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2013年11月27日 (水)

ツリーは出したけど

どうにか続けてきた「あめちゃんあげるよ!キャンペーン」も終了し、「飴はないんかいー!」と常軌を逸したモンスター女子校生がいつ怒鳴りこんでくるのやらとビクビクしながらカウンター業務を続けているものの、そうこうしている間にそろそろ定期考査一週間前に突入するわけで、どうにかばっくれて逃げ切れるんじゃないかとちょっとだけ安堵する今日この頃である。

ということで、もうすぐ12月だし、今年もクリスマスツリーを出してみました。
テスト前だけど、ツリーくらいはいいですよね。

20131127to

写真を撮ってきて取り込んでみてから気づいたけど、これだとイルミネーションライトが点滅しているのが全く分からんなぁ。
そう言えば去年は動画を撮ってきて、GIFアニメにして掲載していたような気がする。
でも面倒なので、今回は皆さん、各自脳内再生で点滅させて下さるようお願いいたします。

しかしツリーを出した早々、カウンター前で「ちっちゃ!」とつぶやく生徒あり。
キミ、許さんぞ!
せめて「カワイー」とでも言いなさい。

そう言えば今年は、1号館(HR教室などが入る中心の校舎)の地下にある英会話広場に、英語科がでっかいツリーを出すらしい。
生徒会が持っていて今は使われていない大物のツリーがあるので、それを(貸して?)もらって設置しようということになったそうな。
うーん、その手があったか!!
やられた!

このままではウチのミニツリーの存在感が希薄になってしまうぞ。
なにか良い手はないか?
というような話を生徒としていると、こんなアイデアが!
「先生、ツリーのオーナメント代わりに飴ちゃんを飾っておけばいいんですよ、欲しい人は持っていっていいよーって!」
おー、そりゃいいねぇ‥‥‥って、またあめちゃんかい!!
一生あめちゃんから離れられなくなりそうで怖いわ。

ということで、目立つために何かいい方法を思いついた方はぜひ図書館まで!
良いアイデアをおよせいただいた方には、あめちゃんを差し上げます!
(あれ?)

 

2013年11月19日 (火)

アレはあそこにソレですよ

昼休みにパコパコとキーボードを打っていたら、隣にやってきた生徒が何やら本を開いて朗読し始める。
ニヤニヤと笑いっぱなしである。

「来世も 一緒になろうと 犬に言い」(笑)

「『先寝るぞ』 『安らかにね』と 返す妻」(笑)

「期限切れ 犬にやらずに オレに出す」(笑)

「金貯めて 使う頃には 寝たっきり」(笑笑)

キミ、本当ーにいい度胸しているな。
わざわざ近くに来て『シルバー川柳 3』を次々と読み上げるとは‥‥‥。
それは暗に、「先生もトシだから共感するでしょ!」という悪意のこもったパンチを繰り出しているわけだな。
このことはよーく覚えておこう。
言っておくが司書教諭はねっとりとしつこいらしいぞ、ま、深い意味はないが(冷笑)。

まぁ確かに最近のブログ、老化ネタが多いことは認めよう。
思えばこの「シルバー川柳」も、すでに話題としては3回目の登場のはず。
先日も「先生、ちょっと気にしすぎじゃないですか?」と生徒に笑われたばかりである。
許せ、そういうお年頃なのだ!

それにしても『シルバー川柳』は面白いな。
何度も言うようだけど。
個人的に秀逸だなぁと思ったのは

「『アレどこだ?』『アレはあそこにソレですよ』」。

共感しちゃいましたよ、ほんとに。
そして最後に、とにかくしみじみと胸に沁み入ったのはこれ。

「はげぬうち 遺影を撮れと せかす妻」

‥‥‥切実である。
残り時間は少ない‥‥‥。

2013年11月12日 (火)

恐るべし、あめちゃん!

