り』ですよー」
だからさー『いきものがかりのほん』っていう本なら確かに出版されてはいるけれど学校にはないんだって個人的な話をすれば私の家にはあるんだけどね実はファンだから。

「違いますよ、『○きものが×り』ですってばー!」
いやいやいやだから何度も言うけどそりゃ個人的にはいきものがかり好きなんで『いきものがかりのほん』も持っているし何を隠そうCDやらDVDやらも大量に持っていたりして「コイスルオトメ」の頃からどっぷりで「帰りたくなったよ」とかヘビロテで聞いてそのうち48回くらいは涙しているくらいなんだけどそれでも学校には置いてないんだから貸し出しするわけにもいかないし仕方ないでしょー!!

「‥‥‥先生、『いきものがかり』じゃないですよ、『駅物語』ですって!」

えっ???

‥‥‥たいへん失礼しました。
「いきものがかり」ではないそうです、「えきものがたり」でした。

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『駅物語』は本の雑誌『ダ・ヴィンチ』の10月号にもプラチナ本として紹介されており、まぁ話題の本ということでもあるわけで、訊いてくる生徒がいてもおかしくはないわな。
どうーも申し訳ありませんでした!

いやぁーでもねぇ、謝ります、謝りますけどぉー‥‥‥これはすっごく似てますよね?
老化で耳が遠くなったというわけじゃないですよね(必死)?
若くても絶対間違えますよね(瀕死)?
どうか禿げしく、もとい、激しく同意してくださるよう、お願い申し上げます。

 

今日の教訓:「いきものがかり」と「えきものがたり」はすっごく似ている(厳重注意)。

2013年10月22日 (火)

あめもらった

生徒から飴をもらった。

「先生、“あめ”あげます」
「おう、ありがと」

そう言って受け取ってみてから、驚いた。
ほいっ、と手に一個落としてくれるのだろうと思ったら、紙袋をドンと手渡され、中を見ると大量の飴が積もっているではないか。

おいおいおいおいおい、どうしたんだいこれ?
その生徒曰く、どうも知人から貰ったものらしく、もっとたくさんあって食べきれないのでお裾分け、といったところのようであり。
いやぁ、ありがたいんだけど、こっちだってこんなに食べられんぞ。
どうしよう?

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そう言えば、よく店で買い物をすると、会計した時に飴をサービスしてくれることがあるぞ(子供向け多し)。
ウチの図書館もこれを導入したらどうだろう?
本を借りた人には飴をサービス!
いいんでないかい?

駄菓子菓子、真面目な司書教諭は躊躇する。
いやいやいや、教育の場で、そんなモノで客を釣るような行為が許されてよいものか?

 

 

ま、いっか。
(躊躇約5秒)

しかしまたふと気が付く。
いくらたくさんあるとはいえ、いつかは無くなる。
その時、生徒たちの反応はどうだろう?

「先生、飴ないじゃないですかー!」
「飴欲しいからわざわざ借りに来たんですよー、どうしてくれるんですかぁ!」
「先生のウソツキ!」
「詐欺だ! 詐欺だ!」

え~い、うるさい!
人を詐欺師呼ばわりするでない!!

‥‥‥いかん、妄想の中で憤慨してしまった。
末期的だ。
しかし飴に慣れきった亡者たちの群れは図書館の静謐を破壊するに違いにゃい!!
仕方ない、無くなってしまったら司書教諭が自腹で飴を買いたそう!

‥‥‥嘘です。
ごめんなさい。
まぁそれでも、とりあえず先日買った「純なミルキー」をバババっと寄付しようではないか。
太っ腹、司書教諭!
本当は「生ミルキー袋(あっちゃんのスマイルキャンペーン)」が欲しいのだが、売り切れているのか知らんけど、未だに店で発見できないでいるのだ。
チッ。

あ、言っておくけど、別にキャンペーンのプレゼントグッズ、「ペコちゃん&あっちゃん コラボ記念人形セット」が欲しいわけじゃないからな。
誤解しないよーに。

ま、そういうわけなので、生徒の皆さんはテスト明けの「あめちゃんあげるよキャンペーン」をお楽しみに!
(期間限定、無くなり次第終了!)

