2015年2月13日 (金)

またこの季節なわけで……

今年に入ってから延々体調がイマイチな司書教諭=広報担当に、運命が意地悪をするかのようにまたこの季節がやってまいりました。
そう、入試の合格発表をやらねばならない季節であります。

相変わらず今年も、合格者一覧をホームページにアップするという、ヒジョーに緊張する仕事を担ってしまっており……(大汗)。
あー怖い怖い。
長年このブログを読んでいただいている方なら分かると思いますが、毎年この時期になるとこの話題を出さずにいられず……。
書いて愚痴をこぼすことでストレスを発散しようとする意図がミエミエですけど。

どこかの学校みたいに違うデータをアップしちゃったり……(怖)
完璧だと思ったらパソコンが突然システムダウンしちゃったり……(怖)
いやもう、いろいろ妄想しはじめるとキリがないわけでそうこうしているうちに禿げてしまいそうで……(いやもうとっくに、けっこうキテはいるんだけど)。

あ、でも言っておきますけど、皆さまお分かりかと思いますが、このブログはちょっとだけ(すいませんちょっとじゃないかもしれません)誇張が見られるわけで。
ほとんどネタだと思っていただいてかまいません。
こんなに危なっかしいことしとるのか、などと憤慨されることのないようお願いします。
何度もチェックして、トラブルに備え情報担当者も待機し、万全の準備を持って発表に臨んでおります!(キリッ)

とか何とか言っている間に、本日すべて(中学、高校)終了しました!
いやぁ、ほっとした。
最後の今日は、高校一般入試の2回の発表。
朝の段階で滞りなく準備できていたのだけど所定の発表時間は10時、中途半端に余裕があったので、別の仕事していたら忘れちゃうんじゃないかと、朝からガクブル……。
もう仕事、手に付きません。
しょうがないから、パソコンの前でアサイチから延々と正座してその時を待ちましたわ。

……いや、さすがにそれはウソですけどね。
とにかく、おかげさまで忘れずにアップできましたおめでとう。
明日からは気分的に通常業務できそうです。

ところで前回羊と山羊の見わけ方が分からんという話をしたわけですけど。
早速先生方からも生徒からもいろいろ情報入ってきましたよ。
「ひげが生えてたら山羊なのよ」
「もこもこした毛が生えているようなら羊」
「性格が全然違うんですよ、山羊ってかなり怖いんですよ、攻撃的なんですよ」

いやあなた、山羊に何されたん?(笑)
ていうか、そういう特徴的なことは分かるんだけど、ひげが生えてなくて毛をすっかり刈られて攻撃的になっていない時の彼らをどう見分けるか、というのが分からんのです。
考えてると夜眠れなくなっちゃんですよ(……分かる方、お仲間ですね)。

ま、どうでもいいっていえばどうでもいいんですけどね。
画期的な見分け方を知っていたら、ぜひお知らせください。
飴ちゃん、あげます!

2015年1月30日 (金)

羊はいません(今のところ)

こんにちはあるいはこんばんは。
風邪がやっと治ったかと思ったら食あたりになってげっそりの司書教諭です。
なんなんでしょうねぇ、新年そうそうこのツキのなさ……。
厄年ではないけど、お祓いでもしてもらおうかしらん……というレベルですね。

さて、もう1月も終わろうとしているのにこんな話題を出すのもなんですけど、元旦に「ひびコレ!」やフェイスブックにアップした年賀画像の話。
覚えてますでしょうか?
ウチの学校の中庭に羊が歩き回っている写真に新年のご挨拶を記した投稿画像です。

「せんせー、うちのおかあさん学校で羊を飼っていると思っているみたいです」
「え?」
図書館に来た生徒たちが思い出したようにそれについて語るわけだけど、どうも本当に羊が中庭を闊歩していると思っている親御さんがけっこういるみたいで……。
以下のような会話が、少なくとも数軒の家庭で繰り広げられたようである。

「ねぇ、学校で羊飼ってるの?」
「いやいや、飼ってないよ、それは写真貼り付けてるんだよ」
「でも本当に歩いているみたいだよ」
「ないってば、だいたいその怪獣みたいに校舎の上に顔出す巨大な羊とかいるわけないじゃん!」
「いやだから、そこだけは合成したんじゃないの? あそこなら飼ってても不思議じゃないでしょう?」
「………。」

