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2017年4月

2017年4月26日 (水)

共立二中高の自然がいっぱい2 (104)

2017年4月26日

春は花の種類が多く、学校内の花が日に日に種類が増していきます。

1年のうちで一番賑やかなこの季節は、紹介する生き物たちも盛りだくさん。今月3回目の紹介です。

 

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ホウチャクソウ

雑木林の中でひっそりと咲いている目立たない植物です。

よく見ないと花が咲いていることがわからないこともあります。

 

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ヒメコウゾ

和紙の原料として用いられていたクワによく似た植物です。

赤い実がついているときは目につきますが、今の時期は不思議な形の花を咲かせています。

 

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チゴユリ

雑木林の地面いっぱいに、小さなかわいらしい花が咲き誇っています。

場所によっては踏まないでは歩けないほどになります。

 

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キュウリグサ

この植物を手でもんで、においをかぐとキュウリの香りがします。

花はとても小さいですが、よく見ると愛らしい花を咲かせています。

 

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ハルジオン

生徒はビンボウグサと呼びますが、ちゃんとした名前があります。

6月になるとよく似たヒメジョオンも咲きますが、ハルジオンは花が咲く前のつぼみのときにお辞儀をしている礼儀正しい花です。

2017年4月22日 (土)

共立二中高の自然がいっぱい2 (103)

2017年4月22

やや遅い春が来たかと思えば、一瞬にして夏のような暑さになりました。

生き物たちもこの季節の変化に驚いているのではないでしょうか。

例年では3月下旬から5月上旬に咲く花が、1ケ月もしない間に一気に咲いたように感じられます。

学校内は生徒だけでなく、元気でにぎやかな生物たちの姿もたくさん見られます。

 

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新緑の雑木林

雑木林の中で、上を見上げると薄い緑色の新緑が見られ、林床では青々としたアオキなどの低木が見られます。

この時期は、気持ちよく森林の学習ができるよい機会です。

 

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ムラサキケマン

ウスバシロチョウの食草としても知られている花ですが、近年かなり減少してきています。

それに伴って、ウスバシロチョウモあまり見なくなってきました。

 

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シュンラン

園芸店でも売っているランの一つですが、学校内では雑木林の中に自生しています。

薄緑色の花が咲いていても、目立たないので見落としてしまいそうになる花です。

 

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オニタビラコ

葉が地面に平らに張り付くように伸びていくことから、田平子の名前があるようです。

どこでも咲く花の一つですので、雑草として駆除されることが多いです。

 

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ウラシマソウ

浦島太郎がカメを助けたときに持っていた釣り竿のように、花穂から糸のようなものが垂れ下がります。

面白い姿をした植物ですよね。

2017年4月17日 (月)

春の散歩

春の散歩

新学期が始まりました。

春のこの時期は、どの学年も理科の授業で散歩に出かけて自然観察を行います。

サクラには何種類もあることや春の七草などの食べられる植物、

どこにでもある雑草にも名前があることや毒草に至るまで、

担当の先生からいろいろな話を聞くことができます。

 

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生徒たちは自然に触れると、笑顔になっていきます。

 

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雑木林を歩くと、新緑も肌で感じることができます。

 

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この学校が建っている場所は「月夜峰」といって、

戦国時代には重要な場所だった話など、歴史の勉強もします。

2017年4月14日 (金)

共立二中高の自然がいっぱい2 (102)

2017年4月14日

今年の春はやや遅めなのか、校内のサクラの花はやっと見ごろを迎えました。

いつもならばもうすでに出ているはずのタラの芽も、今年はもう少しのようです。

しかし、春は確実に進んでいます。

この学校はいるだけで春を肌で感じることができるので、これからは楽しみがいっぱいです。

今回紹介する植物は、春のほんの一部となりますが、写真を見て春を感じていただければと思います。

 

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ユキヤナギ

中庭では、オオシマザクラ、菜の花、チューリップと一緒に咲き誇っています。

 

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ナズナ

一般的にはぺんぺん草と呼ばれますが、これも春の七草のひとつです。

花の下にあるハート形の実が、三味線のばちに似ているので、三味線の音から「ぺんぺん草」と言われるようになったとも言われます。

 

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イチリンソウ

いつもは雑木林の中で、踏まないで歩くのが難しいくらい咲くのですが、今年はやや少なめなようです。

やはり今年の春はいつもとは違うようですね。

 

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スギナとツクシ

もう終わっていてもよいのですが、ツクシが生えていました。

ツクシは、スギナがなかまを増やすために「胞子」と呼ばれるものを放出するためのからだの一部です。

 

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クサボケ

ボケの花のようですが、ボケのように大きくなりません。

日本固有の植物です。

 

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ムラサキハナナ

ハナダイコン、ショカツサイ、オオアラセイトウなど多くの名前を持っています。

教科書や資料集など、いろいろな名前で紹介されています。

 

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オランダミミナグサ

ハコベに似ていますが、明治時代に外国から入ってきた植物です。

今やどこでも見られるほど分布を広げています。

 

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カエデの花と若葉

カエデは秋の紅葉シーズンに注目されますが、この時期には花を咲かせています。

また、カエルの手のような形の葉も、出てくるときは閉じて出てくることがわかります。

 

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ハナニラ

明治時代に観賞用の花として輸入されたものが、今や春の花のひとつになってしまいました。

星形をした花は、白や水色など変化があります。