合宿終了
今年の合宿は基本的には全員無事に終えました。
最終日は、顧問がインターハイに向かうため、野外研究部との合同で過ごしことになりました。
きっと野外研究部がうらやましくなった人もいるでしょう。
今年の合宿は例年と違い、過去最低人数ということで、なるべく全員が最後まで参加するということが一つ目標ではありました。
そのため、毎年合宿では限界に挑戦というような形で行っているものの、それは各個人でできるところまで追い込んでもらい、練習は基本をしっかりやりました。
本来の練習の時間でたくさんボールをさわり、技術をあげるところを中心にしました。
したがって、メンタル面・体力面の向上ではなく、あくまでボールを触って練習できる時間を増やすということを目指しました。そのことで課題と向き合えるようになってほしいと考えました。
基礎練習の中で、改めて個人のレベルを上げる必要があるなぁと痛感しました。個のレベルというのは、技術面もそうですが、技術面をあげるための基礎体力も必要だと感じました。
結局のところ、個人でもっと頑張らないといけないこと、逆に言えば個人で頑張れることはもっとがんばってもらい、そしてそのうえでチームの練習に臨んでほしいと感じました。
しかしながら、今のうちのチームの現状はチーム練習で基礎練習をやらなければならないレベルです。
ボールコントロール、トラップ、パス、おそらく平均レベル以上できる選手がいない状況のチームですから、自分たちの目指すサッカーをきちんとやろうと思うのであれば、まずはミスをしない基礎技術とそれを実現するフィジカルを身につけて、チーム練習ができるようになることが必要だと感じました。
ただ、うちのチームはそこまで一人一人に意識はまだ高くはないので、改めて基礎基本をしっかりチーム全体練習でやらなければならないと痛感しました。
そして、その中で選手の勝ちたい、うまくなりたいという気持ちが出て、真の意味で自主的なトレーニングや練習をしていけるようになってほしいと思います。
ここ最近、自主練の目的は、自分は頑張っているという確認のためにやっている選手が少なからずいたように思います。
真の意味で目的をもってやらなければなりません。
考えてみれば、本当の意味で自主練をしている選手たちは一人でも、黙々と走ったり練習したりしていました。
今は、自主練をみんなでやるというような雰囲気もありますが、目標が人それぞれ違うのは当然です。意識も違うのも当然です。
だからこそ、やろうと思う人は一人でももっとやり、自分は今はサッカーに向かないという人はチーム練習だけでも必死にやるのでもいいかもしれません。
その中でチームの目標を最後に見つけられればと思います。
合宿のミーティングではどういうチームになりたいかというものが決まりませんでした。
どういうチームになりたいか、そしてそのために必要なことは何かという話し合いをしてもらいました。
結果、どういうチームになりたいかということが決まらないどころか、実際に昇格などと間違えてとらえる人もいたくらいでした。
だから、どういうチームになりたいのかは結局決まりませんでした。
ただ、どういう取り組みをしていくのかということは決まりました。
なぜなら、どういうチームになりたいかはバラバラでしたが、そのチームになるために必要なことは?ということは共通していました。
最終的にはそのどういうことが必要かを意識してやっていく中で、今年度はどういうチームが出来上がっていくのか、どういうチームが出来上がるか、あとでみんなで確認しようということでミーティングは終わりました。
この話し合いには相当な時間がかかりました。一つにまとまっていないチーム。だからこそ、現段階では一つのことにはむかっていけません。でもそれぞれどう頑張るのかを持っていれば、いずれ目標は一つになってくるかもしれません。
私自身、初めての状況ですが、このあとどうなるか面白いですし、私も頑張らないとと思えます。
現在インターハイに来ていますが、サッカーにはこだわりをもっていてほしいと思いますし、こだわってやる中で、たくさんのことを学び、そして結果も出していけるように、頑張ってほしいと思います。
いよいよ明後日から練習再開です。
皆で頑張りましょう。
私は明日、静岡から東京に戻ります。
このオフの期間、選手たちはどのように過ごしているのか楽しみです。
私が一番動けないことを期待しています。
8月9日の試合は天候が心配ですが、そこに向かって頑張りましょう。