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2013年11月19日 (火)

アレはあそこにソレですよ

昼休みにパコパコとキーボードを打っていたら、隣にやってきた生徒が何やら本を開いて朗読し始める。
ニヤニヤと笑いっぱなしである。

「来世も 一緒になろうと 犬に言い」(笑)

「『先寝るぞ』 『安らかにね』と 返す妻」(笑)

「期限切れ 犬にやらずに オレに出す」(笑)

「金貯めて 使う頃には 寝たっきり」(笑笑)

キミ、本当ーにいい度胸しているな。
わざわざ近くに来て『シルバー川柳 3』を次々と読み上げるとは‥‥‥。
それは暗に、「先生もトシだから共感するでしょ!」という悪意のこもったパンチを繰り出しているわけだな。
このことはよーく覚えておこう。
言っておくが司書教諭はねっとりとしつこいらしいぞ、ま、深い意味はないが(冷笑)。

まぁ確かに最近のブログ、老化ネタが多いことは認めよう。
思えばこの「シルバー川柳」も、すでに話題としては3回目の登場のはず。
先日も「先生、ちょっと気にしすぎじゃないですか?」と生徒に笑われたばかりである。
許せ、そういうお年頃なのだ!

それにしても『シルバー川柳』は面白いな。
何度も言うようだけど。
個人的に秀逸だなぁと思ったのは

「『アレどこだ?』『アレはあそこにソレですよ』」。

共感しちゃいましたよ、ほんとに。
そして最後に、とにかくしみじみと胸に沁み入ったのはこれ。

「はげぬうち 遺影を撮れと せかす妻」

‥‥‥切実である。
残り時間は少ない‥‥‥。