今年もおしまい
終業式も済ませ、学校は冬休みへ。
大部分の生徒は解放感に包まれホクホク顔で帰っていく。
まぁせいぜい楽しんでください、いろいろと。
しかしまだまだ解放されない者もいるんですね。
あと何カ月かは。
終業式の後も、冬休み前にどっさり本を借りていこうとやってくる夢見る生徒に交じって、ふらつく生徒が入ってくる。
「先生ー、寝不足ぅ、毎日睡眠3時間だよー」
ソファーに倒れこむ。
「大丈夫だ! 受験生というのは皆そんなもんだ!」
言うだけなら、いくらでも言えるんだけどね。
受験勉強もここまでくると、体力勝負。
そして精神力。
「ダメだー、眠い」
「おいおいそんなところで寝るなよ‥‥‥、って、もう寝てるじゃん!!」
すでに軽くいびき状態である。
この生徒、途中他の先生が来た時に反射的にむくっと起きたがすぐにまた眠りにつき、結局1時間以上寝ていた。
おいおい、いくらなんでも教師の前でこうも堂々と寝るかね。
もっとも司書教諭を教師と思っていない節も多々見られるが。
あまりにもぐっすり寝入っていたので、レディー・ガガのようにまぶたに目を書いてやろうかと思ったが、後が怖いのでやめておいた。
まぁこのずうずしさがあれば、受験の荒波をしっかり乗り切れるだろう。
ファイトである。
冬休みもまだ図書館は開いているし貸出もするけれど、一応これで店仕舞い‥‥‥ではなく館仕舞いですかね。
たいへんな一年でしたが、楽しいこともいろいろありました。
来年はずっと穏やかに過ごせるよう祈っています。
では皆さん、ちょっと早いかもしれませんが、どうぞよいお年を!!