お母さま方、一応言っておきます、あの羊たちはすべて写真を切り取って中庭の写真に貼り付けただけです、実際に飼っているわけではありません(飼ってほしいけど)。
ちょっとしたお遊びです、一笑に付していただければ結構でございます。
もちろん羊怪獣もいません。

「でもちゃんと雑コラ(雑なコラージュ)って書いたはずなんだけど」
「そんなの書いたって、何のことか分からなきゃ意味ないじゃないですかぁー」

まぁ……そうですね。
要するに写真を雑に切り貼りした画像ですよ、ってことですが。
もっとも写真の色合いを揃えたり、遠近による大きさの違いを考慮したり、影を作ったり、ちょっとは手を入れたから(テキトーですけど)、まぁそれほど「雑」ではないかもしれませんが。
とはいえ、切り取り部分は粗いし、それ以外のいろいろ手を加える要素は面倒でスルーしちゃっているので、やっぱり「雑」ですかねぇ。

それにしても、本当に羊やら山羊やら、確かに飼いたいもんですねぇ。
皆さまもおっしゃるように、ウチの学校なら飼っていてもいいんじゃないかと思うんですけどね。
お似合いです(笑)。
ラディーファーム(農園)の周りなどはまだ余裕あるので、放牧とかしたりして。
牧羊犬としてボーダーコリーも飼いたいですねぇ。
いいなぁー……。
(ただ今妄想中……)

 

ま、誰が世話するんだ、って怒られそうですけどね。 

さて、それはそうとこの写真がらみで生徒から質問を受けました。
「先生、羊と山羊(やぎ)ってどう違うんですか?」

えー、答えられませんでした。
単に毛がもわもわしているのが羊、というわけではない、ということは聞いたことがあるけれど。
どなたか詳しい方、ご教授願います。

2015年1月20日 (火)

病み上がりですいません。

え~。
すでに新年のご挨拶をする時期はとうに過ぎているわけで今更何をと叱られそうですけど、とりあえず今年初めての更新ですのでどうもおめでとうございます。
私、新たな年の始まりに溢れんばかりのヤル気に満ち溢れ、毎日精力的に仕事をこなしております!!

などと言ったところで、普段からこれを読んでる方々はおそらく鼻で笑ってスルーされたことと思いますが、そうです、その通りです、ウソであります。
始業式直前に、まるではかっていたかのように風邪をひき、のどは激痛、声は変質、頭キリキリ、筋肉コリコリ、咳で窒息寸前、洟で洪水寸前という見るも無残な状態に。
ただし熱はほとんど上がらなかったのでインフル疑惑にはなりませんでしたが。
といった一年の始まりを迎えた司書教諭に、はたして豊かな一年を期待できるでせうか、いやいや無理ぽ。
とにかく日々精進して一歩一歩を静かに、確実に歩もうとする今日この頃でございます。

ということで、ようやくここ数日は、ただぼ~っとして何も手につかないという状況から脱し、今度はたまった仕事を前に涙しているところ。
そんな中でも時間を持て余した生徒たち(羨ましい)は楽しそうにやってきてしゃべりまくっていくわけであり。

中学生がライトノベルを手にニヤニヤしているので不気味だぞどうしたと訊いてみると、物語に出てくる登場人物のイケメンのイラスト(二次元)にデレデレしているようで……。
一緒にいた友人も話を合わせてあっという間に二次元トークが展開していく。
司書教諭おいてけぼりである。
だいたい昨今の中高生に蔓延するこの二次元妄想シンドローム(造語)はいかがなものか。
君たち今後のリアルな世界でちゃんとやっていけるのか?
せめてジャニーズあたりのリアルな男子に興味を持つというのはダメなのか?
いやいや別にジャニーズの回し者でもなんでもないけど。

まぁなんでこんなに心配になっているかと言えば、我が家の中学生の息子もどうも最近その傾向が見られており、先日「僕は一生結婚しないかもしれない」などと言っているのでショックのあまり禿げそうになったからである。
もうすでに早く孫の顔が見たくて仕方ないなどと考える毎日であり、いっそのこと学生結婚してもいいぞなどと真面目に言っている父に向かって何という無下なことを……。
いかん、やはり二次元に依存しすぎてはいかんぞ(切実)。

で、話を戻すとその二次元依存女子たちは結婚はどっちが早いかなどともめている。
「君たちはどんなところでプロポーズされたいのだ?」と何気なく訊いてみる。
「ん~、化学室ですね」
は?
「私は姫路城がいいですね、あーやっぱり犬山城かなぁ……」
へ?

