2014年10月21日 (火)

号泣する自信がある。

図書館のカウンター内にはけっこうマンガも置かれている。
と言っても、学習に関係のあるものに限られているので(たぶん)、歴史マンガとか古典文学マンガとか、あるいは科学マンガとか。
で、その中に「ドラえもん」の完全英訳版・全10巻というのがある。
本校の司書教諭はオリジナルの「ドラえもん」だって学校図書館に置くだけの価値が十分あると思っているらしいので、英語版となるとそりゃもう教育価値は最高クラスである(キリッ)。

で、生徒にこれがいかに素晴らしいかという話を滔々と訴えていたところ、「先生、そういえば3Dの映画見ました?」と突然訊かれて、激しく動揺してしもうた。
あかん。
その話を出してはあかん。

3Dの映画って、ご存知かと思いますが現在公開中の(まだ公開してるよね?)「STAND BY ME ドラえもん」のこと。
私は見てませんよ、えー、見てません。
なぜか?
なぜって、それはもう~、間違いなく泣いちゃいますから。
しかもおそらく声まで出しちゃったりするのが目に見えているから、とてもじゃないけど映画館でなんて見られるわけはない。
恥ずかしいったらありゃしない。

ネットのレビューなんか見てみると、今までのストーリーの印象的でいい所を寄せ集めたようなものだとか、3Dがリアルすぎるとかいった批判的な意見もあるみたいだけど、それでも断言します、号泣する自信があります(確信)。

何ですかねぇ、ここ数年涙もろくなって、あまりにもささいなことで泣けてくるから本当に困っている次第で。
もちろんお涙ちょうだいのドラマを見れば、制作者の意図どおりに泣けてくる(ちょろい)。
いや、ドラマだけではなく報道番組ですら泣けてくる。
それだけではない。
テレビでちょっとわけありの子どもがニッコリ笑っているだけで泣けてくる。
あまりにもいい子すぎるもんだから、盲導犬の顔を見るだけで泣けてくる。

音楽にも敏感。
個人的に思い出深い曲なんか流れてきたらすぐにうるうる。
挙句の果てには某アイドルの曲(けっこういい歌詞だったりする)でさえ、うるうる。
やばい。
さすがに緩すぎるのでは?
いやしかし、それはまぁ感受性が豊かだってことでいいですかね?

「先生、ちょっといいですか?」
「何?」
「きもいと思います」
「…………」

最近の生徒は容赦ない、ということは分かった(泣)←。

2014年10月 7日 (火)

T教諭、武道館を埋める!(比喩)

なんか生徒が図書館に来てこのブログの話をするたびに、「最近更新遅いですよね……」と皮肉られる。
ブログせっかく開けてもいっつも全然更新してないじゃないですかー、と怒られる。
いや全然ってことはないでしょ。(汗)
とは思うのだけれど、滞りがちなのは間違いないので反論できず。
ごめんなさい。

まぁそれでもやっぱり言い訳をグチグチ述べるわけだけど、要するにそんな余裕はございません!ということに尽きる。
もちろん忙しくたってちょっとした文章を書くくらいの時間はあるのだけれど、ネット仕事ばかりやっていたくはないもんで……。
フェイスブック、ブログ「ひびコレ!」はほぼ毎日のように更新しなくてはいけないという強迫観念から逃れられず、公式ホームページもあれやこれやと次々と更新が入り、もうげんなりである。
フェイスブックのネタ探しだけでも毎日ぐったり。

フェイスブックにしても、一応好んで読まれるような投稿をしたいとは思っているのだけれど、それがどんな投稿なのか未だによく分からん。
投稿については「リーチ」とか「いいね」という指標でおおよその反応が分かるわけだけど、これはそんなに読まれないかなーと思いつつ投稿すると、どっと反応があったり。
もちろん、逆もしかり。