「あめちゃん あげるよ キャンペーン」なんですけど、当初の予想だともう終わっているはずだったのだけれど、もうちょい続くようであり。
借りにくる生徒の数から無くなる時期の予想はつけていたわけだけど、見事に外れましたわ。
そりゃね、途中で箱の中の飴がどんどん増えていったりすれば分からなくなりますわ。
(これについては前回の記事をどうぞ。)

それはそうと、想像していた以上にこのキャンペーンが好評でちょいと複雑な心境。
借りにきた生徒に「あめちゃんどーぞー」と言うと、ほとんどの生徒は満面の笑みを浮かべてウキウキである。
あめ選びにニコニコである。
あまり普段見かけない生徒も借りに来たりしてるし。
あめちゃん一個でこんなに効果があるんかい?
新着図書を紹介したり、図書だよりで客を呼んだりとかするよりはるかに効果があるではないか!
今までの司書教諭の努力は一体何だったのか!!
うーん、複雑だ。

こうなるとキャンペーン終了後が気になるぞ。
「センセー借りまーす!」
「はいよ、ホームルームナンバーは?」
「センセー、それよりあめちゃんの箱ないんですけどー」
「飴なくなっちゃったので終了でーす」
「えー! じゃー借りるのやめまーす」

余裕で脳内再生できてしまうじゃないか。
こういう不届き者、絶対にいるぞ!
もういっそのこと、またキャンペーンを再開するために、来年度予算の中に飴代を計上してしまおうか?
業務用の大袋とかだったら、買えないことはないだろうし。
もっともそんなことしたら怒られるだろうな。

いやいや、それ以前に、そんなモノで釣るような方法をスタンダードにしてしまう非道を、教育者として許していいものだろうか!?

 

 

ま、いっか。
(躊躇約3秒、先日より2秒短縮!)

あ、冗談ですよもちろん‥‥‥。
じ、冗談ですとも‥‥‥。

2013年11月 5日 (火)

目的は飴なのか?

何でだか分からないけれど、今年はハロウィン、賑やかであった。
メディアでもいろいろ取り上げられているけれど、街中もコスチューム族がわさわさと増殖しているみたいだし。
で、学校はどうかというと、教員も生徒も全員がゾンビメイクで授業を進行したのであった、というのはもちろん大嘘ですが。

生徒たちは、皆いろいろな飴を持ってきて友だちと交換するというのがハロウィンの定番のようである。
バレンタインならチョコレートを交換し、ハロウィンでは飴を交換する……って、完全にお菓子メーカーの策略にはまっとるな。
まぁ生徒もなにか理由をつけていろいろやりたがっているだろうし、楽しんだもの勝ちなんだろうからいいんですけどね。

ところで図書館では先日から「あめちゃん あげるよ キャンペーン」を開催中。
カウンター前に「あめちゃん箱」を出して、本を借りたら1個プレゼント!
それなりに皆喜んで持っていっているので大量の飴も順調に消費するだろうと予想。
しかし想定外だったのは、ハロウィンにおける彼女たちの行動であった。

「せんせー、ハロウィンだから飴あげるねー」
「おー、ありがとー」
飴ちゃんあげるよキャンペーン中なのに、逆に生徒から飴もらっててどうすんねん、と思ったりもしたけどありがたくいただいておこう。
と思って手をだそうとしたら、何とその生徒、袋からごそっと飴を何個もすくい取って、そのままカウンターの「あめちゃん箱」へ!

なんじゃい、司書教諭にくれるんじゃなくて、あめちゃん箱行きかいー!
大量の飴を消費しようと思ってはじめたキャンペーンなのに、むしろ飴が増えてるじゃん!
生徒とすればキャンペーン用に寄付してあげるという意識なわけで、まぁありがとうございますなわけだけど。
で、そういう生徒が一人ではないという事態……。
なんかおかしくないかい?

とは言うものの、さすがにそんな状況はハロウィンの時だけで、その後は順調に飴も減っているようだけど。
ただ、それでも未だに自分で持ってきた飴を「寄付」してくれる生徒がけっこういて、箱の中の飴の種類がさらに増えているんですけど。
なんか、あめちゃん箱がカオスのような状態になってきたわ。
あまりいろいろな種類の飴があるので、本を借りて飴を選ぼうとする生徒が、カウンターの前で延延とおしゃべりしながら選択作業を続けるという迷惑な事態になっているぞ。
全く女子校生というのは厄介な生き物である。
まぁしばらくの間だろうから我慢するけどね。
できるだけお静かにどうぞ……。

おっと、大事なことを言うのを忘れておった。
ただいま、読書週間中!
あめちゃんもいいけど、ちゃんと読書しましょー!!

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