おそまつさまでした。
まずい、2月が終わろうとしている……。
せめて月イチでは更新しますよね?、という生徒の怒りに対して、それくらいなら全然大丈夫だよぉ~(へらへら)などと適当にごまかしていたが、まずい、一度も更新していないまま2月が………。
ということで、急きょキーボードに向かう司書教諭である。
そういえば前回のブログで『天空の城ラピュタ』の話をしたところ、生徒からは「先生アニオタだったんですね!」などと言われ、たいへん心外であった。
別にアニメオタクでなくとも、『ラピュタ』を見れば、そして例の場面になれば、おそらく誰でも、少なく見積もっても国民の半分くらいは「バルス!」と叫ぶものであろう。(←それはない)
いやまぁ、それはともかく、いわゆる宮崎アニメってほとんどの人に好んで見られているでしょ。
それくらいでアニオタ呼ばわりされてしまっては、本物のアニオタに怒られてしまうわ。
とは言ったものの、まぁカミングアウトしてしまうと、もしかしたら自分ってアニオタの“はしり”だったかもしれんなぁ、と思ったりすることもある。
現在巷では「おそ松さん」がちょっとしたブームになっておる。
で、この「おそ松さん」の特集を組んだあのアニオタさんたちの愛読書たる「アニメージュ」が何と36年ぶりに重版されたという話を小耳にはさんだ。
で、この雑誌ですけど、司書教諭、なんと中高生の頃、創刊号から数年間ずっと買い続けておりました(笑)。
ということで36年前に重版となった号も覚えております。
ファーストガンダムのマチルダさんが表紙のヤツ(笑)。
いやでもね、当時はインターネットもないし、他に情報源もなかったのでそんなにのめり込むようなオタクにはなりようがなかったわけで。
ヤマトとかガンダムとか、アニメ文化の歴史を変えたような作品が出てきた時代だったから、かなり興味を持って接していたのは間違いないけど。
今の時代に中高生やっているアニメ好きさんたちは、羨ましいようにも思えるけど、情報が多すぎてたいへんだなぁとも感じる。
深入りしちゃうと、どんなに時間があっても足らないだろうなぁ。
勉強しなくなっちゃうよなぁ(汗)。
基本的に、何にせよ、のめり込むほど好きなものがあるというのは素晴らしいことだと思うのだけど、ちゃんと自分で時間のコントロールができなきゃアウトですね。
「酒は飲んでも酒に飲まれるな」という名言があるのを知っとるか?
バランス、大事です。
さて出版している徳間書店だけど、「宇宙戦艦ヤマト」が流行った時にこの作品だけを特集した「ロマンアルバム」というアニメMOOKを出版し、これが大好評だったので「アニメージュ」の創刊に踏み切ったという歴史があります。
で、この後気を良くした徳間書店は様々なアニメの「ロマンアルバム」を出版するわけだけど、アニオタもどきの司書教諭は、なけなしの小遣いをはたいてこのシリーズも買い続けるのであります。
そして後に、大学生となり地方から上京し一人暮らしをはじめた司書教諭が金に困った際、中野ブロードウェイの「まんだらけ」に行ってこの「ロマンアルバム」十数冊を買ってもらったところ、びっくりするほどの高額で売れ、おかげで飢えをしのげたという感動的な歴史があるのです(泣)。
言ってみれば命の恩人(本)かと……。
それにしても「おそ松さん」、あまりにもぶっ飛んでいて驚きましたわ。
かなり実験的なこともしているみたいだけど(よい子は見ない方がいいです)、何というか、こういう“センス”って、すごいなぁと感心しておる。
あ、でもアニオタじゃありませんから。
誤解なきように!
ps.
今気づいたけど、「酒は飲んでも酒に飲まれるな」とは書いたけど、当然生徒諸君は酒は飲んじゃ駄目だから。
「司書教諭が酒は飲んでもいいみたいなこと書いていた」とか言われると困るので一応断っておく!(←ほんとにやりそうだから怖い)