知っているかな? 自然って不思議!(36)
あと少しで移転する新校舎の前に大きなクスノキがあります
クスノキはよくお寺や神社にある大木で、虫がつきにくいため古くから家具などに使われてきました。
クスノキからは防虫剤に使われる樟脳(しょうのう)がとれます。
だから葉をもんでみると独特なにおいがします。
自ら虫がつかないように工夫をしている木なのですね
そこで問題
クスノキはこのほかにもある工夫をして虫がつかないようにしています。
その工夫が見られる場所はどこでしょうか
① 葉
② 幹
③ 根
答え: ①
(↑ 文字色を反転して、答えを隠しています。)
葉の付け根あたりの葉脈をよく見ると緑色をした小さなふくらみがあるのがわかるでしょうか。
このふくらみはダニ室と呼ばれ、その名の通り中にはダニがすんでいます。
このダニがどのように影響しているのかわかりませんが、このダニがいることで、葉などに悪い影響を及ぼすダニがつきにくくなり、大木になるまで成長することができるのではないかといわれています
1月から移転する校舎の前にある大木にも、生きる続けるための工夫があるのですね。
ちなみに上の写真のクスノキは、本校初代校長である鳩山薫先生が植樹された貴重な木です