で、先日驚愕の状況に遭遇!
その日の朝、何気なくある中1の教室を覗いたら、そのクラスの黒板に“先生お誕生日おめでとう”の大文字が!
おー、T先生、誕生日なんだー。
中1生、がんばって書いたみたいですね。
何とも微笑ましい感じだったので、後で写真をフェイスブックに投稿。
(もちろんT先生には承認とった)
まぁ先生ネタでもあるし卒業生が反応してくれるかなー、という期待は確かにあったんだけど。
なんか、見るたびに数字がハイスピードで増えていくぞ!
それにしてもこれは……ちょ、ちょっと反応しすぎ……。

フェイスブックの表示数を表す「リーチ」という指標があるのだけれど、これがあっという間にこれまでの最高をあっさり抜き去り、どんどんその数は増えていく。
実を言えば広報で担当していながら、フェイスブックはまだまだ分からないことが多い(小声)。
突然勢いで始めてしまったわけであり、はっきり言って使いこなせてはいない。
というわけで、未だかつてない反応の大きさにものすごく不安になる(小心者)。
ど、どうしちゃったんだ?もしかしたらなんか悪いことしちゃったんじゃないか?さもなければ悪いウィルスに感染しちゃったんじゃないか?……。
ひー。
不安は募るばかりである。

この「リーチ」の人数、今までは最高でもNHKホールでも満席にできないくらいの人数だったんですけど。
ところが、今回はケタが違いましたよ。
なんと武道館が埋まっちゃいましたよ。
唖然。
T教諭、武道館でコンサートできます!(比喩です)

ということで、広報ではT教諭を「数字の取れる男」と呼ぶことにしたんですけどね(笑)。
ほんとに何であんなに数字が伸びたのか、未だに理解できん。
フェイスブックに詳しい人、教えて欲しいわ。
まぁとりあえず、学校の雰囲気が伝わってくれればいいんですけどね。

えーと結局何が言いたかったかというと、更新が遅れることの言い訳でしたね。
ゆっくりお待ちいただけるとありがたいです。

 

さて、T先生、次は東京ドームですね。

2014年9月29日 (月)

日本語はおもしろいわけで。

文化庁が毎年「国語に関する世論調査」というのをやっておりますが、これってなかなか面白いので結果が公表されるのをいつも楽しみにしております。
日本人が国語について、どれくらい理解しているか、意識しているかを調べるわけだけど、なかなか時代を反映した結果が出ており、お役所の仕事ではあるけれど面白い。
もうほとんど生徒には認識されていない(たぶん)ものの、司書教諭はもともと国語の教員であるわけで(そーなんですよ)、そんな話題にも興味はあるんですよ、一応。

で、先日今年の調査の結果が公表されたわけだけど、今回は名詞や擬音に「る」や「する」を付けて動詞にする言い回しがけっこう浸透しているという件が話題になっていた。
たしかに「サボる」とか「お茶する」とか、もう定着してますよね。
その一方で「きょどる(挙動不審な態度をする)」とか、「ディスる(否定やけなす意味で使う)」などは若い世代に使用が限られ、いわゆる大人はほとんど知らない……らしい。

まぁそうなんだろうけど……司書教諭、ここでちょこちょこ使ってますねぇ(笑)。
何と言っても小心者、想定外の状況においてはすぐにきょどりますし。
ちょっと何かしくじったりすると、ここぞとばかり生徒がディスってきますし。
これらの言葉が登場する場面には、かなり頻繁に遭遇するわけであり、ネットではけっこうよく見る言葉だからついつい使っちゃいます。
まぁこのブログをわざわざ読んでいただいている方なら、そんな言葉でもおそらくご存知であろうかと……(強引)。

それにしてもこういった造語に対し、文化庁は「新しい言葉ができやすい日本語の造語力の一つで、語感がよく効率的に表現できるため定着している言葉がある」と比較的好意的な分析。
けっこう柔らかくなりましたねぇ。

