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2010年8月12日 (木)

オフ3日目です。

本日は審判のことを少し書きましょう。

先日の審判の研修で、講師の飯田主審の試合を見ていたら、すごく難しい場面がありました。自分なら吹いているなぁというシーンでも毅然とした態度でジャッジされていました。

これは簡単なようで、すごいことです。

審判って実はみなさん知らないかもしれませんが、かなり厳しいのです。

とくにJの審判は非常に厳しいです。評価され、ひどければ降格や割り当て禁止などの処置が取られます。(以前に書いたことがありますが、私も評価されるときは本当に緊張しました。)

選手はひとつのミスでそこまでのことはありませんが(内容によって罰金はありますが)、審判は100個のうち99個正確でも1個でも違えば批判を選手以上に受けます。もっというと、100個正しい判定をしても、選手が納得しないといい試合に見えません。

本当にゲームコントロールは難しいです。

とくにルールを理解していないレベルの選手の試合はとくに難しいです。最近は理解されてきたハンドの判定、FKの再開方法とインプレーになるための条件など複雑なことはたくさんあります。それを適用するとなると、たぶん選手の方がわからなくて困ってしまうこともあり、本当に大変です。

私の知り合いで全国レベルの学校でサッカーをしていた選手が僕が教えるまでゴールキックをオフサイドがあると思っていた選手がいるぐらいですから。また、繰り返しの警告なども意外に知られていないようです。

また、選手は疲れたら、休んでからプレーすることができますが、審判はそうはいきません。実はすごい大変なんです。

夏の合宿でも副審のやり方などを勉強しましたが、みなさんがサッカーをやるには審判の人の協力が大きくなります。ぜひ、サッカーをやっている以上はきちんとした審判もできるようになりましょう。とくにオフサイドの判定。合宿ではみんな引っかかりそうなものを数問出したら、ことごとく引っかかりましたが、試合では瞬時の判定です。審判をやることで、頭でっかちになってほしいのではなく、選手としてプレーに生かせることを実感してほしいと思います。

たとえば、走りながら瞬時の判断をするということは、試合でも走りながら、どこに出すか、どこを狙うかなどの判断がきちんとできるようになります。

私も審判をやってボール以外のたくさんのところを見るようになり、より走ることの重要性、考えて走る、ボールのないところの動き、どこを見るか、など選手では気づかないことが気づきました。それはプレーにつながっていますし、チームメイトにも伝えます。

なかなか気づかない審判やルールのことですが、ぜひみなさんも勉強してみてください。とくにJの試合を見に行く時に審判の動きをみるとすごいです。かなり動いています。カウンターなど選手より速い時もあるぐらいです。

ちなみに、私は何度か調整不足で、大人の試合でカウンターに追いつけず、ミスジャッジをしたことがあります。

ここでもわかるように、走れなければいけません。本当、審判も過酷です。

審判もそのうち、試合中の交代制とかできるのでは?と思ってしまいまうぐらいです。

審判のことを書きましたが、色々な視点からサッカーを考えてもらえるといいなぁと思います。

とりあえず、私はもう少し走れるようになって、ルールの知識をもっと勉強して、それを適用できるようにならないと駄目ですね。この休みでもう少し頑張りたいと思います。

選手のみなさんも楽しい休みを過ごしつつ、色々なことに興味を持って頑張ってください。