共立二中高の自然がいっぱい2 (152)
2019年10月17日
生き物を見るとすっかり秋になっているのですが、気候的にみるとまだ夏といった感じがします。
このままいくと、今年の紅葉はどのようになっていくのかも心配になります。
今年は秋晴れの日もやや少ない気もしますが、学校内の自然をお届けします。
キンモクセイ
今年は例年と比べて1か月ほど遅く咲きだしました。
近づくとよい香りが漂ってきます。
ソメイヨシノと同様に、この花も一斉に咲きだすところが興味深いです。
カラスウリ
五葉松に赤い実を巻き付かせていました。
夏に一夜だけ魅力的な花を咲かせます。
また、実を割ってみると、中からカマキリの顔のような種子が出てきます。
ルリタテハ
先日、八王子近辺でも少なくなってきたルリタテハの幼虫が、サルトリイバラにたくさんついているのを発見しました。
幼虫は毒々しい毛虫なのでお見せすることはできませんが、そろそろさなぎになり、成虫となって越冬します。
チヂミザサ
秋のひっつき虫のひとつです。
実についた毛がべとべとしていて、靴下などにくっつきます。
それを取る手にもくっつくのでとても迷惑な植物です。
ナガエコミカンソウ
数年前より学校でも見られるようになった植物です。
コミカンソウに似ていますが、小さな実が長い柄についているところが異なります。
ニラ
葉のにおいをかぐとニラであることがわかります。
でも花だけ見ているときれいです。
エゴの実
この実に毒があり、えぐく感じるため「エゴ」という名前になったといわれます。
葉だけではわかりにくい木ですが、花か実を見るとすぐにわかる植物です。