中学3年生 散歩の授業
霧雨の降る中、中学3年生の授業で散歩をしました。
今回の散歩はただの散歩ではなく、生き物たちの説明を聞いて、感じたことをそのまま「詩」や「和歌」にしてみようという授業です。
今回は生徒たちが作った作品を紹介します。
紫陽花の気持ち
また雨が降ってきて
私は花を咲かそうとするけれど
 どんなに頑張ったって
 梅さんに追いつけないのは
 何故だろう
花を咲かせる前の私を
 人はよくきれいと言うけれど
 花を咲かせた私を
 人は枯れ時だという
 違うの これが私の本当の姿
 本当の姿を誰かきれいだと言って
アジサイの赤や紫に色づいている部分は花びらではありません。
本当の花はその中にある小さな部分です。
だから、アジサイの開花はこの小さな部分が開いたときという説明をしました。
梅の実が
梅雨の季節を
告げている
 夏が恋しい
ある日の6月
「梅雨」という字は、雨の季節が梅の実が熟すのと同じ時期になるからこのような漢字を書くという説明をしました。
人はよく
梅雨は嫌いと
言うけれど
植物たちには
好かれる季節
人間にとって梅雨は嫌な季節ですが、植物にとっては最高の季節。
薄暗くても光合成ができ、水分が豊富。
だからこの時期に植物は大きく成長するという説明をしました。



