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2013年10月15日 (火)

誰ですか?

シルバー川柳の2巻目、「『アーンして』むかしラブラブいま介護」を読む。

「ああくやし 夫の名前が 出てこない」

よかった、さすがにこれはない、まだ大丈夫だ。
私の場合はもちろん「妻」だが、とりあえず名前くらいなら思い出せるぞ。

しかしいろいろな人の名前が出てこないのは最近本当に日常茶飯事となっている。
ちょっと前にも書いたかもしれないけど、本当にアカン。
司書教諭としては本の著者が出てこないのは困ったものだ。
先日も高3の生徒に『デカメロン』の作者を聞かれて、どうしてもボッカチオが出てこずバカにされたばかりである。
いや、ボッカチオはけっこう難しい部類だろうから、まだ言い訳もできる(?)。
しかしその前は『池袋ウエストゲートパーク』の作者が出てこなかった。
さすがに現代作家でそれなりに読まれている石田衣良はまずいだろう。
もっともそれは生徒も同じことで、本当に嫌になるほど作者が分かっていないことが多い。

「『東京なんとか』って、誰が書いたんでしたっけ?」と某生徒。
「それだけじゃわからん、検索パソコンで調べてくれ」と司書教諭。
「やってみたけど、『東京』だけだと何百件も出てくるんですよー、面倒ですよー」

こんなのばかりだ。
もっともこの時は、今度テレビでドラマになるんですよぉー、とか言ってたので『東京バンド・ワゴン』だとすぐに分かったからよかったけど。
ちなみに作者は小路幸也です。
やった、すぐに思い出せたぞ!
東京バンド・ワゴンシリーズは、全部単行本で入ってます!(宣伝)

一昨日はこんなのが来た。
「先生、J.F.ケネディみたいな人誰でしたっけ?」
「は? 何のことだ、意味が分からんぞ」
「あれですよー、ハリポタの作者ですよー、何とかイングって現在進行形みたいな人」
なんだ、それならJ.K.ローリングじゃないか、J.F.ケネディって「J」しか被ってないじゃん。
フッ、これも思い出せたぞ。
どうやら生徒はその作者の新作を探したかったらしい。
でも面白そうなので、すぐには教えずからかってみる。

「あれじゃないか、J.K.‥‥‥ほら、ボール投げてピンを倒すヤツ」
「は?、『ボーリング』ですか。違うでしょ!」

「氷上で石滑らせるだけだけど、結構頭使うんだよね」
「『カーリング』でしょ!」

「天井のことか?」
「それ『シーリング』!」

「ピッチャーって投げ終わると肩冷やすんだよね」
「『アイシング』じゃん!」

「好きなものだけとって食べていいらしいぞ」
「それ『バイキング』!」

「必要な書類だけ閉じておくと分かりやすくていいんだよ」
「それ『ファイリング』‥‥」

「coco壱番屋のコーン、ツナ、ハンバーグ、チーズ、ゆでタマゴ‥‥‥」
「それ『トッピング』や!」

「いいか、軽い物を下に、重い物は上にいれるのが基本だぞ」
「『パッキング』って言いたいんですか?」

「ピット星人が操る生物兵器だったんだよな」
「それは『エレキング』」

「個人的にはピエトロが好きなんだけど」
「それ『ドレッシング』!」

「かぜ薬飲んだだけでもアウトだからな、気をつけろ!」
「それ『ドーピング』」

「何にもしてないんだけど、叩かれまくってツィッター炎上‥‥‥」
「『バッシング』でしょ」

「君、針金使って他人の家の鍵開けてちゃいかんよ」
「それ『ピッキング』、やってませんから!」

「スキューバ?」
「『ダイビング』!」

「キィイイイイイイイイインンン」
「それ『ハウリング』」

「ヤッホーヤッホー」
「それ『サイクリング』」

「き、君のことだよ(汗)」
「『チャーミング』ですね、分かります」

「♫ 思い出が味方になる 明日から強く生きようよー ♫」
「それ『ソーロング』」

「ストーンズと言えば?」
「『ローリング』でしょ!!」

「‥‥‥あれ?」
「‥‥‥あら?」

答出ちゃいましたね、それではさようなら‥‥‥。

 

 

(※ 「カーリング」以下、すべてフィクション、つまり司書教諭の悪ふざけですので悪しからず)
(※ つい遊んでしまいました。昭和なネタ多し、たいへん失礼しました)