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2013年7月 2日 (火)

司書教諭にあるまじき

先日常連の生徒から「司書教諭にあるまじき言葉・ベスト3」を突き付けられた。
「本なんか読んでるな!」
「読む本探してるな!」
「本借りに図書館に来るな!」
以上である。

そ、そんなひどい言葉を司書教諭が口にするなんてこと‥‥‥ま、確かに何度も言ったな。
君らにはな。
誰にでも言うなんてことはない。
毎日図書館にやってきて定期考査直前だというのに毎度毎度本を借りていくような困った生徒にしか言わんのだ。

もっとも、テスト前になると本を読みたくなるというのはよくあること。
まぁ理解もできる。
他にはテスト前に片付けや掃除をしたくなる、というのもよく聞くが。

ちなみにこれって心理学的にも認められていることで、セルフ・ハンディキャッピングというヤツですね。
テストの成績が悪かったらどうしよー、と焦ったりすると、自らハンディキャップを作りだして言い訳を用意しておくというわけ。

あと、よくあるのが「わたし全然勉強してないのよねぇー」とか周囲にアピールするってヤツ。
これも同じようなジャンルの行為。

前者は獲得的セルフ・ハンディキャッピング、後者は主張的セルフ・ハンディキャッピングという言い方をする。
なんか英語で言うとかっこよくなっちゃうんで、何かなーと思うのだけれど、要するに逃避行動だよなぁー。
って決めつけちゃいけないのかしらん。
そんなに難しい話じゃなくて、ただ勉強に飽きたんでー、ってくらいだったりして。

以前、そんなような話を生徒にした時、その生徒が目を輝かせてこんなことを言ったのを覚えている。
「体重測定の前にケーキ食べたくなるのって、そういうことだったんだ!」

うーん、それは私には分からんけど‥‥‥。

まぁ皆さん、ここはひとつ、正々堂々と試験に向かっていっとくれ!
健闘を祈る!
(祈ることしかしないけど)