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2010年12月

2010年12月10日 (金)

知っているかな? 自然って不思議!(36)

あと少しで移転する新校舎の前に大きなクスノキがありますhappy01

クスノキはよくお寺や神社にある大木で、虫がつきにくいため古くから家具などに使われてきました。

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クスノキからは防虫剤に使われる樟脳(しょうのう)がとれます。

だから葉をもんでみると独特なにおいがします。

自ら虫がつかないように工夫をしている木なのですねwink

 

そこで問題sign01

クスノキはこのほかにもある工夫をして虫がつかないようにしています。

その工夫が見られる場所はどこでしょうかsign02

① 葉

② 幹

③ 根

 

答え: ① 

(↑ 文字色を反転して、答えを隠しています。)

 

葉の付け根あたりの葉脈をよく見ると緑色をした小さなふくらみがあるのがわかるでしょうか。

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このふくらみはダニ室と呼ばれ、その名の通り中にはダニがすんでいます。

このダニがどのように影響しているのかわかりませんが、このダニがいることで、葉などに悪い影響を及ぼすダニがつきにくくなり、大木になるまで成長することができるのではないかといわれていますpencil

1月から移転する校舎の前にある大木にも、生きる続けるための工夫があるのですね。

ちなみに上の写真のクスノキは、本校初代校長である鳩山薫先生が植樹された貴重な木ですhappy01

2010年12月 2日 (木)

知っているかな? 自然って不思議!(35)

池の水温が少し低くなるころ(10月以降)、ひょうたん池ではプラナリアが大発生します。

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ちょっと気持ち悪いと思われる方もいると思いますが、このプラナリアという生き物は理科の教科書にも出てくる不思議な力を持ち、人間生活にもその力が応用されようとしていますpencil

 

そこで問題sign01

プラナリアが私たちの生活にとって大切になると思われる分野とは何でしょうか。

① 食品

② 農業

③ 医療

 

答え: ③ 

(↑ 文字色を反転して、答えを隠しています。)

 

プラナリアは1匹を何等分に切り刻んでも、元の形にもどるといわれています。

ですから、10等分にすると1匹が10匹に増えてしまうことになります。

この再生能力は100年ほど前から研究されていますが、なぜ正しく再生されるのかという理由はよくわかっていません。

この能力が解明されれば、再生医療の分野が大きく発展していくことと思いますwinkgood