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2014年7月24日 (木)

ミーハーとは限らない

「せんせーも見ましたか?!」「良かったですよねー!」
突然何だ、と思った方もいらっしゃるでしょうね。
あれですよ、あれ、「アナと雪の女王」。
ご存じの通り、現在のエンターテイメント界を席巻している「アナ雪」である。
映画のヒットもすごかったけど、先日DVD・BDが初週150万枚以上の売上でいろいろ新記録を樹立したとか、なんかすごいことになっているようで。
もっとも、流行のきっかけは何と言ってもその主題歌である「れりご~」の大ヒットなんだろうけど。

まぁ当然、大ファンになっている生徒もいたりして、いろいろ言ってきたりするわけで。
「アナ雪」に関する本はノベライズが一種類あるだけなのだけど、ディズニー関連本はいっぱいあるしディズニー大好き少女は生徒の数より多いくらいなので(?)、まぁそういう話にはなるわな。

ちなみに司書教諭、生徒から「せんせー、ミーハーですね」と、ちょいちょいいじられたりしている。
以前にもたしかその件についてブログに書いたような……。
作家は村上春樹やら伊坂幸太郎などが好きだと言ったり、ショパンの曲のベスト3が、テレビアンケートのベスト3と全く同じだったりとかで、生徒たちからミーハー認定を受けているのである(自虐)。
よって当然「アナ雪」も興味津津だろうと思われても仕方ない、気もする。
だが必ずしも世の中の流れに迎合するだけの司書教諭ではない、ということを述べておきたい。(キリッ)

いえね、「れりご~」は好きなんですよ。
良い曲だと思うし、特に松たか子さんはずっと前から大ファンですし。
ヒットするのも納得。
一人カラオケ行って、歌いまくったりしてますしね。(これはウソ)
ただですね、あくまでも個人的な好みの問題ですけどね、あのギョロっとしたでかい目のキャラクターをどうしても受け入れることができないんですよ……。(小声)
まぁ3次元グラフィックスのモデリングで仕方ないのかもしれないけど、CGで顔に立体感を出そうとすると普通の二次元キャラよりもバランスが悪くなってしまうように思えるんですけど。
なんというか、ちょっと爬虫類のような感じに見えちゃうんですよ……。(超小声)

なんてことを生徒に話したら、案の定逆上されましたよ。
「何言ってるんですかー! 可愛いじゃないですかー!」
「せんせー見る目ないですよ、そういうこと言ってると、もう借りに来ませんよ!」

いや、本借りに来ることと関係ないだろー。
ほとんど脅迫。
で、あくまでも個人的な好みだって言ってるじゃん……。
私にはどうも仮面ライダーに出てくる、恐怖!トカゲ女、みたいに見えるぅ……。(超超小声)

いや、少数派であることは十分理解してますよ。
でも探せば同じように感じている人もちょっとくらいはいるんじゃないかと思うんですけどね。
それにしても、やはり盲目的なファンというのは怖ろしい。
ちょっと否定的な意見を口にしただけですぐに炎上してしまうのでよっぽど気をつけないといかん。
図書館炎上とか、大事件じゃん!
有川浩が小説に書いちゃいそうじゃん!
(何をもって炎上なのか、自分でもよく分からんけど)
ま、そういうことならこんなこと書かなきゃいいでしょ、と言われればその通りだけど。
すべてミーハーというわけではない、ということを示そうと思ったら地雷を踏んでしまったような……。

アナ雪ファンの皆さん、どうぞ落ち着いて行動していただきたくお願い申し上げます。(懇願)

2014年7月14日 (月)

こりゃあかん

すっかりご無沙汰になってしまいました。
おそらく多くの読者の皆さまは、コイツは相変わらずワールドカップに集中していて仕事を疎かにしているのだろう、と思われていたことでせう。
いえ、決してそんなことはございませぬ。
とはいえ、決勝が終わったタイミングでやっと更新しているようでは全く説得力がないか(諦め)。

まぁそれでも言い訳をさせてもらうと、とにかく純粋に余裕がありませぬ。
行事はたくさんあるし、業者さんも学校が夏休みに入る前に終わらせようとして広告の仕事を次々と入れてくるし、毎年のことではあるのだけれど、この時期はもうーお手上げです。
完全にキャパオーバーですわ。
それはせんせーのキャパが小さすぎるからでしょーと言われれば、はいその通りですと謝るしかないんですけどね。
で、案の定、失敗しましたよ。

まぁ何というか、様々な印刷物を猛烈な勢いで作ってるんですけど、こちらでデザインして印刷だけ印刷屋に発注しているわけで。
刷り上がった印刷物が届いて梱包を開けてみたら、あれ?わけのわからないものが入っておる。
何ですか、コレ??
すぐに気付きましたよ、どうやら入稿する原稿を間違えてしまったような(驚愕絶望)……

そりゃー当然、想像もしなかったようなモノが出来上がるわけですよ。
さすがにこんなミスは初めてですわ。
これはもう、ブラジル国民と同じくらいのショックですわ。

まぁそういうわけですので、これはいけません、やはり仕事をちょいちょいカットしてもらうべきだと思いませんか!
まぁ校長も教頭もこんなブログ読んでいるとは思えませんが、一応言うべきことは言った方がいいに違いない。
さぁ皆さん、声を大にして叫びましょう、「司書教諭はもうヤバいぞ仕事をあまりさせない方がいいぞ!」

……うむ、このブログはちょっと深いなぁ……。

さて、オープンキャンパスとクラブ体験会が終わり、ちょっと一息つきたいところなのだけど、今日も今日とて雑誌とwebの取材が二つあってバタバタでしたわ。
ほんっと、どうにかしてくれぃ!
まぁとりあえず無事終了したのだけれど、ちょいと驚いたことが。

二つの取材とも中学生対象で、中学2年生と3年生の生徒たち何人かにインタビューを実施。
まぁバタバタだったこともあり、その生徒たちとは全く話もしておらず、どんな回答をするのかちょいと不安だったわけで。
案の定、インタビュー始める前から「これって記事になったら誰か芸能人読んだりしますかぁー?」とか記者に逆質問したりして、こっちはすでに冷や汗。
大丈夫か?

ところがいざインタビューが始まってみるとけっこう皆さんしっかりしていて驚き。
特に将来の話が出ると、みんなはっきり答えてくれる。
「警察官になりたいので、高校では……」
「管理栄養士を目指しているので高校生になったら……」
「プロゴルファー目指してがんばってるので……」
などなど。

ひぇー!
皆さん、すごいですわ。
中2とか中3で、こんなにしっかり目標持って将来を考えているとは!
もちろん、たまたま今日インタビューを受けた生徒がちゃんと答えられただけなのかもしれないけど、それにしてもちょっと感動しちゃいましたよ。
これは本校のキャリア教育がしっかり機能していると理解していいんですかね?
ウチの生徒諸君、もしかしたらすっごい子たちばかりなんじゃないか!

「キミたちすごいね、ちなみに私の中学時代とか、金持ちになったらこんなことやあんなことをしようにやにや、なんて『妄想』だけしかなかったけどね」
「え~先生、もう~そうなんですか(笑)」
「…………。」
さぶいギャグで現実に連れ戻される初夏の夕暮れ……。