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2017年6月25日 (日)

リーグ戦第2節

リーグ第2節VS江戸川女子さんでした。

今日は高校の先輩である東京成徳の宮崎先生もいらっしゃり、昨年度の中学校大会で4-3という激闘をした江戸川女子の片桐先生もいらっしゃり、インターハイ予選で負けた松原さんなども来て、それぞれのチームを見ることができるので、楽しみな試合でした。

成徳さんとは昨年度の入れ替え戦でお互い悔しい降格を味わい、サッカーの質を求めていくという意味では、目指すべきチームです。また、江戸川さんは中学と高校を片桐先生がご覧になっていて、そちらも私が見習うべき監督さんの一人で、こういう日は自分も勉強となる1日でした。

1試合目では、成徳さんがパス回し、さらには個人技などを融合して、試合をしていました。あれを試合で徹底させるのは簡単なことではありませんが、きちんと選手の考えが出てくるように指導をしているのだろうなぁと感じました。結果よりも内容を優先するという意味で、見習わなければなりませんね。

そして、我が共立の試合は、結果は2-1で勝利でしたが…。

相手の方がシュート数がうちの12本にに対し13本で多く、決定的な場面でミスがあり救われた試合という感じでした。

こちらもチャンスはたくさんあったものの、最後は相手のGKのセーブなどで得点を奪いきれませんでした。

試合の中で、しっかりとしたポジションを取らず、楽をしてボールを受けようとするので、相手との距離間、味方との距離間が合わず、途中相手にカットされる場面があり、さらにポジションも悪く、状況を把握していないので、相手にうらを取られる場面も多々ありました。

また、ディフェンスの際にだれが出た方がよいのか、そういう判断もポジションがずれているためにわからず、結果誰もでないという状況まで生まれました。

守備の時でも主導権を握ることが大切と試合前には伝えたのですが、受け身の戦いになってしまいました。守備のときも自分からチャレンジしていくことで、相手の動きを自分たちのディフェンスの間合いにもっていけるようにしないといけませんね。

自分たちでゴール前からつないでいくというのをやり続けるためには、やはりボールの位置、相手の位置を把握して、しっかりとしたポジショニングを徹底してほしいところです。

そのせいか、今日は縦に長いパスが多くなりすぎて、攻撃の厚みをつけることも難しかったように感じます。ボランチがオーバーするなどいい場面もありましたが…。

前半は高3のFWが抜けて、先制しました。それ以外にも局面局面ではいいプレーもあり、サイドをワンツーでえぐったり、センターバックの2枚がミドルシュートや前線までプレーしてあがっていったりと、いい場面もありました。

やはり、つなぐ練習とシュートの練習を同時にやっていかないといけないのだと感じました。

後半になり、センターバックの中3の動きはよかったのですが、けがなどの心配もあるので、中1の選手を入れました。

これには、中1も試合で慣れさせたいことと、メンバーを変えても戦えるかどうかを試したかったのがあげられます。

実際にボランチとセンターバックの2枚を変更すると、かなり苦戦しました。どうやって修正するかなぁと思いましたが、前線にもつなげることができませんでした。

江戸川の片桐先生もうちの狙いどころをしっかりと指示されていて、それに江戸川の選手はしっかりと対応していて、しばらくは江戸川さんの時間となりました。

そこで、高3をボランチに戻すために、サイドバックの選手をセンターバックにずらし、前線のマネージャーを代えて、中1をサイドバックで試しました。

前線にはちびっこ中1を置き、中盤に高3をあげると、再び試合は落ち着いて展開することができるようにはなりました。

そして、びっくりしたのは、中1の動き出しがおもしろいぐらいに裏をとろうとしていて、中盤の選手がもっと出せば面白かったのですが、なかなか出ませんでした。おそらく、中1の飛び出しに気づいていないのでしょう。ですが、相手DFなどはその対応も一応ケアしないといけないので、動いてくれる選手がいるのは後半になってくると助かります。