…………まぁね、いいですよ、いろんな趣味があるでしょうからね。
ただ思うに、図書館に寄りつく諸君というのは、やはり標準として認識してはいけないのであろうな、と思わずにはいられない今日この頃でございます。
かつて図書館に寄りついていた卒業生諸君、元気ぃー?

ということで、とりあえず今年もよろしくお願いします。

2014年12月24日 (水)

めりくり、そして……。

みなさまメリークリスマスです。
いよいよ今年も終わりが近づいてまいりました。
すでに月曜日に終業式を終え、もちろん今日は冬休みに入っていたわけですが、まだ出勤している司書教諭でございます。
せっかくのクリスマス・イブに何で仕事してなきゃいかんのだ!と怒っていたのは一昔前、今じゃあーそう言えば今日だったなぁと後から気づくくらいに何も感じなくなってしまったというのは、ある意味寂しいことなんでしょうねぇ。

ところがそんなクリスマス・イブに図書館を開けて仕事していたところ、卒業生がやってきたりする。
「せっかくのイブに何でこんなところに来ておるのだ?」
「後からまだ他の子も来ますよ、ここで待ち合わせて夜は皆で我が家にてパーチー。」
「花の女子大生だろー、彼氏とデートとかはないのか?」
「ない」
「きらびやかな街に繰り出して派手にパーティーとかはないのか?」
「ない!」
「‥‥‥。」

まぁ、それもいいでしょ。
それにしても後から来た卒業生を同じような話題でイジろうとしたところ、すでに彼氏を見つけて大学生活を謳歌している友人を持ち出しやたらとテンション上げていて笑える。
「信じられなーい! 腹立つー! うらやましいー!」
分かった、分かった。
どうでもいいから早いとこ帰ってパーチーでも何でもやってくれ。

ところで今更言うのも何ですが、集まってパーティーはいいけど、何でこんなところで待ち合わせてるんだ?

あ、ちなみにクリスマスということで、ブログとフェイスブックにクリスマスカードをアップしておきました。
もしかしたら最近の学校を知らない方は、これはいったいどこなんだと疑問に思われるかもしれないので一応お話しておきますが、正門を入ったところから見た本校の夜の様子でございます。
イルミネーション、綺麗ですよね!
冬場は日が短く早い時間で真っ暗になってしまうので、ちょっと心配なバス停周りを照らしております。
生徒の安全面を鑑み、明るーくしているわけです。(キリッ)

もっとも、ここでこんなこと説明しても仕方ないような気もしますが(笑)
なんか、ブログやフェイスブックの方には、カードだけにしてあまり説明を添えたくなかったもんで……。
一応こっちにもアップしておきますわ。

141224_n_2



うーん、やはりこのブログには合わないなぁ……(笑)。

という言い訳をしつつ、今年はたぶんこれにて失礼。
皆さま、どうぞよいお年を!!

2014年12月13日 (土)

栞、でしょうか?

定期考査も終了して、生徒は解放感に浸る日々。
まぁ終わったんだからいいんですけどね。
もっとも、テストの真っ最中にバタバタ図書館にやってくる生徒もいましたけど。

「せんせー、昨日返却ポストに返した本に何か挟んでありませんでしたか!?」
「何かって何?」
「えー、まー、ちょっとしたメモっていうかぁ……」(動揺)
怪しい、すごく怪しい。

まぁでも仕方ない、利用履歴を探ってもう一度その本に何か挟まってないか調べてみましたよ。
何もなかったけど。
生徒も溜息ついて帰っていったものの、また次の日やってきました。

「せんせー、すいませーん、ありましたぁ」
「どこにあったの?」
「今借りてるもう一冊の本の方に挟まってました」
「‥‥‥‥‥」(脱力)

