選手権1回戦
さて、毎日世界陸上、柔道、ACL、学生でいえば、昨日は野球の大学と高校の全日本対決があったりとスポーツ界も熱いですね!
そんな中、先日の選手権予選1回戦を振り返りたいと思います。
そもそも10人は集まる予定で試合に参加したはずなのに…。
気づけば8人。
今回は、おおまかな戦い方を8月中旬あたりから話をして、練習で意識してもらえるように準備しました。
とはいえ、やったことは基本のドリブルとパス。
なるべく試合で使えるように、トップスピードになるドリブル、動きながら早いパス。
とはいえ、いたってシンプルにして一つ一つのプレーに集中してもらいました。
アップでも相手との距離感を覚えてもらうためのアップやドリブルなどを取り入れました。
そして、試合のターゲットは、失点しないで1点を奪いにいく!でした。
格上のチーム相手に、失点しないで1点奪いに行く!というターゲット!明らかに勘違い!でしたが、そのターゲットに対して、選手たちは頑張りましたね!
そして、試合が始まってからの守り方…、それはチャレンジしない!です。
当然、人数が少ないわけですから、チャレンジとカバーで二人使うと、明らかにその後ろが空いてしまいます。だから、相手が来るまで行かない。サイドは自由。
ただし、局面においてはたとえ8人でも数的有利になります。
1:2、もしくは2:3に持ち込めたときにチャレンジする。
相手がボールを下げたら、いかないで、ラインをある程度キープする。
その中で、相手のミスをついたり、ボールを奪って空いているスペースがあるときはそこを狙うようにしていきました。
まぁ周りから見たらつまらない試合かもしれませんが、やっている選手たちは本気です。0.00………1%の勝利の可能性を信じて戦いました。
それで、前半はなんとか0-1でしのいで、ハーフタイムでは笑いが起こる場面も!
たとえ、後ろ向きな作戦に見えても、私たちにとっては前向きな作戦でした。
もちろん、相手のシュートミスに助けられたことのも事実ですが、この試合に限っては点をいれられなければOK!
実は8月中旬から選手にいった守備の仕方!いつもは細かくコースの切り方や体の入れ方を言っていましたが、「とればいい」「シュートうたせなければいい」「抜かれてもおいかければいい」「失点しなければOK」という単純なことにしました。
だから、自分たちがやろうとしていることは点を取られないで、点を取りに行く!いたってシンプルな発想になれたのかもしれません。
後半は黙って選手たちがやれるか見ていようと思ったら、すぐに失点。
でも、その後はまた最後まで踏ん張りながら失点しないで過ぎました。
ちなみに、失点は前半3分、後半2分、後半28分、後半30分、後半30+2分でした。
立ち上がりと試合終盤。試合終盤は力尽きたのと、1点を取りにいったことで、ボコボコにやられました!
でも、気持ちのいいやられ方でした!
1点とるチャンスがあった場面では高1のキャプテンが見事相手に当てるナイスシュート!コースたくさんありましたけど!?気持ちが舞い上がっていたのでしょうか!?
でも、自分たちがやれるという気持ちを持てた選手も少なくないはず!
でも、逆にレベルが上のチームとの差もかなり感じているはず。感じていなければ成長はない!
もし、感じていない人は危険です!
やれることをもっとやっていきましょう!
そして、この試合を見た中学生!きっと感動したのではないでしょうか?
私は一緒にベンチに入れて楽しかったです。
声が割れてしまったけど…。いつも割れてますが…。
この日の指示「行くな-!」「ずれろー!」「がんばれー!」がメインでした。そして、選手たちに試合の中で考えてもらうヒントを与えながら、試合ができて、その中で選手が工夫して頑張れたことが一番楽しいなぁと思える試合でした。
試合の中で選手に考えさせて、それを実行してくれる選手たちにちょっと感動しました。
でも、単に疲れてやれることに限りがあって、それを全力で頑張れたのかなぁとも思いますが笑!
でも、やっぱりサッカーは楽しくなくては!とも思える時間でした。
この試合のおかげで、中学生の戦い方のイメージをできたので、中学校大会にも結びつけることができましたね!
さあ今日も練習!次の試合に向けて頑張るぞ!