2018年4月26日
春というより夏に近くなってきました。
今年の生き物たちはいつもよりも早く動き出しています。
雑木林も青々として鳥たちのさえずりも活発になっています。
これからも楽しみな季節が続きます。
オニタビラコ
嫌われることが多い雑草の一つですが、花をよく見るとタンポポのようでかわいらしいことがわかります。
春は黄色い花がたくさんあります。
タツナミソウ
たくさんの花が同じ方向を向いて咲くため、波立っているように見えます。
この花の名前をつけた方の想像力は見事ですね。
セイヨウジュウニヒトエ
白い花が咲く在来種も学校内にはあります。
紫色の花を咲かせるこの花は、江戸時代に日本に入ってきたようです。
野生化したのは約50年前と言われています。
ムラサキサギゴケ
比較的日当たりのよい場所に咲くことが多い花です。
花の形が鳥のサギに似ていることからこのような名前になったようです。
スズラン
この花は誰かが植えたものだと思いますが、中庭で集団になって咲いています。
小さな白い花はとても愛着がありますが、この植物も毒草なんです。
スミレ
春になると何種類ものスミレが咲きだします。
日本のように何種類ものスミレが見られる場所も少ないようです。
花言葉は校訓のひとつである誠実です。
2018年4月16日
学校のあちらこちらで小鳥のさえずりが聞こえてきます。
雑木林の中から見ようと思っても見ることができないホオの花も咲き始めています。
生き物たちの生き生きとした姿を毎日のように見られるこの季節は、人の心も癒してくれます。
自然は不思議な力をいっぱい持っています。
イチリンソウ
雑木林の下では、この花が満開を迎えています。
しかし、花や葉はすぐに姿を消し、来年のこの時期まで休眠をします。
ツクシ
もうこの時期になるとツクシも胞子を飛ばして、枯れ始めていきます。
これからは本体であるスギナが勢力を増していきます。
タラの芽
植えたものもありますが、自然に生えてきたものもあり、あちらこちらでタラの芽が採集できます。
タラの芽はやはり天ぷらがおいしいでしょうか。
ホトケノザとタネツケバナ
どこにでもある雑草ですが、太陽の下でその姿を観察すると一段ときれいに見えます。
ホトケノザの花を採り、吸うと甘い蜜を少しだけ感じることができます。
また、それを吹くとかわいらしい音が鳴り、二度楽しめる花です。
スノーフレーク
花言葉は「皆をひきつける魅力」です。
その言葉の通り、この花が咲いているとなぜかそちらに目がいってしまいます。
スズランスイセンやオオマツユキソウと呼ばれることもあります。
シキミ
雑木林の中でひっそりと花を咲かせていました。
この植物は有毒と言われ、特に果実に毒成分が多いようです。
ヤブレガサ
葉が破れた傘のように見えることからこのように呼ばれています。
まだ出たばかりの芽は食用にもなります。
2018年4月12日
毎日の暖かすぎる気候のため、今年の春は忙しくなりました。
サクラの花も種類ごとに咲き出すのではなく、一斉に咲きだしてしまいました。
新入生を迎えてドタバタしている新年度の中、気づけば春の雑草たちも咲きそろっていました。
今回は学校内にあるサクラを紹介します。
ソメイヨシノ
入学式といえばこの花ですね。
このサクラは江戸末期に生まれた種類で、次に紹介するエドヒガンとオオシマザクラの間にできたといわれています。
エドヒガン
例年、ソメイヨシノよりやや早めに咲き出します。
花の付け根がソメイヨシノと比べてやや膨らんでいることで見分けがつきます。
オオシマザクラ
この葉を塩づけにして桜餅に巻いて食べます。
実もおいしく生徒たちは毎年喜んで食べています。
シダレザクラ
学校では一番目立つサクラではないでしょうか。
あちらこちらで存在感を出しています。
枝が下がることで、葉の付き方が他の種類とは違っていきます。
どのように違うかわりますか?
ヤエザクラ
ほかのサクラよりやや遅れて咲き出します。
この花も塩づけにすると桜ご飯や桜茶として楽しめます。
ウコン
やや黄色い花が咲きます。変わった種類として楽しめます。
ギョイコウ
緑色の花が咲くので、珍しがられる種類です。
しかし、花の色は葉の色とほぼ同じなので、咲いていることに気づかない人がたくさんいます。