 

 

2013年10月15日 (火)

誰ですか?

シルバー川柳の2巻目、「『アーンして』むかしラブラブいま介護」を読む。

「ああくやし 夫の名前が 出てこない」

よかった、さすがにこれはない、まだ大丈夫だ。
私の場合はもちろん「妻」だが、とりあえず名前くらいなら思い出せるぞ。

しかしいろいろな人の名前が出てこないのは最近本当に日常茶飯事となっている。
ちょっと前にも書いたかもしれないけど、本当にアカン。
司書教諭としては本の著者が出てこないのは困ったものだ。
先日も高3の生徒に『デカメロン』の作者を聞かれて、どうしてもボッカチオが出てこずバカにされたばかりである。
いや、ボッカチオはけっこう難しい部類だろうから、まだ言い訳もできる(?)。
しかしその前は『池袋ウエストゲートパーク』の作者が出てこなかった。
さすがに現代作家でそれなりに読まれている石田衣良はまずいだろう。
もっともそれは生徒も同じことで、本当に嫌になるほど作者が分かっていないことが多い。

「『東京なんとか』って、誰が書いたんでしたっけ?」と某生徒。
「それだけじゃわからん、検索パソコンで調べてくれ」と司書教諭。
「やってみたけど、『東京』だけだと何百件も出てくるんですよー、面倒ですよー」

こんなのばかりだ。
もっともこの時は、今度テレビでドラマになるんですよぉー、とか言ってたので『東京バンド・ワゴン』だとすぐに分かったからよかったけど。
ちなみに作者は小路幸也です。
やった、すぐに思い出せたぞ!
東京バンド・ワゴンシリーズは、全部単行本で入ってます!(宣伝)

一昨日はこんなのが来た。
「先生、J.F.ケネディみたいな人誰でしたっけ?」
「は? 何のことだ、意味が分からんぞ」
「あれですよー、ハリポタの作者ですよー、何とかイングって現在進行形みたいな人」
なんだ、それならJ.K.ローリングじゃないか、J.F.ケネディって「J」しか被ってないじゃん。
フッ、これも思い出せたぞ。
どうやら生徒はその作者の新作を探したかったらしい。
でも面白そうなので、すぐには教えずからかってみる。

「あれじゃないか、J.K.‥‥‥ほら、ボール投げてピンを倒すヤツ」
「は?、『ボーリング』ですか。違うでしょ!」

「氷上で石滑らせるだけだけど、結構頭使うんだよね」
「『カーリング』でしょ!」

「天井のことか?」
「それ『シーリング』!」

「ピッチャーって投げ終わると肩冷やすんだよね」
「『アイシング』じゃん!」

「好きなものだけとって食べていいらしいぞ」
「それ『バイキング』!」

「必要な書類だけ閉じておくと分かりやすくていいんだよ」
「それ『ファイリング』‥‥」

「coco壱番屋のコーン、ツナ、ハンバーグ、チーズ、ゆでタマゴ‥‥‥」
「それ『トッピング』や!」

「いいか、軽い物を下に、重い物は上にいれるのが基本だぞ」
「『パッキング』って言いたいんですか?」

「ピット星人が操る生物兵器だったんだよな」
「それは『エレキング』」

「個人的にはピエトロが好きなんだけど」
「それ『ドレッシング』!」

「かぜ薬飲んだだけでもアウトだからな、気をつけろ!」
「それ『ドーピング』」

「何にもしてないんだけど、叩かれまくってツィッター炎上‥‥‥」
「『バッシング』でしょ」

「君、針金使って他人の家の鍵開けてちゃいかんよ」
「それ『ピッキング』、やってませんから!」

「スキューバ?」
「『ダイビング』!」

「キィイイイイイイイイインンン」
「それ『ハウリング』」

「ヤッホーヤッホー」
「それ『サイクリング』」

「き、君のことだよ(汗)」
「『チャーミング』ですね、分かります」

「♫ 思い出が味方になる 明日から強く生きようよー ♫」
「それ『ソーロング』」

「ストーンズと言えば?」
「『ローリング』でしょ!!」

「‥‥‥あれ?」
「‥‥‥あら?」

答出ちゃいましたね、それではさようなら‥‥‥。

 

 

(※ 「カーリング」以下、すべてフィクション、つまり司書教諭の悪ふざけですので悪しからず)
(※ つい遊んでしまいました。昭和なネタ多し、たいへん失礼しました)

2013年10月 7日 (月)

ご当地キャラ、バンザイ!