いやさ、それってここに来る前に調べるべきなんじゃないのかね?
不思議だわ。
どうやらメモと言っても、いわゆる生徒間でやりとりしているお手紙だったようで、書いてある内容に数々の問題を含んでいたようですが。
「先生たちの悪口でも書いてあったんじゃないの?」
「い、いえいえ……そんなことは……」
焦っているのが笑えるが、わざわざ報告しにきたことに免じてよしとしましょう。

今回に限らず、本が返却されるとけっこうな確率でいろいろなものが挟まれたままだったりする。
栞のない場合に適当なものを栞代わりに使って、そのまま返却してしまうというのが多いパターンでしょうかね。
こういった本の中に置き去りにされた忘れ物は、気がつけば借りていた生徒に返すのがもちろん基本なわけでして。

もっとも今回のようなどうでもいい(というと生徒に怒られるけど)お手紙やら、コンビニのレシートやら映画の半券やら、返すまでもないのかしらん、というようなものが一番判断に困るんですけどね。
捨てちゃった後で必要だったんですよーとか言われても困りますしねぇ。

そう言えば以前、宝くじがはさまっていたことがありました!
もちろん金券みたいなものだろうから返さなくてはいけないのだろうけど、もう抽せん日過ぎてるみたいだしちょっと当たってるかどうかネットで調べてみたいような気もしたりして、それでなんと3億円当たってたりしちゃったりしちゃったらそっとポケットに入れちゃおうかしらん…………なんてことは、お、思いもしませんでしたよ(汗)。

まぁその本を借りた生徒はけっこうよく図書館に来る生徒で、それを見つけた翌日にまたやってきたので、すぐに返しましたよ。

「あ、それお父さんが外れたからいらないって言ってたので栞にしていたんですよぉー、捨てちゃっていいですよー」

いらんのか!
まぁ、そりゃそうだろうね、外れてなきゃ栞になどしないわな。
……とは思うけど、一人もんもんと葛藤したりして妙に損した気分だわ(いや勝手だということはよく分かってますけど)。

あ、ちなみにわざわざ返さなくてもいいかなぁと判断に迷った場合は、カウンターの辺りにしばらく置いておくことにしております。
思いもよらず生徒が取りに来ることを一応想定して。
あしからず……。

2014年11月28日 (金)

人は見かけに……

最初に申し上げておくが、これは図書館とは特に関係のない話であります。
しかしながらそこには重要な教訓が暗示されているのでここに記す次第です(こじつけ)。

先日ちょっと手続きすることがあって市役所に行ったのだけれど、車を降りて歩きながらバッグの中を確認したところ、必要な書類を置いてきてしまったことが発覚。
まずい。
どーしよう、家に取りに戻るしかないか、でもそれだとやたら時間がかかるし……などと道端で立ち止まりしばし黙考。
すると向こうから、短いパンチパーマ、ほとんど無いに等しいような眉、するどい眼光を放つ小さな目、派手な服装という誰でも一目で「その筋の人」と分かりそうな男がややガニ股歩きで近づいてきた。
歩きタバコぷかぷかしながら、である。

まずい。
これはひじょーにまずい。
ぜぇったいに目を合わせてはいけないパターンである。
突然また歩き出したら意識しているのが見え見えだし、このまま何気なく通り過ぎてもらうのを待つことにしよう、そうしよう。

などと瞬時に考えていたところ、その男が左手に持っていた小さな袋状のものをパカッと開き、右手に持っていたタバコの灰をその中に落としているのが視界の端の方に入った。
おー、これは携帯用の灰皿ではないか、意外や意外、その筋の人っぽいのに(というと語弊があるかもしれないけど)けっこうマナーがいいようで。
もっとも歩きタバコ自体があかん、と言われればその通りなんでしょうけど。
で、そんなちょっと意外な様子に、ついそれを目で追ってしまい、結局すぐそこまで近づいて来たところで見事に目を合わせてしまった!!

