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2010年5月18日 (火)

なんちゃって

第一回定期考査も終わり、落ち着いた日々が戻ってまいりました。
仕事の方はなかなか落ち着いてくれないのですが。
などと言い出すとまたぐちぐち図書室になってしまうので止めておきますけど。

先日ここにも記したが、あまりにうるさくなるので事務室内への入室を制限している。
「図書委員以外の入室を禁ずる!」という貼り紙をドアに貼り出したのであったぁ。
ところが今日気づいてみると図書委員以外の者が堂々と入室しているではないか!

「こりゃぁ、図書委員以外入室禁止じゃ!」
「えー、でももういいんでしょ(にやにや)」
「なんだ、それ? ちゃんと貼り紙出してるだろ!」
「出てるけど、それって『なーんちゃって』なんでしょー」
「?!」

おいおい、なんだなんだ?
貼り紙を確認したら、いつの間にか「~入室を禁ずる」の後に小さく「なんちゃって」とかいたずら書きされてるじゃん!
腹立つー!
腹は立つが、この「なんちゃって」をガーっと消したりすると大人げないぞ、ということで、「なんちゃて」の後にさらに「なんちゃって」を書き加えることに。
これで「~入室を禁ずる なんちゃって なんちゃって」ということになり、二重否定により肯定となり、つまりは入室を禁ずるということになる。
一般的に言って日本語の二重否定は強調表現だぞ。
どうだー、ははは!

と書いてはみたものの、本当にそれで良いのかしらん?
だいたい「なんちゃって」というのは、必ずしも否定のことばとも言えないだろうし。
「冗談ですよー」っていうくらいの意味だろうし。
もしや「冗談ですよ、冗談ですったらぁ」という感じで、否定の強調になってしまってはいないか?
うーん、もやもやして夜も寝られないぞ(というほどのことでもないが)。

まぁそんなどうでもいいことを悩んでいると、高校生が一言。
「それより、甘く見られていることが問題じゃないんですか?」
「……。」

おっしゃる通りです。
返す言葉もございません。