こんにちは。
あまちゃんロス症候群の司書教諭です。
ぽっかり空いた穴には、とりあえず他のものをいろいろ詰め込んで埋めてますけどね。
別の、今凝っているものにシフトしてやり過ごそうとしております。
それは何かって?
そんな恐ろしいこと、ちょっとここでは言えませんけど(笑)。

さて、修学旅行やら校外学習やら、バタバタの一週間がどうにか無事終わったようで、ほっと一息。
中学3年生も関西から帰ってきて、土曜日が旅行後最初の登校日。
ということで、かわいい生徒がお菓子なんぞのお土産を持ってきてくれたりして。
まぁまぁ、ありがとうございますです。

今回は関西ということで、こんなお菓子もあったぞ。

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京都タワーのキャラクター、たわわちゃん!
ご当地キャラ好きな司書教諭へのお土産としては、なかなかのヒット。
けっこう可愛いいし、完成度高いんじゃないでしょうか。
こういうのも、「穴」を埋めるのには役にたちますな。

もっとも、個人的には"くまモン”がご当地キャラの中ではやはりダントツにかわいい、とイチオシではあるのですが。
まぁ今一番話題になっているのは“ふなっしー”なのだろうけど、個人的には「う~ん‥‥」といった感じ。
周りにはふなっしーファンの女子中高生が多いので、これはあまり大きな声では口にできないのだけど。
などと言いつつ、先日、全面ふなっしーの絵柄で、頭を出さずに着るとほとんどふなっしーそっくりになれる「ふなっしー変身Tシャツ」を買おうか迷っちゃったんですけど。
すぐに売り切れちゃったので、買わずに済みましたけど。

くまもんについては、その企画やら運営やらもあまりに見事だったこともあり、本もいろいろ読んだりしましたよ。
けっこうヒットした『くまモンの秘密』(幻冬舎新書)はもちろん。
小山薫堂の『考えないヒント』(幻冬舎新書)とか、『小山薫堂幸せの仕事術』(NHK出版)とかも。
小山薫堂氏は熊本出身の放送作家(他)で、くまモンの仕掛け人であり、過去には「おくりびと」の脚本とか、いろいろやっている注目すべきクリエイター。
このあたりの本はウチの図書館にすべてあるので、ぜひ中高生にも読んでほしいところ。
ま、もちろん難しいことはさておき、くまモン自身がかわいいってのが一番なんだけど。
そうそう、最近入った本でこういうのもあった。

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かわいいでしょ。
生徒の皆さんは借りていって、どうぞ作ってみてください。

ところで言っておくけれど、お土産くらいで生徒をえこひいきするようなことは司書教諭に限って一切ありませんから!
万が一、お土産生徒が他の生徒より優先的に人気本を借りているように見えても、それは間違いなく目の錯覚だから。
万が一、お土産生徒のお願いを司書教諭がほいほい承諾していても、それはきっと単に機嫌が良かっただけだから。

もっとも、このブログを長く愛読されている皆さんからは「またその話かい!」と怒られそうだ。
確かに何度かこの話はしているが、それは単に誤解がないように念を押しているだけである。
旅行などの行事は定期的に行われるので、この話題も定期的に皆さんのお目に触れてしまうというだけのことである。
したがって、定期的に同じ話を繰り返してお土産を忘れないようにしてもらおう、といった卑屈な意図などあるわけない。
誤解してはいけない。

 

ま、司書教諭は甘いものがけっこう好きらしいけどね。