まままずい!
ひじょーにひじょーにまずい。
目じりがピクリと動いた(ような気がする)ぞ!
表情が厳しくなった(ような気がする)ぞ!
ど、どうする、このままスルーしていいのか、どうなんだ、などとちょいとパニクって思考停止になった瞬間、司書教諭の口がこんなことを言ってしまっていた。

「マナー、いいすね」

な、何言ってんだ、自分!!
無意識に言葉が出てしまったではないか!
まままままままずすぎる、これは間違いなく怒らせたろうな、しかもよりによって「ですね」の「で」がほとんど聞こえないくらい小さくて「いいっすね」になってしまったではないか、まるでその筋の舎弟が「兄貴、これいいっすね」とか馴れ馴れしく言っているようなもんじゃないか、これは「てめぇふざけんな」といったセリフとともに顔面に拳が飛んでくるパターンじゃないか、いやいやもしかしたら懐からスッと拳銃とか出してくるんじゃないのか、まてまて右手にタバコ左手に携帯灰皿だ、両手がふさがっているのだから手をだしてはこないだろう、いやいやタバコを持っているということはもしかしたらそれを押しつけてグリグリされるんじゃないか、熱いぞ熱いぞ、というか、そこらに停めてあるカーフィルムが貼られて外から見られなくしてある車に連れ込まれてあんなことやこんなことをされるんじゃないか、どどどどーする……。
(ここまでの妄想にかかった時間、0.2秒)

すると、絶望を全身に纏ってパニくる男(=司書教諭)を横目に、その筋の人っぽい男が一言。
「だろっ?」(ニカッ)
ニヒルに笑ってスタスタと行ってしまった。
完全に固まってしまった石化男(=司書教諭)は再び思考を停止し、冷や汗が気化していくことだけを理解するのであった。
結局10分以上そのまま固まり続け(主観的時間である、客観的時間だとおそらく数秒)、げっそりして家路に着く。
当初予定していた手続きは、当然、出来ていない。

さて、おかげさまで司書教諭、今日も無事生きながらえて仕事をまっとうしております。
このエピソードに内包されている暗示は、人は時として思いもよらぬ言動をしてしまうものである、人生はなるようにしかならない、ということ(そうなのか?)。
もう一つ言えば、人は見かけによらない、信ずる者は救われる、ということであります(こじつけ)。
とはいえ、見かけを無視して軽口を叩いた結果ぼこぼこにされても、司書教諭は責任とれませんのでご注意ください。

あ、それとこの話はネタですので、かなり誇張されております。
そのまま受け取らないでいただけれるとありがたいです。
どれくらい誇張しているか、というと、まぁ1~2割くらいですかね……(自虐)。

2014年11月21日 (金)

方向の分からない女性たち

「この前物理室行こうとして迷いました」
「なんで今更迷うのだ、君はもう2年近く学校に来てるというのに?」
「いえ、迷うんです、どうにか7号館まで行ってフロアマップ見ても、上の階だったのに何故か地下に降りちゃったりして」
「それは……ひどい」

はい、ここにもいました方向オンチ。
女子校生、方向オンチ多いです。
まぁ昔から女性は方向オンチが多いと言われておりました。
結構いろいろと研究されて、必ずしもそうとは言えないような考え方も出てきたけど、やっぱり実感として多いですよ、女性軍。

ちなみにウチの学校は中庭を挟んで東に図書館、西に大講堂があるわけですが。
「この前図書館行こうと思ったら大講堂へ向かってたんですよね」
「は?」
「渡り廊下から外見たらそれらしい建物が見えてこっちだなーっと思って行ったら間違ってたんですよね、ほら色が同じじゃないですか」
いやいや、いくら建物の色が同じだからってさすがに間違えはしないだろうー、と思うんですけど。

話を聞けば聞くほど驚くべき事実が発覚して笑いを通り越して驚愕せずにいられない。
東急スクエアは真ん中が空洞になっているからあまり迷わないんですけど、セレオは駄目ですね迷います(ローカルネタ失礼)、とのこと。
ちなみにどちらも八王子駅付近のショッピングビル。
とりあえず知らない街に一人で行くのは避けた方がいいですね、まったく。
いやぁ、なかなか理解しがたいですわ。

