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2017年3月 9日 (木)

共立二中高の自然がいっぱい2 (100)

2017年3月9日

2012年2月より学校内の自然を紹介してきた「自然がいっぱい2」も今回で100回目を迎えました。

2007年から2年間続けた「自然がいっぱい1」を合わせると、230種を超える生き物や、いろいろな自然を季節の変化とともに紹介してきました。

その中でもやはり春の植物は華やかで種類も豊富です。

今回は春の初めにはどこにでもある植物を紹介します。

 

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タネツケバナ

まだ水が張られていないこの時期の田んぼに、白いじゅうたんを敷き詰めたように咲く花です。

でも、その花がひとつ咲いていても誰も注目してくれません。

昔の人は、この花が咲くと田植えの準備を始めたそうです。

 

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ノビル

土の中の球根を採って味噌をつけて食べると、とても美味しいのですが、最近この植物を採って食べる人も少なくなったようです。

学校内ではいたるところに生えています。

 

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ホトケノザ

この花の蜜を吸って遊んだ人も多いのではないでしょうか。

一度経験した甘い味は忘れられないものとなります。

葉を上から見ると仏様が座る丸い座布団のように見えることからこのように呼ばれるようになったようです。

 

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スギ

花粉症の人にとっては見たくもないものかもしれませんが、枝の先に雄花が咲き、その基部には昨年の雌花からできた実がついています。

この実はクリスマスリースなどの飾りにも使えます。

 

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ウシハコベ

ハコベよりも大型で茎も茶色くなっています。

ハコベは春の七草ですが、小鳥のえさとしても活躍しています。

 

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ヒメオドリコソウ

この草がたくさん群生していると、お祭などでたくさんの人が踊っている姿のように見えます。

そのように見方をかえて観察してみると楽しく感じられます。

 

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フキの花

あまりにもきれいに花が咲いていたので、「フキノトウ」と書かずに「花」ということばを使いました。

この花が咲いた後、地下にある茎から丸い葉が出てきます。

梅雨になったら、カエルがこの葉で傘をさすのでしょうか。