2018年6月22日
蒸し暑い雨の日が続いています。
この時季に似合う生き物といえば、アジサイとカタツムリとカエルでしょうか。
昨年ある同僚の先生から、息子にカタツムリをもっていきたいのでどの辺で採れるかと聞かれました。
その時気づいたのですが、最近大型のカタツムリに出会えていません。
数が減少しているということでしょうか。
10年後、20年後の子どもたちに、「梅雨の季節の象徴的な生き物は?」と聞いたときに、現在と同じ答えが返ってくる環境を大切にしたいと思いました。
シナノキの実
青々としたシナノキをよく見ると実がついていました。
この実が熟して落ちるときは、羽根のような葉がプロペラのようになり回転して落ちていきます。
ウツギの実
今年も多くの花が咲きましたので、実もたくさんついています。
花はきれいなので注目されますが、実を見る人は少ないようです。
ニワトコの実
ハリーポッターのダンブルドア先生が持っていた杖がこの木から作られたとして有名です。
今は花も終わり実がなっていますが、トリたちがよく食べるのか、日に日に少なくなっています。
実は古くからウイルス感染に役立つといわれ、薬として用いられてきたようです。
チガヤ
初夏なのに秋らしい風景を作り出してくれる植物です。
風になびく姿を見ると気持ちが穏やかになっていきます。
ワルナスビ
繁殖が強い外来種で、とげや毒もあり悪いところだらけという花です。
それにしてもかわいそうな名前をつけられてしまったた植物です。
トチノキの葉
中庭のトチノキの葉がなぜか巨大化しています。
生徒と比べてみてください。今年の大きさは最大級です。
2018年6月15日
梅雨に入り、すっきりとした日が少なくなりました。
雨が降ると気分も何となくすぐれませんが、梅雨があるから日本の生き物たちは育ち、生き続けることができているのです。
私たちが食べるお米だってこの時季があるからこそ秋においしく実るのです。
そのように考えてていくと、この時季もそんなに嫌なものではありません。
平年では7月の中旬まで続く梅雨ですが、気分さわやかに過ごしていきましょう。
ホタルブクロ
昔は子どもがこの花の中にホタルを入れて遊んだといわれていますが、今やそのホタルもこの花も少なくなってしまいました。
梅雨の時季に咲くこの花は、控えめでおとなしい印象を与えてくれます。
ヒメジョオン
4月に同じような花を咲かせるのは「ハルジオン」といいます。
この花の名前は「ヒメジョオン」。
本来なら「ヒメジオン」と名付けたいところですが、ヒメジオンという花がすでに存在していたため、「ヒメジョオン」と名付けられたそうです。
ナツツバキ
本来の沙羅双樹とは違う種類ですが、日本の沙羅双樹と呼ばれる花です。
花は咲いたら一日で落ちてしまいます。平家物語の「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」はそのようなことを表したのでしょうか。
クマシデ
前庭の木にはこのような実がついているものがあります。
ある生徒は、「ビールを作るときに使うホップみたい」と言っていましたが、その生徒はよくホップを知っていたなと思いました。
ビヨウヤナギ
長いおしべがたくさんついているのがこの花の特徴です。
花が少なくなるこの時期に、彩りを添えてくれています。
ニワゼキショウ
芝生の上にたくさん咲いていたこの花も、実をつけ始めてきました。
丸い実が雨に濡れている姿は、梅雨の季節の1ページになります。