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2014年5月29日 (木)

卒業生とゆーヤツは……あげいん

春は卒業生がよくやってくる。
もうすぐ体育大会だけど、そこがピークでしょうね。
ま、卒業生が来るのはいい。
たまにやってくると、何かしら変わっていておもしろいし。
しかしいろいろ困ったこともあるんだなこれが。

先日もある卒業生(大学生)がドカドカとやけに勢いよくやってきた。
先生お久しぶりです、と言いつつショートケーキを差し出すあたりは、大人になったじゃーないか、認めようじゃないか!
いや、けっしてモノに釣られたわけではなく、人付き合いのノウハウを身につけたというその成長を認めているわけであるから誤解のないように!(棒)
しかしね、そこから延々と1時間、ゼミの愚痴やら何やらをしゃべくりまくるというのはどーなんですか?
急ぎの仕事もあるんですよー!
「それで先生おかしいと思いませんかそんなこと勝手に決めるって何なんですかねほら先生この日に発表があるんですけどねここで飲み会するっておかしいじゃないですかでもそれ言うとまた私だけ何言ってるんだとかいう目で見られたりしてどうのこうの……」
などとスケジュール帳を見せながら力説する。
あーそうですか、そーですね、と一応返しはするが、まぁ何というかどうでもいいような話なんですけどね。

「それより君、彼氏ができたんだろ、そっちの話をしたまえ」
と言ったところ、この卒業生、完全に硬直、5分間くらい身動き一つしなかった。
というのは嘘だけど、本当にしばらく硬直した後、バタバタ動きまくりゼンマイ仕掛けのおもちゃが壊れたみたいになって、笑える
「え、な、何言ってるんですか、知りませんよ、ばたばた」
それにしても分かりやすいな(笑)。

どうでもいいが、人に自分のスケジュール帳をちょいちょい見せて、その一か月のスケジュール表のあちこちに赤いハートマークが書き込まれていたりしたら、逆に気付かない方がおかしいだろー(笑)。
結局、いろいろといじったところ、実は2日に一度は喧嘩をして、その彼氏を泣かせているのだという恐ろしい話まで聞かせていただいたわけだが。
まぁ、がんばりたまえ。

職員室でY先生に会ってから帰りますと言ってやっと去っていく卒業生。
まったく、ちょっとした台風である。
ということで、ほっと一息ついて、いかん急ぎの仕事があったのだと必死にやり始めたところ、何だか知らないけどまたその卒業生が戻ってきてメソメソ泣いているんですけど、どしたの?

「Y先生すごく体調が悪いって言ってろくに話もしないで帰っちゃったんですなんか石があってずっと調子が悪いんで今度手術するようなことも言ってるしいつもみたなバカ話も全然してくれないんです、めそめそ」

あー、胆石ですね、まぁ調子悪い時もあるでしょ、仕方ないわ。
ていうか、「バカ話」とか言っちゃってるし。

「まさかこんなことでもう会えなくなっちゃうとは思ってませんでしたー、めそめそ」

いやいやいやいやいや、ちょっと待て。
勝手に他人をお星さまにするな、何で石があるからって永遠に会えなくなっちゃうんだよ。
まぁ病気のことだからうかつなことは言えないけど、一般的に言ってもそんな簡単にお星さまになってしまうようなもんじゃないでしょー、実は私自身石を持っててりして。

「もう電話もできませんよ、電話してY先生お願いしますって言って、Y先生はもういませんとか言われちゃったら怖いじゃないですかー、めそめそ」

いやいやいやいや、だからさー、(以下略)。

「どうしたらいいんですかぁー、びーびー」

というわけで、今度は延々とお守をすることになりましたとさ。

ひとこと、言わせてもらっていいですか?
仕事を、させてくれぃ!!