中学校大会報告
まずは中学校大会の振り返りをしていきましょう。
12月18日をもって、中学校大会が終了いたしました。
今年度は日大三中の1年生と合同チームででました。
結果はリーグ戦から含めて、全勝で終えることができました。
下位の予選リーグからでしたので、最終順位は11位でした。
このチームは順位や勝敗というよりも、1試合1試合が面白いチームでした。日大三中の元気な1年生と、小さくまとまっている共立の中2、中3がうまく融合していきました。
とにかくすべてを生徒に決めさせて、やらせて、それを踏まえてどうするかを考えてもらいました。メンバーやポジション、交代まですべて自分たちでやらせます。
こちらも中学生ということで、とにかくサッカーの楽しさを味わう中で、お互いのことを考えながら勝利を目指すということの難しさと楽しさを味わってもらいたかったので、そういう意味では大成功の大会でした。
共立の方が、学年が上ですので、仕切らせてもらいながら、日大三中の選手のいいところが出てくれたなぁという印象でした。
日大三中の生徒は失敗を恐れず、どんどん行く。共立の生徒は失敗を恐れて安全に行く!これがうまくかみ合いました。
お互いの長所がはまりました。
もちろん、技術的にはまだまだですが、失点しても得点を奪い返すということで、特に最終戦は点の取り合いとなり、見ている我々も、勝たなくてもいいとは思いつつも、どうせなら点を奪って勝って!と願いたくなる試合でした。
相手も江戸川女子さんでしっかりと教育的部活動の実践をされているので、本当にいいゲームになりました。
共立はサッカーとしてのレベルは高くはありません。しかしながら、その中でもサッカーを通して、人間育成はできるはずです。弱いなりにも目指すものが定まれば、中高時代にはすごい成長があるので、単にサッカーだけうまくなればいいという考えではなく、負けるというリスクは負いながらも、勝利を目指すために、選手が一生懸命自分たちで頑張れる試合、大会を私は目標にしています。その中で、日大三中の蘇武先生も、考えにご賛同いただき、共立の選手たちのことも信頼してやらせてもらえました。
本当に大きな成果だと感じています。
中学生の人数が減って大会参加をあきらめていたら、この成長はなかったと感じています。
これを学年が上がっても生かしてほしいですし、中2は中3がやっていたように引っ張れる先輩になりましょう。
中3は高校生になったときに、ここで培った行動力、チームの団結など頭と心で感じたことを忘れずにしっかりと努力し続けてほしいと思います。
本当に日大三中の皆様ありがとうございました。