しかし実は、方向オンチの女性には慣れております。
あまり大きな声では言えませぬが我が家に君臨する女帝もけっこうなもので、もう現在の家に住み着いてかなり経つというのに市内であってもナビがないと車の運転で迷ったりする。
けっこう真剣に迷うので隠れて笑ってしまっている。
もちろん、怖ろしくて本人の前ではそんなことは絶対にできませんけど……。

まぁ方向オンチだからといって生きていけないこともないのでそこのところは割り切って、とりあえず図書館内で迷ったりしないようによろしくお願いします。

2014年11月11日 (火)

更新が滞るのは……

「返しま~す。すいません、先生ちょっと遅くなりました」
「ん? ちょっとどころじゃなく、かなり延滞してるねぇー」(ジロリ)
「いえいえ、これには深いわけがありまして……」
「わけって、何?」
「まぁいろいろと……」
「はっきり言え!はっきり!」
「あのですね……実はですね……、妖怪のせいなんですよ」

……おい。

でましたよ、例のヤツ。
君は小学生か!?
最近なにかやらかしたら子供たちはすべて妖怪のせいにするということで、社会的にもちょっと問題になっているらしいけど。
それでもちびちゃんが言えば周囲も面白がって許すかもしれんが、中学生に言われたって腹立つばかりだわ。
もっとも、ちょっと前から流行っていたのだから、今まで本の延滞の理由にこれを言ってくる者がいなかったのが不思議なくらい、かもしれないけど。

小さい子供でもいないと妖怪ウォッチの流行というのは分かりにくいものがあるわけだけど、確かにかなり流行っているみたいですね。
まぁ司書教諭もほとんど関心はなかったのだけれど、実は先日、妖怪ウォッチに出てくる妖怪の紹介を読む機会がありまして……。
で、いろいろな妖怪を見ていると、ネーミングがユニークな妖怪が多くてけっこう気に入ってしまいましたよ。
なんか、いいセンスしてるなぁー、と感心してちょっと興味が湧いてしまいましたわ。

たとえばですね。

『口(くち)だけおんな』 
この妖怪に 憑りつかれると、ふいに大口をたたき、できないことを言ってしまい周囲からの信用を失ってしまうらしい。明らかに「口裂け女」のパロディ(笑)。

『ムリカベ』
何をお願いしても「ム~リ~!」と拒否してくる妖怪とのこと。これはもちろんゲゲゲの鬼太郎の「ぬりかべ」のオマージュですよね。

『一旦ゴメン』
ところ構わず謝るがその場しのぎの謝罪で、実際は全く反省してない妖怪とのこと。これも鬼太郎の「一反木綿(いったんもめん)」のオマージュですね。

『グレるりん』
憑りついた相手を不良にさせる妖怪だそうです。これは当然「ぐれる」と「グレムリン」の合わせ技ですよね。

まぁ挙げていくとキリがないのでやめときますけど、よく考えられておりますなぁ。
とりあえず上に書いた4つ、妖怪の特徴を読んでみるとそれぞれ思い浮かんでしまう生徒の顔があるんですけど、それっていかがなもんですかね(笑)。
とにかくやたらたくさんの妖怪さんたち、妖怪図鑑でも発行されたら、ぜひ図書館に置いておきたいレベル。(いや、もう出ているか?)
またくだらないものを!と叱られそうだけど、これはアイデアの宝庫ではなかろうか?
あ、ちなみにゲゲゲの鬼太郎に登場の妖怪図鑑はすでに図書館にありますので、ぜひどうぞ!

あ、そうそう、ちなみにこのブログの更新が遅いのはすべて妖怪のせいですので、クレームはご容赦くださいよろしく。

2014年11月 5日 (水)

人はそれを自業自得と言う

定期考査が終わって答案もほとんど返ってきた頃、生徒がバタバタとやってきて「どーしよー、先生どーしよー」と騒ぐ。
どうした、背でも縮んだか?
「まずいんです、テストの結果、まずいんです、AOの合格ダメになったりしませんよね?」
あー、なるほど、それはご心配のことでしょうね(棒)。