さていつになくアカデミックな話題になってしまったわけだけど(いえ、決して悪いことではないはずなのだけど)、もう一つ日本語がらみで、これは笑ったこと。
最近配架になったばかりの『おかんメール』という新着本がある。
もうタイトルだけで笑えそうなのだけれど、中身もすごいです。
これは造語とかではなく、要するにメールの打ち間違いとか話がかみあわないといった理由から生まれる「おかん」がらみの笑い話を集めたものなのだけど、これが素晴らしい。
ちょっとだけ引用しちゃうと……

from:母
「今日はあなたの好きな豚がしょうが焼くので早く帰ってきなさい。帰り道には気をつ33628073」

“何が起こったの最後ww、結局帰って食べられるのは「しょうが」だけ?”というキャプションあり。
おかあさんのメール、確かにこういうのありがちかも……。
次に“オカアサンカワイイ”というメール。

from:母
「買い物に行くならついでにソースカッテキテネ。カタカナシカデナクナッチャッタヨ。カエッテキタラナオシテネ。」

いいですねー(笑)。
ひらがな入力に戻らなくなっちゃったというパターン、ありがちだけど伝えることばが微笑ましい。
個人的につぼったのはこれ。

from:母  「今日蛙をみました」
from:息子 「蛙に何かあったの?」
from:母  「何もなかったよ? どうかしたの?」
from:息子 「いや、いきなり蛙みたとかいうメールだったから」
from:母  「蛙はみましたよ」
from:息子 「だから蛙に何かあったの?」
from:母  「何もなかったよ?」
from:息子 「そうか」
from:母  「昨日はカタツムリでした」

これ、いいと思いませんか?
ほっこりしながら笑えるというか、最後のオチが効いているというか……。
でも、これおもしろいだろー、と生徒に教えたところ、「そーですかぁ……?」と冷たい視線を向けられてしまったのだけど。
(「ディスる」ってヤツ)

ちなみに、「またこんなくだらない本を入れてるのかー!」と怒られそうなのですが、こういう「ことば遊び」を楽しめることって、結構大切だと思うんですよ。
これで「ことば」に興味持ってくれるなら全く問題なし!(弁明終了)

図書館に置いてあるので、生徒の皆さんはぜひ読んでみて。
最後にもうひとつ。

from:母
sub:「あのね」
本文:「携帯忘れてるよ!」

ことば遊びではないし、分かりづらいかもしれませんが、ジワジワきませんか?

2014年9月19日 (金)

妄想する女子たち……

白亜祭も終了し、平穏な日々が戻ってまいりました。
よかったよかった、ほっと一息。
なんかブログだけならまだよかったんだけど、フェイスブック始めてからすごく時間に追われるようになった気がするんですよね。
白亜祭の時もけっこう大変で……。

午前中に撮った写真を午後イチでアップ!
一応こういうサービスはスピード感が大切、なんだろうなーと思うから、写真撮ってきたらすぐに図書館で整理してアップして……という作業をヒーヒー泣きながらやってましたよ。
写真撮ってそのままポイとアップして……ってやれば簡単なのかもしれないけど、そんな度胸はありません(小心者)。

撮ってきた写真はとりあえずサイズ調整をして、トリミング(いらない部分を削除)をして、露出調整をして、カラーに問題があればそれも調整して、お客さんの顔がしっかり写っていたりしたらそこはぼかして、……とか、とにかく時間がかかる。
あ、だいたいそれ以前に、どの写真を使うか選ぶだけでけっこう大変だったりするんですね。
学年や企画の種類に偏りが出ないようにとか、いろいろと気を使うし。

2日目になると、もうすでに、あーもっとテキトーにやればよかった……と後悔しきり。
もう何年も前に、完璧主義はやめようと誓ったわけなのだけど、妙なところに凝ってしまうのはなかなか変えられませんな……。

さて今回のフェイスブックでは(ひびコレ!もだけど)、2日目のファイナルパーティーの記事にびっくりするほどのアクセスがあって笑ってしまった。
それまでの最高アクセス数の、その倍以上の数字が出てしまった。
まぁ興味深いところだったのかもしれないけれど、こんなに急激に上がるのは何で? とちょっと不思議ですわ。

