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2016年9月27日 (火)

高校3年生 ナイロン66の合成

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特進理系コースに所属する生徒たちがナイロン66の合成に挑戦しました。

ナイロン66とは、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの重合によって作られる合成繊維です。

1935年にカザロース(アメリカ)が初めて合成に成功し、ストッキングや釣り糸、冬用のスポーツウェアなどに用いられています。

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実験ではアジピン酸の代わりにアジピン酸ジクロリドを用いたのですが、その試薬を用いた理由や試薬を加える手順の意味、教科書には書かれていない水酸化ナトリウムの役割など、実験班を超えて考察する様子が見られました。

また、高校の後半では危険な薬品用いる機会が増えてきますが、それらの扱いもだいぶ慣れてきたようで、大学進学のための下地も身についてきたのではないでしょうか。

次回の授業では再び入試のための演習に戻りますが、実験で学んだ知識も活用してくださいね。