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2013年4月

2013年4月26日 (金)

共立二中高の自然がいっぱい2 (26)

2013年4月26日

ゴールデンウィークも近づき、新入生たちも学校に慣れてきた頃ではないでしょうか。

植物たちは背丈も伸び、これから雑草駆除に忙しくなる季節です。

そんな雑草をよく見ると意外ときれいだったりして、新たな発見をすることがあります。

名前も知らない雑草ですが、そこから自然の美しさをぜひ知っていただけたらと思っています。

 

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ムラサキケマン

お寺でほとけ様を置くときに一緒に飾る仏具に「けまん」と呼ばれる仏具があります。

その「けまん」は本来、生花を糸でつづって首にかけた花輪のことをいったようです。

その形がこの花の形に似ているからこのような名前がついたといわれています。

 

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ヤブレガサ

昔の傘はずっと使っていると破れてしまいました。

そんな傘に見立てて名前をつけたのでしょう。

今の時代ではなかなか傘は破けないですね。

 

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スミレいろいろ

日本はスミレ大国といわれていることを知っているでしょうか。

同じ時期に同じ所で何種類もの花を観察することができる国は珍しいといわれています。

学校でも多くの種類を観察することができます。花の色や葉っぱの形をよく見比べてみてください。

2013年4月15日 (月)

共立二中高の自然がいっぱい2 (25)

2013年4月15日

4月に入って春の花が一斉に咲き出しました。

今年の春はいつもより少し早めのようですね。

学校では、ブログで紹介しようとしていた生き物が続々と現れてきています。

ほんの一部しか紹介できないのが誠に残念なのですが、学校の今をご覧ください。

 

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ハナニラ

明治時代に園芸用として持ち込まれたものが野生化してしまったようです。

でも、今ではこの花も春を告げる花のひとつですね。

 

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ウラシマソウ

細長く伸びた花の一部が、浦島太郎が釣り糸をたらしている姿に見えることからこの名前がついたようです。

雑木林の中では、この植物に似たマムシグサも見ることができます。

 

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シュンラン

雑木林の中などの柔らかな光が差し込むところで春早くに咲き出します。

その美しさから江戸時代より園芸用としても栽培されています。

 

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イチリンソウ

毎年、落葉樹のある雑木林で静かに咲き出します。

ふと気づくとあたり一面白い花畑になっていることもあります。

 

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ニリンソウ

イチリンソウと一緒に咲き出します。

一本の茎から二本の花が咲くことからこの名前がつきました。

2013年4月 6日 (土)

共立二中高の自然がいっぱい2 (24)

2013年4月5日

入学式も無事に終わり、共立二中高では新年度の始まりです。

咲き出しは例年よりも早かったサクラは入学式にあわせたように咲き誇っていました。

というのも、学校にはソメイヨシノの他に、エドヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラ、

シダレザクラ、ヤエザクラと何種類ものサクラが植えられています。

咲く時期も少しずつ違っていますが、入学式にあわせたように咲き出しました。

 

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オオシマザクラ

葉は桜餅に使われるだけあって、とても良いにおいがします。

ソメイヨシノはこのサクラとエドヒガンとのかけあわせから生まれたといわれています。

 

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ヤマザクラ

ソメイヨシノが生まれたのが江戸末期といわれています。

それ以前の花見といえばこのサクラだったのではないでしょうか。

花が咲くと同時に赤っぽい葉が出るのが特徴です。

 

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シダレザクラ

校舎の周りに咲くサクラの中で一番目立っているのはこのサクラです。

シダレザクラとは枝が下に垂れるサクラの総称ですが、エドヒガン系のサクラが多いようです。

枝が下に垂れると、葉っぱが裏を向いてしまいそうですが、枝がねじれていくため、葉はちゃんと上を向くようになります。

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ヤエザクラ

ドラマの題名にも使われ、今年の流行のひとつですね。

これも花びらがたくさんあるサクラの総称です。