『日本文学者変態論』
爆笑問題の「日本史原論」のシリーズはそれぞれ面白かったと思いますが、これはその最新刊。
雑誌『ダ・ヴィンチ』連載中から注目しており、書籍化されたら紹介しようとは思っていたのですが、タイトルがタイトルだけに女子校のオススメ本として公に出すのはいかがなものかと、ちょいと躊躇です。
でもここで言う「変態」は「普通の状態と違うこと、異常なこと」を意味するものであって、それ以上に妄想をふくらまして考え込まないようにしましょう!
24人の日本文学者を取り上げ、田中が説明、太田がボケ、田中がツッコムという繰り返しで、その人となりを紹介していきます。
まぁ漫才と見ればそれほど面白いというわけでもないと思うのですが、どうも堅苦しくて敬遠しがちな近代文学者を分かりやすく理解できるという点では高評価。
近代文学史学習の入り口として、特に受験生のあなた、ぜひご一読を。
しかし作家というのは、ホントめちゃくちゃな人が多いねぇ。