そうそう、そこにも書いたことなのだけれど、今回のやファイナルパーティーでちょっとビビったのは(オープニングパーティーもだけど)、女子の妄想のすごさですね。
男装コンテストのトップ3が決まって、それぞれが萌えセリフを叫ぶのだけど、それにいちいち生徒が反応して「キャー」「イヤー」などと絶叫するのを見て……ちょっと引いてしまいましたわ。
彼女たちの頭の中は妄想で溢れんばかり。

で、ファイナルパーティーが終わってこれを記事に書こうとしたところ、あの時男装していた生徒が何と叫んでいたのか全く忘れていることに気づく。
いやー聞いたことは間違いないのだけれど、ひぇ~っと引いてしまったら、同時にスーっと消えてしまいましたわ。
そこで職員室に居た若い某女性教員にちょっと聞いてみたところ、「いい加減好きだって気づけよ!」ですよ、とあっさり返答されたりして……。
お、覚えているんですね。
「ええ、あれは私も萌えましたね!」
……そ、そうですか。
そこに居た別の若い女性教員も同意してたりして。

そういうもんですか……。
キュン、ってやつですか……。

女子の妄想力ってのはすっごいことを知った祭りのあと……(年齢関係なし)。

あ、ちなみに妄想を否定しているわけではないですからね。
何たって読書にとって妄想は大切な道具ですから。
望むべくは、妄想のベクトルをいろいろな方向に向けていっていただけるように……。

2014年9月11日 (木)

また齧られましたか!

夏休みが終わって、先週は笑っちゃうほど大量の本が返ってまいりました。
休み前に借りていった生徒が一斉に返してくるわけだから、まぁ当然と言えば当然なんですけど。

まぁ長い間持ち出されているといろいろと難のある本が戻ってきたりするわけで。
水に濡れてへにょへにょに、という話は以前したと思うけど。
それだけじゃありません。

なんか本の角にシミがついているなぁ……、ただの水ではないあなぁ……。
明らかに色もついているし……。
もうお分かりですね、醤油ですよ、これ。
あるいは醤油系のスープ(ラーメンの汁?)とか。
表紙はカバーに包まれているので大丈夫だけど、中へはしっかり染み込んでおります。
まぁどんな読み方をしているか、とても想像しやすいですね。
何か飲みながら……くらいならアリだと思うけど、食べながらというのはNGだね。
特に汁物はアカン。
汚れるのが目に見えるようだわ。

あとですねー、これもたまにあるんだけど……。
「すいませーん、飼い犬にやられましたー!」
あ、そうですか。
またですか。
今年もあったみたいですね。

えー、意外とよくあるんですよねー。
犬に齧られるってのが。
本って、犬にとっては齧りやすいんですかね、あるいは美味しいとか……?
今回は「与謝野晶子」の「謝」のあたりをしっかりガリガリされてしまいました。
わざわざその字のところを齧るっていうのは、
はじめから悪いことして「謝る」ことを想定してかじったのか、お前は!
なんてヤツだ!

140911

などと不条理なことを言って怒っておりますが、実は怒ったフリしているだけでして。 
ワンちゃんが戯れてカジカジやっているのを想像するとデレってしまうわけで。
そうなんですねー、犬好きなもんで、あっけなく許せてしまうんですけど。
い、いやいや司書としてはそんなんではアカン!(ニヤニヤ)

いえね、昔から犬大好き人間であったのに、いろいろわけあって飼えずにいたんですけど、近々我が家にお迎えすることになりまして(ニヤニヤ)。
そんな背景もあって、今や犬齧りについては寛大を通り越してある意味気持ち悪いくらいニヤニヤの対応をしてしまうのでありました。

いやぁ、司書教諭さん優しいですねー。
それじゃー、生徒が本を破いたり壊したりしたらどうなのかと言えば、
それは許さん!!

