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2009年4月20日 (月)

『死者の学園祭』

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ご存じの方も多いかと思いますが、3月に角川書店から「角川つばさ文庫」が創刊されました。
ウチでも今学期に入ってから貸し出しを開始しました。
この手のこども向け文庫(サイズは新書)としては、講談社の「青い鳥文庫」のシリーズがよく知られていると思いますが、角川さんもがんばってくれると期待しています。

基本的には小学校中・高学年(作品によって変わる)からどうぞ、というコンセプトなので、まぁ中学生にはむしろ簡単ということになりますが、読みやすいので皆結構好きなんですよね。
読書に親しむという面ではそれもいいかな、と。
ここからいわゆる「YA向け」、そしてさらに一般書籍と、読む本も成長していってもらわないとちょっと困りますけどね。
ウチでも、中学生でも読むに堪えるものは購入していきたいと思います。

さて、今回特に取り上げたいのは、その「つばさ文庫」の最初のラインアップ、赤川次郎の『死者の学園祭』。
この作品が最初に刊行されたのは1983年なので、今からなんと26年前!
ということで、中学生だとご両親くらいの世代の方がよくご存じかも?
でも、決してそんな古さは感じられません。

実は赤川次郎の本は、以前ウチの図書室でもよく読まれていたのだけれど、最近あまり借りられなくなってきました。
認知度が低いせいかなぁと思っていたところに、今回の「つばさ文庫」化。
これをきっかけに、また赤川マニアが増殖することを期待したいところです。