この時期になると、一部の高校3年生は実に晴れやかな表情になる。
というのも、推薦入試の選考結果やAO入試の合格の発表があって、進路がほぼ決定してしまう生徒がでてくるんですよね、困ったことに(笑)。
まだ早いでしょう、さすがに……と思ったりもするんだけど、まぁ仕方ないですよね。
で、当然決まっちゃったりすると生徒は気が抜けるわけで。
定期考査が終わった後、気の抜けていた生徒たちは返却された答案用紙の惨憺たる有様に一気に不安に陥ったりする。
はっきり言わせてもらおう。
自業自得である。

で、特にバタバタとやってきたこの生徒、正直AO入試で合格できるとは全く思っていなかったわけなんですけど。
などと書くと何と失礼な教員かと思われそうだけど、本人も友達も皆思っているだろうから仕方ない。
まぁ実技ありのAO試験だから、そっちがよほどよかったんでしょ(適当)。

「せんせー、大丈夫ですよね、せんせー」
「うーん、やばいんじゃないかな」
「うそでしょー!」
「極端に定期考査が悪かったりすると、取り消しになるらしいぞ」
「ぎぇー!!」

何とも、いじりがいのある生徒だわ(笑)。
とりあえず、たっぷり冷や汗をかいてくれ。

2014年10月27日 (月)

それは、あかん!

吉原由香里さんの講演会が行われたことは、すでに「ひびコレ!」とフェイスブックで報告したとおり。
そこにも書いたけれど、やはり卒業生ということもあり、うちの生徒たちが今いる場所とか思いとかよく分かっていて、その上での講演なので話がスッと腑に落ちるようでしたね。
と言われても聞いていた人でないとわからないとは思いますが(すいません)、まぁ聞いたつもりになってみてください(懇願)。

とりあえず、「妄想」のススメはよかった。
吉原さん自身の妄想癖もおもしろかったわけだけど、とにかく自分の夢ややりたいことをとにかく妄想することがとても大事だと声を大にしていましたね。
それが最大のモチベーションなのだという主張。

そういえばこのブログでも、一か月ほど前に「妄想する女子たち……」という記事をアップしたのですけど、本当に女の子は妄想が大好きなんですねぇ。
まぁ、妄想することがモチベーションを生むというなら、めいっぱい妄想していただきたい。
もっとも遊びやら恋愛やらだけでなく、しっかり自分の進路の妄想よろしく。

妄想の話とかはいいとして、吉原さん、最後の方はけっこう乗ってきていろいろぶっちゃけてしまって聞いていてちょっと冷汗……。
「中学・高校時代、一番楽しかったことは?」という質問に、修学旅行とかも楽しかったですけど……などと言いながらしばらく考えて、こうのたまった。
「行事も楽しかったんですけど、むしろ毎日学校帰りにコンビニで買い食いしたりしたのが楽しかったですかねぇー」

あかん!
それは言ってはあかん!

隣にいた某生徒部主任のK先生、苦笑。
言っておきますが、買い食いなどやってはいけませんからあしからず。(キリッ)

「あと学校で皆でマンガ本の貸し借りしたこととかよく覚えてますねぇー」

あかん!
だから、それも言ってはあかん!

観客席ザワついてますわ。
くれぐれも言っておきますが、授業と関係のないものは持ってきてはいけないことになっておりますのであしからず。(キリッ)

まぁいつの時代も、こういったちょっとした違反は中高生くらいならよくやらかしちゃうわけで、それを先生に見つかって指導され、っていうのを繰り返していくものですけどね。
いろいろやらかして叱られたりしても、卒業する時にしっかり成長していてくれればOKなんですけどいかがでしょう?
いろいろやらかしている生徒諸君、ゆくゆくは吉原さんのように「ひとかどの」大人となり、学校で講演できるくらいになって帰ってきてくれたまえ!
期待しているぞ!

 

 

ま、ちょっとだけ。

…………そういえば、「あかん!」って、最近よく言っているような気がする。
気のせいだろうか?

 

PS
講演が終了した後、控室で新聞委員会がインタビューをするということなので私も写真を撮りにいったのだけれど、中高生時代に教わった先生を吉原さんが逆に撮影していたりして、笑ってしまいましたわ。
「あー、懐かしい!」「全然変わっていない、時間が止まったようです!」などと終始はしゃいでいたりして。
先生たちの写真、吉原さんの中高時代の友だちにSNSで広まるんでしょうね。
(笑)