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2020年2月10日 (月)

入れ替え戦

昨日は入れ替え戦が行われました。

なんと、ケガから一気に4名復活に加え、高3が1名来てくれて10名での試合となりました。

入れ替え戦を辞退しなくてはいけないかもしれないという状況からすると信じられない状態でした。

とはいえ、ケガもそれぞれ回復には時間がかかる、また十分な状態ではない選手もいる中での試合でしたので、練習がほぼできず、いきなり本番で、試合のイメージは苦しいものになることは予想されました。

また、選手たちがイメージしている先発と、私がイメージする先発は異なっていました。

ただ、選手たちが考えていたポジションも考えられるもので、どういうサッカーをやりたいかによっては選択肢となるポジションでした。

また、選手の中でも割れて決めきれないとのことでしたので、最終的には選手たちが考えた2パターンの中から私がどういうサッカーをやりたいか確認したうえで、最終的に決めました。

試合のイメージとしては、前半は相手が主導権を握る中で、自分たちはいいボールの奪い方をして、前線にあててからしっかりとサッカーをつくる、または一気に突破をはかるイメージでした。

前半は予定通りの入りでしたが、途中前線の選手が足をつってしまったので、9人での戦いを強いられました。

ただ、この1年間は7人で戦うこともあったことを考えると、まったく慌てる必要もないと考えていました。

前半の2失点とも、自分たちの弱気、判断の遅れやミスから失点をしてしまいました。

後半はうちがボールを持つことが少しできるかなぁと思っていました。もちろん、相手に裏をとられることは何度もあるでしょうが、お互いの距離感が試合の後半になれば修正できると考えたので、得点も狙えるだろうと。

ボールは前半よりも持てたものの、やはり失点を重ねてしまい、自分たちも徐々に疲れがたまり、フィニッシュの手前でアイデアなくロストしてしまう展開になりました。

結果として前後半2失点ずつ、計4点奪われ敗戦となりました。

この試合一番良かったのは、10人(実際は9人の時間がほとんどですが)で戦えたこと、OGコーチがサポートに来てくれたこと、さらには昨日大学入試を受けてきた高3が仲間の応援にかけつけてきてくれたことがよかったです。

松本監督、さらには松本監督の教え子で現在サッカー女子1級、フットサル国際審判員として活躍しているOGが同じ場所で同じ時間を共有できたことは本当にいい時間でした。

入れ替え戦にならなければ、このような試合ができなかったわけですから、本当に運営の方々には感謝です。

そして、試合内容もところどころ面白い場面、さらには選手が最後まで頑張る姿勢が見れて面白かったです。

おそらく、3部や4部で人数が少ないのにセンターバックがそろって攻撃参加するチームはそんなにはないでしょう!人数が少ないからこその真ん中を突破するサッカー。それも個人技に頼るのではなく、うまく崩す。センターバックが連動して前線の選手と切り崩していく場面はわくわくしました。

結果的にフィニッシュが決まらないので、いいサッカーが少しの時間できても勝てなければ意味がないと考える人もいるのでしょうが、少なくとも日ごろ目指しているサッカーが表現できる時間があったのは個人的には非常によかったです。

私自身は部活動のサッカー指導者として、子供たちに勝つためのサッカーではなく、サッカーを伝えていきたいと考えています。もちろん、その先には勝利を目指してですが、昨日の試合も勝ちにこだわるなら違うポジション・戦術を伝えますが、それは選手たち自身も選んではいませんでした。

リーグ戦では上位にいたいとも思いますが、優先順位は低いです。

サッカーをしっかり学ぶことで、頭も体も心も鍛えられる選手・チームになって、今後につなげてほしいと思います。そして、見ている人がやはり共立のサッカーは面白いし、頑張るねぇと言ってもらえる試合を続けていきたいと思います。

そういう意味では、OGや高3が受験帰りに試合をほぼ見れなくても寄ってくれるあたり選手たちは協力して頑張っているのだなぁと感じます。

これを結果に結びつけるために、また13日から練習を再開します。

今シーズンは選手たち主導で頑張ってもらいました。

入れ替え戦の前から少しずつ私も関わり始めましたが、他の業務、役員として審判のほうの仕事で指導時間が十分確保できず…。悔やむことはありますが、選手たちはしっかりとやってくれました。

改めて運営の先生方には感謝です。

気持ちを切り替えるのではなく、しっかりと今シーズンの結果を受け止めて次なる練習に臨んでほしいところです。