2014年9月 1日 (月)

お久しぶりですが、

皆さまお元気でしょうか?
夏休みの間、きっちりブログもお休みしておりました。

夏休み中に学校に行くと、生徒から「何で更新しないんですか?」「ブログくらいどこでも書けるじゃないですか!」「生徒も夏休みでも勉強してるんですから先生も仕事しなきゃだめでしょー!」とか、さんざ抗議(あるいは嫌味)を言われ続け、こっちも腹が立ったので、「こいつら(怒)……絶対休み中は書かん!」と神に誓ったわけでござる。
(反応がほとんど小学生のレベルであったことは認めざるをえない)

さて、夏休み中もけっこう図書館では貸し出しが行われている。
図書委員もちょいちょいやってきては、自分でパソコンを操作して借りていったりするわけである。
貸出管理用のパソコンの操作も、やりたい!と積極的に手を挙げる図書委員にはちゃんと教えている。
数字の入力とバーコードスキャナーによるバーコードの読み取りだけでいいのだから、覚える気になればすぐに操作できるようになる。

まずホームルームナンバーを打ち込んでだな、生徒のデータを呼び出して、それから本に貼ってある学校管理用のバーコードを読み取って……。
「あ、これだけなんだー、先生、分かりましたぁ!」
よしよし。
これでカウンターの仕事を任せられるな……ふっふっふっ……。

生徒の好奇心を利用して仕事をやらせようとする司書教諭のあざとさよ……。
だがそうそううまくいくものでもない。
生徒というものは、特に機械オンチの女子生徒というものは、見事に裏切ってくれる。

「先生、貸し出し手続きしたいんですけどできません!」
いやいや、それ返却用の画面じゃん……。

「先生、スキャナー当ててるのにバーコード読み取れません!」
いやいや、機械を当てているだけで読みとる光を出すスイッチを押してないじゃん……。

「先生、スキャナーで読み取ってるはずなのに画面に出てきません!」
いやいや、君はもう貸し出しの冊数制限越えてるじゃん……。

といった具合。
教えたその時はちゃんと覚えても、次回借りる時にはすでに忘れている。
こういう生徒が実に多い。
自分でやっちゃった方がよっぽど早いぞ。

今日も今日とて久しぶりにやってきた図書委員が貸し出し操作をしようとしておった。
なんか、時間かかってるなぁ。
いやな予感がするなぁ。
ということで覗いてみると……
その生徒、こちらで貼り付けた学校の管理用バーコードではなくて、本に印刷された図書管理用のISBNコード(国際標準図書番号)のバーコードにスキャナーを当てて、必死に読みとろうとしておった。
いやいや、本屋さんならそれでいいんだけどね、せっかくシール貼ったんだから、うちの学校のバーコード読みとってくれ…………(涙)。

ということで、やはり前途多難なようである。
図書館に幸あれ。

2014年7月24日 (木)

ミーハーとは限らない

「せんせーも見ましたか?!」「良かったですよねー!」
突然何だ、と思った方もいらっしゃるでしょうね。
あれですよ、あれ、「アナと雪の女王」。
ご存じの通り、現在のエンターテイメント界を席巻している「アナ雪」である。
映画のヒットもすごかったけど、先日DVD・BDが初週150万枚以上の売上でいろいろ新記録を樹立したとか、なんかすごいことになっているようで。
もっとも、流行のきっかけは何と言ってもその主題歌である「れりご~」の大ヒットなんだろうけど。

まぁ当然、大ファンになっている生徒もいたりして、いろいろ言ってきたりするわけで。
「アナ雪」に関する本はノベライズが一種類あるだけなのだけど、ディズニー関連本はいっぱいあるしディズニー大好き少女は生徒の数より多いくらいなので(?)、まぁそういう話にはなるわな。

ちなみに司書教諭、生徒から「せんせー、ミーハーですね」と、ちょいちょいいじられたりしている。
以前にもたしかその件についてブログに書いたような……。
作家は村上春樹やら伊坂幸太郎などが好きだと言ったり、ショパンの曲のベスト3が、テレビアンケートのベスト3と全く同じだったりとかで、生徒たちからミーハー認定を受けているのである(自虐)。
よって当然「アナ雪」も興味津津だろうと思われても仕方ない、気もする。
だが必ずしも世の中の流れに迎合するだけの司書教諭ではない、ということを述べておきたい。(キリッ)

