共立二中高の自然がいっぱい2 (254)
2025年12月13日
師走に入りすっかり冬らしくなりました。
紅葉した葉は落ち葉となり、雑木林の中からは澄んだ青空が見えるようになりました。
定期考査も終了し、生徒たちは試験後の理科の授業で行う焼きイモを楽しんでいます。
そんな冬休み前の学校の自然を紹介します。
ヤブコウジ
雑木林の下でひっそりと赤い実をつけていました。
あまり注目される植物ではありませんが、冬ならではの姿を見せてくれます。
ニラ
あちらこちらで種子をつけた姿が観察されます。
この種子からまた来年、元気な白い花をつけてくれることと思います。
ヤマユリの種子
夏に大きな花を咲かせていたヤマユリは、この時期にはたくさんの種子をつけています。
この種子をまいてもすぐに芽は出てきません。
2年たってやっと芽が出て、約3年たって初めて花が咲くといわれています。
マンリョウ
お正月の縁起物として、この時期にお花屋さんで売られているのをよく見ます。
この実を鳥が食べて糞として雑木林にまいているのでしょうか、雑木林ではたくさんの若木を見ることができます。
ヤブラン
雑木林の中ではこの黒い実をたくさん見ることができます。
リュウノヒゲと同様に日陰でよくみられる植物です。
ネズミモチ
ネズミの糞のような実をつけるのでこのように呼ばれています。
庭などに植えられることが多い木ですが、あまり特徴のない木としても知られています。
ハキダメギク
数年前の朝ドラでやっていた、植物学者の牧野富太郎によって名付けられた植物です。
でも、少しかわいそうな名前のような気もします。
ユズ
昨年は1個もならなかったのですが、今年は何とか収穫できそうな程度に実がなりました。
今年の冬至は12月22日です。ユズ湯に入って風邪をひかないようにしましょう。
シナノキ
葉の中央から種子が垂れ下がる不思議な形をしています。
種子はグライダーのように風に乗って遠くまで運ばれるようです。
焼きイモの後始末
生徒たちが行った焼きイモのあと、どこからかカラスが舞い降りてきて、拾い切れなかった焼きイモの皮などを食べて掃除をしてくれています。
焼きイモをやっているところをどこからか見ているのでしょうね。










