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2018年12月25日 (火)

リーグ戦最終節

12月23日にリーグ最終節が行われました。

深夜のクラブワールドカップでレアルの崩せなくても外から点を取れるチームにもなることが、これから勝つためには必要なのか?!と思いながら、寝不足のまま試合を迎えました!

相手は、江戸川女子さんでした。

江戸川女子さんとは、毎回試合をさせてもらうと、いつも盛り上がる試合になります。

お互いフェアプレーで出来ますし、お互い狙いをもって試合が出来ますし、さらには相手チームの雰囲気がとても良いので、この相手なら負けてもいいかと思えてしまうチームです。

そういう相手と最終節でできること、また負けたほうが入れ替え戦になる順位でしたが、負けてももう1試合できるという前向きな気持ちで戦えたことが、今回のうちにとっては良かったです。

選手たちはここのところ、負けるだけではなく、内容がひどく、自分たちのサッカーをやれる状況ではありませんでした。しかし、最終節高校3年生を中心に出したのは、自分たちのサッカーを追及して、そのうえで勝つということでした。これがいいか悪いかはわかりませんが、選手たちが決めたことなので、しっかり戦ってほしいと思いました。

ただ、試合展開は割とボールは持てる一方で、真ん中に入り込めない状況でした。

サイドにスペースができたので、もっとそこを使ってから、中にもう一度トライできるとよかったのですが、前半は完全に中に入り込みすぎて、外をうまくは使えませんでした。

しかし、スタートの早い段階でコーナーキックからシンプルに先制することができました。

負けが続き、ましてやただ負けるだけではなく、自分たちのサッカーをやろうという姿勢すら失いかけていたところで、先制できたことは選手にとって落ち着いたと思います。

その後もボールは支配するものの、崩せず、逆に、カウンターで相手のいいところを出させてしまう場面が何度か。

崩せない中で、横につないだボールをミドルシュートで追加点を奪えて、2-0で前半を折り返しました。

ただ、ハーフタイムでは、後半先に点を取らない、相手はまだまだ崩されていないからやれるという意識があるはず!カウンターをケアしながら、早い段階で崩しての得点をすること、そのためにどのように崩すか確認をしました。

しかし、不安的中、相手GKがキャッチしたところ、一発のキックで失点。2-1となり、さらにはこぼれたところをミドルシュートを打たれ、同点に追いつかれました。

ここで崩れるかどうかは選手次第と思い、後半はなるべく指示を出さずに自分たちでやらせました。

残り15分で予定通りの交代。

試合は自分たちのペースで運べるものの、怖さのない展開が続きましたが、終了間際にトップにあててサイドに落としてから突破し、センタリングからシュートを放ち、ゴールを奪い、3-2。ようやく、思うような形で奪えました。

さらにアディッショナルタイムでも、同じような形から追加点を奪い、4-2で試合終了。

最後にいい形にはなったものの、失点の仕方などは、課題を克服しきれませんでした。

ただ、やはり高校3年生はラスト2試合に関しては、それぞれミスもほとんどなく、さらにはチームの中心となり、試合をしてくれました。

また、高校2年生もここにきてようやく、試合の中で踏ん張ることができるようになりました。

そのおかげか、最終節は、一番攻撃で相手をかき乱すことができる、中学生が思い切ってプレーできていたように感じます。

最後に自分たちの形ができたこと、さらには、中学生の良さを引き出すことができたこと。

これは本当によかったと思います。

正直、勝ちにこだわってサッカーをすれば、上位に食い込むことはできたでしょうが、それでは学べないサッカーの難しさと面白さ、もっと言えば、目標に向かうにあたって出てくる課題への取り組み方を学べたと思います。

ただ、これが個人でもチーム全体でもしっかりできればいいのでしょうが、個人ではまだまだ全員が十分とは言えず、チームでは全体を通しては何とかクリアーはできたもののまだまだでした。

このことを踏まえて、3学期は4校リーグやその他の練習試合に挑みましょう!

やはり、サッカーは難しいからこそ面白い!奥深いからこそ悩めるスポーツなのでしょう!だからこそ、中学・高校生にとって、特に初心者にとってはいい部活動になるのかもしれません。

初心者が3人高校から入ってくれて、まさかその3人が最後まで続けて中心となり、さらには質の高いサッカーを追求し続けるとは想像できませんでしたが、子供たちの成長はやはり期待した以上にするものです。

初心者だからこのぐらいで勝てればいい、ではなく、こういうサッカーをしたい!というものを持ち、日々トレーニングすることはすごいなぁと感じました。

それぞれの代でそれぞれのやり方があり、それぞれの目標を設定し、それぞれチャレンジできることが部活動のいいところですね!

試合の勝ちを意識しすぎて、試合の価値を忘れないように、今後も練習していけるといいですね!

保護者の方も、最終節、たくさんの応援ありがとうございました。

やはり、選手たちは来ないでとは言うものの、来てもらえると頑張るようです!

応援は力になるんですね!