いえね、「れりご~」は好きなんですよ。
良い曲だと思うし、特に松たか子さんはずっと前から大ファンですし。
ヒットするのも納得。
一人カラオケ行って、歌いまくったりしてますしね。(これはウソ)
ただですね、あくまでも個人的な好みの問題ですけどね、あのギョロっとしたでかい目のキャラクターをどうしても受け入れることができないんですよ……。(小声)
まぁ3次元グラフィックスのモデリングで仕方ないのかもしれないけど、CGで顔に立体感を出そうとすると普通の二次元キャラよりもバランスが悪くなってしまうように思えるんですけど。
なんというか、ちょっと爬虫類のような感じに見えちゃうんですよ……。(超小声)

なんてことを生徒に話したら、案の定逆上されましたよ。
「何言ってるんですかー! 可愛いじゃないですかー!」
「せんせー見る目ないですよ、そういうこと言ってると、もう借りに来ませんよ!」

いや、本借りに来ることと関係ないだろー。
ほとんど脅迫。
で、あくまでも個人的な好みだって言ってるじゃん……。
私にはどうも仮面ライダーに出てくる、恐怖!トカゲ女、みたいに見えるぅ……。(超超小声)

いや、少数派であることは十分理解してますよ。
でも探せば同じように感じている人もちょっとくらいはいるんじゃないかと思うんですけどね。
それにしても、やはり盲目的なファンというのは怖ろしい。
ちょっと否定的な意見を口にしただけですぐに炎上してしまうのでよっぽど気をつけないといかん。
図書館炎上とか、大事件じゃん!
有川浩が小説に書いちゃいそうじゃん!
(何をもって炎上なのか、自分でもよく分からんけど)
ま、そういうことならこんなこと書かなきゃいいでしょ、と言われればその通りだけど。
すべてミーハーというわけではない、ということを示そうと思ったら地雷を踏んでしまったような……。

アナ雪ファンの皆さん、どうぞ落ち着いて行動していただきたくお願い申し上げます。(懇願)

2014年7月14日 (月)

こりゃあかん

すっかりご無沙汰になってしまいました。
おそらく多くの読者の皆さまは、コイツは相変わらずワールドカップに集中していて仕事を疎かにしているのだろう、と思われていたことでせう。
いえ、決してそんなことはございませぬ。
とはいえ、決勝が終わったタイミングでやっと更新しているようでは全く説得力がないか(諦め)。

まぁそれでも言い訳をさせてもらうと、とにかく純粋に余裕がありませぬ。
行事はたくさんあるし、業者さんも学校が夏休みに入る前に終わらせようとして広告の仕事を次々と入れてくるし、毎年のことではあるのだけれど、この時期はもうーお手上げです。
完全にキャパオーバーですわ。
それはせんせーのキャパが小さすぎるからでしょーと言われれば、はいその通りですと謝るしかないんですけどね。
で、案の定、失敗しましたよ。

まぁ何というか、様々な印刷物を猛烈な勢いで作ってるんですけど、こちらでデザインして印刷だけ印刷屋に発注しているわけで。
刷り上がった印刷物が届いて梱包を開けてみたら、あれ?わけのわからないものが入っておる。
何ですか、コレ??
すぐに気付きましたよ、どうやら入稿する原稿を間違えてしまったような(驚愕絶望)……

そりゃー当然、想像もしなかったようなモノが出来上がるわけですよ。
さすがにこんなミスは初めてですわ。
これはもう、ブラジル国民と同じくらいのショックですわ。

まぁそういうわけですので、これはいけません、やはり仕事をちょいちょいカットしてもらうべきだと思いませんか!
まぁ校長も教頭もこんなブログ読んでいるとは思えませんが、一応言うべきことは言った方がいいに違いない。
さぁ皆さん、声を大にして叫びましょう、「司書教諭はもうヤバいぞ仕事をあまりさせない方がいいぞ!」

