共立二中高の自然がいっぱい2 (49)
2014年6月2日
梅の実が熟す季節には日本列島に停滞前線が現れます。
そんな季節ももう少しとなりました。
人間にとってみると蒸し暑くて嫌な時季なのですが、植物にとっては必要な季節です。
梅雨がなくなると日本の生き物たちはその生活を変えなければなりません。
自然にとって大切な梅雨間近の生き物たちの姿をご覧ください。
まだまだ頑張って咲いているレンゲソウ
普通、5月の中旬ぐらいには花が終わってしまうことが多いのですが、今年はまだ美しさを保っています。
田んぼ一面に花が咲き、その中で寝っころがって遊んだ記憶のある方もいるのではないでしょうか。
サナエトンボ
ダビドサナエかクロサナエではないかと思われますが、あまり目立たないトンボなので見落としてしまいそうです。
タツナミソウ
花がいくつも重なりが波立つように咲きそろうことから名づけられたようです。
名前をつけた方は想像力豊かだったのでしょうね。
アカボシゴマダラ
本来は南の暖かいところにいるはずなのですが、数年前から八王子でも観察されるようになりました。
冬、エノキの木の下で、オオムラサキとゴマダラチョウの幼虫に混じって生息していることが学校でも観察されています。