八王子車人形を「体験」しました!
中学1年は今日の午後の時間を使って、八王子車人形を「体験」しました。
白亜祭に向けて行っている、八王子研究の一環として企画されたものです。
八王子車人形は、3つの車がついた箱型の車に腰かけて一人の人形遣いが一体の人形を操る特殊な一人遣いの人形芝居で、江戸時代から伝わる八王子の貴重な文化財です。
今回の公演はこの車人形を世界各国で公演し続けている西川古流さんを招いて、生徒自身も人形遣いを体験できるという特別企画になりました。
まずは車人形に関する大まかな説明から始まり、最初の演目「三番叟」が演じられました。
ほとんど手の届くようなスペースで行われたので、細かなところまでしっかり鑑賞できました。
その後、実際に人形を使って、人形遣いの体験を行いました。
生徒たちも最初は戸惑っていたようですが、少しコツが分かると、楽しそうにチャレンジしていました。
もっとも、やはりかなりの技術がいるようで、なかなか思うようには動いてくれなかったようですが。
そんな体験を目の当たりにしたからこそ、次に鑑賞した「東海道中膝栗毛」の一場面は、その細やかな表情の作り方、操り方のすばらしさに思わず見とれてしまいました。
生徒たちも、普段は接することがない芸能かもしれませんが、決して遠い存在ではなく楽しいエンターテイメントであることを理解できたことと思います。