知っているかな? 自然って不思議!(31)
秋の七草のひとつにクズがあります。
クズといえば、根からくず粉がとれ、それからつくられるくず餅で有名。
でも実際のくず粉にはイモ類などのデンプンを混ぜているようです。
クズはつるが伸びるため、迷惑がられる雑草のひとつですが、そんなクズにも生きるための工夫があります
そこで問題
晴れて日差しが強いとき、クズにはある変化が見られます。その変化とは何でしょうか?
① 葉が太陽に対して垂直に立ち上がる
② 日かげの方向につるを伸ばす
③ 葉どうしが重なって日かげを作る
答え: ①
(↑ 文字色を反転して、答えを隠しています。)
下の写真を見てわかるでしょうか。
葉の一枚(正確には小葉といいます)が太陽に対して垂直に立っています。
このように立ち上がった葉も日差しが和らぐとまた元のようにもどります。
葉は日差しが強すぎると十分な光合成ができないといわれていますが、クズはそんなことまで考えているように見えますね。