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2011年10月20日 (木)

注射嫌い

ただ今定期考査真っ最中。
生徒諸君はせっせせっせと勉強に勤しんでいる、あるいは諦めている。
いやいや諦めることなかれ、最後まで足掻けば道は開かれる‥‥‥こともあるぞ。

さてそんな中、教員はぞろぞろと会議室に向かい、インフルエンザの予防接種を受ける。
学園の方で集団接種の場を設けてくれている(有料だけどね)。
まだ流行っているわけではないけれど、用心用心。

それにしても注射ひとつ打たれるだけでけっこう皆さんバタバタしておりました。
「今までの中で一番痛いぞー、まだチクチク痛むぞー」とマジな顔で不安がる大男。
かたや「何だかまったく痛くなかったんだけど‥‥‥」と逆に不安がる血色良好男。
ま、人生いろいろ、痛みもいろいろ。

個人的な話をすれば、注射されることにかけては私はかなりプロである。
(なお、この後ややグロになるので気の弱い方はお読みいただかない方がよろしいかと)
何やらいろいろあって、もう軽く1000を超えるくらいの針を刺されてきたな。
もっとかな?
打つ方も人間なわけで、いろんな看護師さんがおった。

某看護師さまは、擬音入り注射を実践していた。
「じゃいくねー、ブスッ‥‥‥ちゅうー‥‥‥」
ふざけているんですよね、そうですよね?
まぁ分かりやすい擬音はまだいいのだけれど、採血中に「くぅーっ、く、くぅーっ」というような訳の分からない声を出す。
さすがに気になって何ですか、それ、と訊ねる。
「何か分かんないけど血が出てきてくれないのよー、詰まったみたいにー」とのこと。
あの、すごく怖いんですけど‥‥‥。

某看護師さまは、人の腕を注射針で縫ってしまった。
私の左腕から血液を採取しようとして刺した針が、何をどう間違えたのか分からないけれど、1センチほど向こう側から外へ出てきてしまった。
皮膚と静脈を縫いつけているような状態‥‥‥。
若い看護師さま(ほとんどウチの高校生と変わらないくらいか?)は「アァー!」と叫ぶ。
私は驚きのあまり、痛みを忘れ(本当はすごい痛い)しばし呆然。
看護師さま、あたふたしつつ、とりあえず注射針を抜き、痛いですか、痛いですか、痛いですか、と繰り返す。
はははー、痛いに決まってるだろー!
だが呆然状態が続いたため言葉にならず、ただ頷くのみの可愛そうな男である。
さらに可愛そうなことに、左腕の止血処理がやっと終わった後、結局まだ血を採ってないということで、右腕にもう一度針を打たれる始末であった。

まぁそんなわけでプロなわけなのだけれど、未だに注射は嫌だ、痛いの嫌だ。
今年から図書館で一緒に働いているおねーさんは何といってもうちの生徒大好きでよく出来た方。
例年予防接種は受けていないだけど、今年は受けたという。
「大事な生徒さんたちにインフルうつしちゃ大変だからね」と微笑みつつおっしゃる。

その通り!
それ、まさに私が今言おうとしていたことです(汗)!
あちこちでいろんな菌をもらってくる生徒からうつされちゃ困るから、なんてことは微塵も思っていませんからねー。
そうそう、すべては大事な生徒のためである!

斜めから疑いの眼差しを向ける生徒はこの際無視しよう。