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2014年6月

2014年6月17日 (火)

共立二中高の自然がいっぱい2 (50)

2014年6月17日

梅雨に入って例年にない大雨が降りました。

10日程で全ての雨が降ってしまったような感じがします。

せっかく咲いた花も下を向いてしまったり、花びらが散ってしまったりしたものもたくさん見られました。

でも、生き物たちはそんなことでは負けません。

梅雨の晴れ間には太陽をいっぱい浴びて大きく成長しています。

この雨で、生き物たちの生きる力を感じることがでました。

 

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タイサンボク

直径が20~30cmもある大きな花を咲かせます。

2日ほどで花びらが散ってしまいますが、梅雨時の気分をおおらかにしてくれるひとつですね。

 

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セイヨウミヤコグサ

ファームの周辺で黄色い花のかたまりを見つけました。

近づいてみるとこの花がいっぱい咲いていました。

近づいても離れてもきれいに見える花です。

 

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ヒナキキョウソウ

茎の先端に紫色の花をひとつつけて、雨に耐えて咲いていました。

キキョウに似た花をつけることから名前がついているようです。

 

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ブドウの花

ウサギがいる動物広場の中でたくさん花をつけています。

実がなったら、理科の授業で食べたいと思います。

2014年6月 6日 (金)

中学1年生 葉と実の授業

ある国語の先生から、桑とカイコの街である八王子の学校に通っているのに、桑を知らない生徒がたくさんいるという話がありました。

そこで理科の時間に、ちょうど桑の実も食べ頃になっている時期なので、試食もかねて桑の葉を見に行きました。

 

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桑の実を食べる前にシダレザクラの実も食べてみようと口に入れてみました。

食べた生徒からは悲鳴が。どんな味だったのでしょうか。

 

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桑にもいろいろな種類があります。

葉の形もみんな違います。

でも生徒はそんなことよりクワの実を、手や口を紫色にしながらおいしそうに食べていました。

2014年6月 2日 (月)

共立二中高の自然がいっぱい2 (49)

2014年6月2日

梅の実が熟す季節には日本列島に停滞前線が現れます。

そんな季節ももう少しとなりました。

人間にとってみると蒸し暑くて嫌な時季なのですが、植物にとっては必要な季節です。

梅雨がなくなると日本の生き物たちはその生活を変えなければなりません。

自然にとって大切な梅雨間近の生き物たちの姿をご覧ください。

 

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まだまだ頑張って咲いているレンゲソウ

普通、5月の中旬ぐらいには花が終わってしまうことが多いのですが、今年はまだ美しさを保っています。

田んぼ一面に花が咲き、その中で寝っころがって遊んだ記憶のある方もいるのではないでしょうか。

 

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サナエトンボ

ダビドサナエかクロサナエではないかと思われますが、あまり目立たないトンボなので見落としてしまいそうです。

 

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タツナミソウ

花がいくつも重なりが波立つように咲きそろうことから名づけられたようです。

名前をつけた方は想像力豊かだったのでしょうね。

 

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アカボシゴマダラ

本来は南の暖かいところにいるはずなのですが、数年前から八王子でも観察されるようになりました。

冬、エノキの木の下で、オオムラサキとゴマダラチョウの幼虫に混じって生息していることが学校でも観察されています。