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2015年2月

2015年2月24日 (火)

共立二中高の自然がいっぱい2 (64)

2015年2月24日

空気が澄んで気持ち良い日は、学校で夕焼けがきれいに見えます。

先日、そんな夕焼け空を久しぶりに見てみようと思ったところ、夕暮れの時間がずいぶんと遅くなっていることに気づきました。

それもそのはず、前回は「立春」を紹介しましたが、いつの間にか雪が雨に変わる時期といわれる「雨水」が過ぎていました。

少しずつ春の気配が感じられる季節となりました。

 

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ホトケノザ

春になると真っ先に咲き出す花です。

紫色の小さな花は、暖かい太陽からの光によく似合います。

 

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ヤマアカガエルの卵

校舎の裏側にあるビオトープでは、毎年このカエルが卵を産みます。

水温は5℃以下。手をつけると痛いほどの水温です。

それでも次の世代のために産卵をします。

申し訳ない話ですが、そんな卵を少しだけ生徒の実験観察に使わせていただいています。

 

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ジョウビタキ(メス)

冬に見られる鳥です。

オスとともにあまり人を恐れず、すぐ近くにいてもあまり逃げようとはしません。

学校にはこのほかにもたくさんの鳥たちに出会うことができます。

 

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モグラ塚

寒い時期はえさが少ないからでしょうか、新たにトンネルを掘ることが多いようです。

よって、このようなモグラ塚がたくさん見られます。

地面の下にはえさとなる生き物が豊富にいるんでしょうね。

2015年2月21日 (土)

高校2年生 アルコール発酵

高校2年生の化学で、糖類について学習しました。

糖類は炭水化物ともいい、運動や体温維持などのエネルギー源として生命活動を支えています。

今回の実験では、糖類を酵母を用いてアルコールと二酸化炭素に分解する「アルコール発酵」に挑戦しました。

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まずはバイオリアクター(ドライイーストを含んだ人工イクラ)を作りました。

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バイオリアクターを水でよく洗い、砂糖水、りんごジュース等と共にフラスコに入れて放置します。

さて、どんな変化が見られるでしょうか?

生徒の皆さん、月曜日の確認を忘れずに!

2015年2月 7日 (土)

高校2年生 サリチル酸メチルの合成

関節や筋肉の痛みがあるときにお世話になるのが湿布ですよね。

今回の実験では、湿布薬に含まれている物質の合成に挑戦しました。

サリチル酸メチルといい、サリチル酸のエステル化によって合成します。

 

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まずは、はかりとったサリチル酸を試験管に入れます。

 

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続いて、メタノールと濃硫酸を加えて加熱します。

そして、加熱後の反応物を炭酸水素ナトリウム水溶液中に流すと・・・。

 

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サリチル酸メチルの油状物質のできあがりです。

生成物のにおいも、湿布の特有のあのにおいが確認できました。

 

授業では風邪薬などに含まれるアセチルサリチル酸の合成方法も学習しました。

身の回りにある物質も、化学(科学)の力を利用してつくられています。

ぜひいろいろなものに目を向けて、今後の学習に役立てるようにしてください。

2015年2月 3日 (火)

共立二中高の自然がいっぱい2 (63)

2015年2月3日

まだまだ気持ちは冬ですが暦の上では立春、もう春です。

これから啓蟄(けいちつ・3月6日)にかけてどんどん春の訪れを感じるようになっていきます。

生き物たちは、日に日に元気になり、活動を始めます。

そんな姿を見ていると、まだまだ寒いからと暖房に当たっている人間たちに、もっと積極的に活動せよと言われているようにも見えてきます。

 

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はやにえ?

モズはとった獲物を木などにさしておく習性があります。

これがそうだとは断言できませんが、枯れたメマツヨイグサの上にこのような死がいがありました。

 

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冬のセイタカアワダチソウ

夏から秋にかけてあたり一面を黄色く染めていた花も、冬になるとこのような姿に変わります。

枯れた花にもなんともいえない味わいがありますね。

 

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キツネの足跡?

グランドのソフトボール場にあった足跡です。

霜でぬかるんでいるときにあしを真っ黒にしながら歩いたんでしょうね。

最近は夜だけでなく、昼間にもキツネが現れることがあります。