ラストでもう1点狙うために、右サイドの選手をさらに元気な中1に変更しました。悪くはなかったのですが、前節でもそうだったように、試合の途中から流れを代えられる選手を入れたいので、とにかく怖いもの知らずの中1どんどんいかせようとおもいました。

結果として追加点は取れないものの、苦しい時間もあり、支配できた時間もありで、ポゼッション自体は優位に進めたかと思います。ですが、課題は山積みでした。

裏にけらなくていい場面に長いボールを蹴ったり、フィールドを広くみれば楽な方があるのに気づかずに苦しい方にトラップしてしまう、などなど視野の確保とボールコントロール、さらには判断の速さをもっとあげないと求めているパスサッカーでの攻撃サッカーにはいたらないかもしれません。個人技に関しても、一人かわしても、コントロールが大きすぎて二人目で捕まってしまったり、GKにとられたりと、まだまだです。

裏を取るパスにしても、精度が低かったり、種類が少なかったり。

本当はもっともっと工夫していってほしいところですが、日ごろの練習では不十分なのでしょう。

また、高校3年生に頼っていることが明確になった試合でした。ここまでの全4得点に高3がすべて絡んでいて、うち3点は高校3年。さらに、中盤でのさばくのはやはり高3、そして、ゴールをなんとか守っているGKも高3。

この3人が抜けた後はどのようにやっていくのか考えなければなりません。

ただ、このメンバーがいて、さらにはけが人が戻ってくれば、レギュラー争いが発生します。

高校から始めた2年生たちもサッカーがわかるようになっただけに、ミスを恐れたりもするようになってきました。ここは乗り越えてもらわねば!失敗を恐れない選手が一番成長します。

試合中もしっかりチャレンジしなさいと選手には伝えたのですが、失敗をしない限り、成功にはたどり着きません。

また、高校3年生は一応が今日の区切りですが、この後も続ける選手は何人か?!それによっても今後の後輩の成長は変わってくるかもしれません。

そして、試合後は試合の反省というよりは、今日のように判断が悪く、楽な位置でもらってしまう根本的な日ごろの動きの甘さを説明しました。

それは試合前にもありました。試合前に自分たちがミーティングをしていたのですが、一人も本部席にはおらず、ボールが落ちてしまった時や、何か緊急事態があったときの対応を誰もしていなかったのです。私は副審をやっていたので、対応が限られてしまうにもかかわらず、それに気づかずミーティングをしていました。周囲の様々なことにきちんと気づいて、対応が日ごろからできるようにしてほしいものです。そういう意識が足りないせいか、試合でもつい無理をせずに楽な方に判断をしてしまう。

日ごろの行動が緩んでいるせいか、勉強もサッカーも緩んでしまう部分が見える今日この頃です。

もう一度きちんと見直しましょう。

それにしても、今日の試合も私自身勉強でした。江戸川さんが必至でやってくるのですが、それに対してディフェンスでのパス回しなど後ろからしっかりとボールを失わずに戦うなかで、指示をなるべく出さずに、どうやって選手で戦ってもらい、成長してもらうか、葛藤でした。試合中にすべての指示を出さないと勝てないチームは結局やらされているサッカーになってしまうので、自分たちで間違っても判断し、それを取り戻し、再びゴールにチャレンジしていけるようになってほしいものです。ただ、ベンチにいるときは辛抱しないといけません。ですが、先日JFAでいろいろな話を聞いて、自分も成長しなければ、選手たち自身も成長できないと感じたので、ここは辛抱していこうと思います。

それを成徳の宮崎先生には見抜かれていました…。でも、同じような志をもって挑戦している先輩がいるので、それを見習って選手と頑張りたいものです。

練習でももっと選手に考えて気づかせる練習にしていかなければ、試合での気づき、判断につながりませんね。

わたしももっと勉強しなければ。

私の課題が一番多く見つけられた日かもしれません。

明日からテスト1週間前です。

次節は7月17日VS青梅総合です。

7月8日には八王子さんと練習試合です。

引き続き、応援よろしくお願いします。