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2009年6月17日 (水)

本校の生徒は品行方正

「先生、わたくしは最近の図書室の記述に若干の危惧を抱いております」
「どうしたのですか。遠慮は無用です、話してごらんなさい」
「先生のおっしゃる通り、一部の生徒にやや自分勝手な言動が見られます。ですが、このような生徒は本当に一握りであって、多くの生徒は自らを律し、日ごろより規律ある生活を実践しております」
「なるほど」
「ことさらに例外的な生徒の実態を記すことにより、本校の印象が誤って伝わってしまうのではないかと憂慮しております」
「確かに君のように品行方正、学術優秀、身体強健な生徒が本校には目立っています」
「そうです。わたくしたちにとって先生のおっしゃることは絶対であり、それに従わないという選択肢は存在しません」
「素直で温厚篤実な性格が本校の伝統ですからね」
「わたくしは愛する母校が正しく理解され、より高い極みに発展していくことを願ってやみません」
「私も君たちのような生徒を指導できることを心から誇りに思います」
「ほほほほほほ」
「はははははは」

 

……今回、一部(というか、かなり)フィクションあり。
……いや、やっぱりほんの一部ということでお願いします、できれば……。