……うむ、このブログはちょっと深いなぁ……。

さて、オープンキャンパスとクラブ体験会が終わり、ちょっと一息つきたいところなのだけど、今日も今日とて雑誌とwebの取材が二つあってバタバタでしたわ。
ほんっと、どうにかしてくれぃ!
まぁとりあえず無事終了したのだけれど、ちょいと驚いたことが。

二つの取材とも中学生対象で、中学2年生と3年生の生徒たち何人かにインタビューを実施。
まぁバタバタだったこともあり、その生徒たちとは全く話もしておらず、どんな回答をするのかちょいと不安だったわけで。
案の定、インタビュー始める前から「これって記事になったら誰か芸能人読んだりしますかぁー?」とか記者に逆質問したりして、こっちはすでに冷や汗。
大丈夫か?

ところがいざインタビューが始まってみるとけっこう皆さんしっかりしていて驚き。
特に将来の話が出ると、みんなはっきり答えてくれる。
「警察官になりたいので、高校では……」
「管理栄養士を目指しているので高校生になったら……」
「プロゴルファー目指してがんばってるので……」
などなど。

ひぇー!
皆さん、すごいですわ。
中2とか中3で、こんなにしっかり目標持って将来を考えているとは!
もちろん、たまたま今日インタビューを受けた生徒がちゃんと答えられただけなのかもしれないけど、それにしてもちょっと感動しちゃいましたよ。
これは本校のキャリア教育がしっかり機能していると理解していいんですかね?
ウチの生徒諸君、もしかしたらすっごい子たちばかりなんじゃないか!

「キミたちすごいね、ちなみに私の中学時代とか、金持ちになったらこんなことやあんなことをしようにやにや、なんて『妄想』だけしかなかったけどね」
「え~先生、もう~そうなんですか(笑)」
「…………。」
さぶいギャグで現実に連れ戻される初夏の夕暮れ……。

2014年6月30日 (月)

orz

え~お分かりかと思いますが、しばらくの間、失意のあまり我を失っておりました。
なんかなぁ……、やるだけのことをやったけど負けてしまったというのなら仕方ないと諦めもつくわけだけど、消化不良感がはんばないので、終わった後もずるずると引きずるわけであり。
というわけで、タイトルも失意体前屈。
orz
久々に使った気がするけど、まさにこういう状態ですわ、がっくり……。

まぁそうは言っても仕事は次々入ってくるわけであり、ずっと気を失っているわけにもいかず。
がんばってますよ、老体にムチ打ってね……。
それにしても雨がよく降りますな。
ただでさえどんよりとした気分なのに、この重々しい空気はそんな気分をさらに増幅させてくれますわ。

で、これだけ雨が降ると、しかもこれだけ強い雨が降り続くと、必ずといっていいほど図書館としての被害が出てくるんですよね。
何かというと、以前も書いた記憶があるけど「へにょへにょ本」。
激しい雨だとバッグの中に雨が浸入して、本をへにょへにょ状態にさせてしまうわけであり。
オーマイガー!
で、案の定今年も返却本の中に見つけましたよ。
これはちょっともう貸し出しできそうにないな、というくらいのへにょへにょ度!
目いっぱい膨らんで書架にもちゃんと収まらないのでは……。

まぁそれでもね、雨でそうなったというなら仕方ないで済むんだろうけど。
今年もありました。
相変わらず出てくるのが、水没、ですよ。

「これ、どうしたの、雨で濡らしちゃった?」
「いやぁー、そういうわけじゃないんですけど……」
「ん? じゃ、どうした?」
「落としました、お風呂に……」

またか!
何人目だ?
最初に聞いた時は驚いたけど、もう慣れてきたわ(笑)。
どうも理解できないのは、お風呂で落としたという事実よりも、何で皆さんお風呂で本を読もうとするのか、ということ。
理解できん。
生徒に何人か聞いてみると、たまに「私も」という答えが返ってくる。

