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2013年7月11日 (木)

恐怖!なめくじ女

「先生、この前図書館に貞子がいましたよ、貞子が(笑)」
突然生徒に言われましたが、何ですか、それ?
「カウンターの上に貞子が這ってたんですよ(大笑)」

貞子と言えばもちろん、テレビから這って出てくる、あの恐ろしいヤツである。
図書館の図書事務室は独立していて、貸出のカウンターは事務室と閲覧室の間に設置されており、貸出時間にはこの間の窓を全開にして受け付けている。
でも、貸出時間帯以外は通常窓を閉めて貸出中止に。

というわけで、授業時間中は閉まって貸出はしていない。
ところがその日の6時間目、高校3年生はちょっと早めに5時間目で終わったため図書館に行く生徒もいたわけ。
司書教諭が居ればそれでも貸出も受け付けるのだけれど、その日は用事があって別の場所にいたため事務室自体閉められており。
どうやら本を借りたい生徒が、カウンターの窓を開け、勝手にカウンターの上を這ってズルズルと中に入り込んで自分で貸出手続きをしたようである。
女子高生たるものが、なんという暴挙!
で、その様子を図書館の外から見ていた生徒が、貞子だ貞子だと笑ったという次第。
誰だかは分からなかったようだが。
カウンターの窓を開けてズルズルと身体を這わせる女、確かに貞子ともいえるし、なめくじのようでもある。
ああ、恐ろしや、なめくじ女!

でもですねー、自分でパソコン使って貸出や返却の管理ができる、しかも高3って言えば、誰だかはだいたい見当がつきますね。
ということで、昨日ちょっと犯人候補者のグループに聞いてみた。

司書「君たちの中で何か悪いことした覚えのある者はいないか(ニヤリ)?」
A子「えー、な、何のことですかぁー(動揺)」
(B子、そっぽを向いて会話に入ろうとせず。)
司書「目撃者がいるんだけどねー、早いとこゲロした方が(失礼!)身のためだよー」
(B子は泳がせておいてA子に突っ込む。)
A子「えー、それは変だって、あの時周りにはうちらしかいなかったしー」
司書「ふっ、語るに落ちたな、『あの時』ってどんな時なんじゃい!」
A子「いやいやいや、それはB子に聞いてください」
B子「いやいやいや、それはですね、本を借りたいと思っ▼☆*◆♂※〓〆‥‥‥」

普段から滑舌悪くってよく分からんのに、動揺していて何を言っているのか全くわけが分からんではないか。
それにしても見た目の慌てぶりは分かりやすくて笑える。
まぁでも罰として、今後君のことは「なめくじ女」と呼ばせてもらうからそのつもりで。
文句言ったら塩かけるぞ!

(よい子は真似しちゃだめですよ)