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2016年2月 8日 (月)

中学2年生 水溶液とイオン

物質を水に溶かして水溶液にしたとき、電流がながれるものとそうでないものに分かれます。

前者の場合の物質を「電解質」、後者の場合の物質を「非電解質」といいますが、電流が流れるときに水溶液ではどのような変化が起きているのでしょうか?

 

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今回は、塩化銅水溶液を用いて電気分解を行いました。

電気回路づくりは難なくクリア。さっそく電流を流してみましょう。

 

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よく観察すると、右側の電極(陽極)から気体が発生しているのが分かります。

においをかいでみると、プールのにおいという声が聞かれました。

これは塩素という気体ですね。

 

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次に、電流を流すのをやめ、電極のようすを観察しました。

すると、左側の電極に何やら赤い物質が付着しています。

これは金属の銅ですね。

 

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以上より、銅や塩素のもととなる物質が水溶液中に存在することが分かりました。

そして、これらが電流が流れるか流れないかに関係しているのではないでしょうか?

次回は物質とは何か、もう少し詳しく学習していきましょう。