で、ちょっと調べてみたら、なかなかおもしろいアンケート結果を見つけましたわ。
ちょっと古いアンケートだけど、「20代女性が『ベッドやソファ以外で、一番本を読む場所』ランキング」というヤツ。
まぁ中高生なんで20代ではないわけだけど、傾向は分かるんじゃないかと。
おー、通勤途中とか机やコタツというよくありそうな回答に続き、第4位が「まったり半身浴、お風呂の中……8.6%」とあるぞ!
なんと第7位「静かで集中できる図書館……5.2%」よりもずっと上じゃん!
orz。
私の認識が甘かったわ。
負けた。

いや、まぁ、何に負けたかって訊かれると答えに窮するけど、まぁ要するに図書館はお風呂に負けたということである。
これはショックだ。
グループリーグ日本敗退と同じくらいショックだ。orz

少なくとも風呂で読みたいなら自分で買った本にしろよー、というのは正論であり司書教諭としての心の叫びではあるのだが、それではお客が減ってしまう。
もういっそのこと、次の企画で「お風呂で読むと楽しい本」特集でも実施してやろうか(錯乱)!
『テルマエ・ロマエ』とか『日本一周3016湯』とか、けっこうあるじゃん!

……いかん、いろいろな失意から完全に投げやりになっとるわ。
希望はいずこに……。

ps.引用元はこちら
http://woman.mynavi.jp/article/090618-002/?naibu=/816336/43/

2014年6月15日 (日)

W杯は始まりましたが……

サッカーのワールドカップ、始まりました!
ということで、図書館に来る生徒に、ちょいちょいW杯の話を振ったりするのだけれど、皆さんあまり関心のないようで……。
ウチの学校、女子サッカー部もあるし、長友や内田の本もけっこう借りていったりするし(ちなみに日本代表選手です)、興味のある生徒がいないわけでもないと思うのだけど。
うーん、残念。
まぁタイミングでしょうかね……。

中には「ワールドカップって何ですか?」などと、根本的なことを訊いてくる生徒もあり。
さすがにそれくらいは知っててくれー(涙)。
テレビとか全然見てないのかしらん。
まぁとりあえず、「ワールドカップ」は世界的なカップヌードルの早食い競争のことだよ、と説明しておきましたけど!(うそ)

ちなみに司書教諭は、もうお分かりかもしれないが、けっこう好きであります。
日本で行われた2002年の時は随分見に行った。
息子もまだ小さかったけれど、ちょっとくらい記憶に残るかもしれないと思って全部連れていった。
まぁでもやはり、全く覚えていないみたい。
父は哀しい。

鈴木の足をいっぱい伸ばしてちょろっと触って入ったあのゴールも、稲本なんでそこにいるんだゴールも、中田のダイビングヘッドも、全部目の前で見たではないか(一部の方しか分からないと思いますごめんなさい)!
息子よ、何か覚えていることはないのか!
「あ、そういえばドナルド・ダックのゲームしてたのは何となく覚えている」
おー、そうか、泣き喚いたりしたらどうしようと思って持っていったゲームボーイのことだな……って、それしか覚えてないんかい!
……まぁ3歳だったからね、さすがに仕方ないか……。

個人的には日本戦見に行ったの、けっこう自慢なんだけど、生徒に言ってもポカーン状態なのでさらに哀しい。
もう随分昔の話になってしまったんだなぁー(遠い目)。

さて実は、日本と同じグループCの、コロンビアVSギリシア戦を見ながら今これを書いております。
あと8時間後くらいには、日本の初戦、コートジボワール戦が始まります。
ということなので、しっかり勝つことができたら、しばらくは舞い上がって更新できなくなるかもしれません。
ま、万が一負けちゃったりしたら、それはそれで魂が抜けてしまって、しばらくは更新できなくなるかもしれません。
どうぞご了承ください。

要するにテレビを見てばっかりで時間もないので、更新をさぼろうとしているんでしょ、なんてことは言わないように!
では皆さん応援がんばりましょう!!