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2013年12月

2013年12月28日 (土)

高校2年生 化学(カルメ焼き)

2学期末の実験の様子です。

タイトルを見ると、遊んでいるように思えるかもしれませんが、これも立派な実験happy01

正確な名前を付けるとしたら、「炭酸水素ナトリウムの熱分解」でしょうかsign02

さて、炭酸水素ナトリウムとは重曹やベーキングパウダーなどの主成分。

加熱すると、二酸化炭素を発生して別の物質に分解されるのですが、この現象を利用したお菓子作りになります。

 

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まずは、おたまに砂糖(ざらめ)と水を入れ、焦がさないように加熱します。

 

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粘り気が出てきたところで加熱をやめ、ベーキングパウダーを加えて混ぜます。

 

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全体が白っぽくなったら混ぜるのをやめて、ふくらむのを待ちます。

 

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上手くいくと、この通りgood

 

成功?したほかのものもご覧ください。

Dscn4454出来上がり直前に、少ししぼんでしまいましたcoldsweats01

 

Dscn4457大成功ですねscissors

 

Dscn4458これはいったいなんでしょう?coldsweats02

 

Dscn4459あらら、すでに食べられていましたdelicious

 

Dscn4460みなさん、操作に慣れてきたようですねhappy02

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2013年12月21日 (土)

高校1年生 化学基礎(乳酸菌飲料を用いた中和滴定)

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2学期最後の実験は、乳酸菌飲料を用いた中和滴定でした。

前回は食酢を用いての実験でしたが、生徒たちにとっては難しい操作もあり、上手にできなかった班もありました。

今回は2回目ということもあり、ほぼすべての班でよい結果を得ることができました。

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中和滴定とはどのような実験かというと、中和の量的関係を用いて濃度の分からない酸や塩基(アルカリ)の水溶液の濃度を求める実験です。

乳酸菌飲料にはいろいろな酸が含まれていますが、今回はすべて乳酸であると仮定して実験を  行いました。

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さて、濃度はいくらだったでしょうか?

2013年12月12日 (木)

共立二中高の自然がいっぱい2 (39)

2013年12月12日

師走になりました。

師走の意味については諸説あるようですが、この時期はなんとなくせわしく感じられるものです。

でも、学校内の生き物はそんな落ち着かない心を常に癒してくれています。

自然の力って不思議ですね。

 

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ナンテンの実

「難を転じて福となす」といわれる縁起の良い木として各地で植えられてきた植物です。

赤い実がなり、それを鳥が食べて、消化できなかった種を含んだ糞をあちこちですることから、さらに各地に広まりました。

 

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ユズ

今年の冬至は22日です。

柚子湯に入って風邪などひかずに健康を維持したいですね。

今年は例年になくたくさん実をつけましたので、食育にも利用して、全校生徒がその香りを楽しみました。

 

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層雲

この時期、天気が悪く、夕方急激に温度が下がると奥多摩の山々の景観がいっそう芸術的になります。

層雲の中から山が顔を出して、思わず絵を描いてみたくなるような気分になります。

2013年12月 5日 (木)

高校2年生 化学(オゾンの生成)

無機化学の分野では、非金属元素の酸素について学習します。

その中で、酸素の同素体であるオゾンについて、教科書には次のように紹介されています。

 ・ 酸素中で放電をするか、紫外線を当てると生成する。

 ・ 淡青色、特異臭の気体。

 

放電?特異臭?

生徒たちは疑問を抱えたまま、物理準備室に移動しました。

化学の授業なのにどうして物理準備室なのかというと、「誘導コイル」という装置を使う必要があるからです。

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誘導コイル(左上)は低電圧から高電圧を取り出す装置で、変圧器の一種です。

これをオゾン発生器(手前)につなげ、ふいごで酸素を送ります。

すると、発生器の先から生成したオゾンが出てきます。

さて、どのようなにおいでしたか?

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