« 2025年10月 | メイン

2025年11月

2025年11月25日 (火)

共立二中高の自然がいっぱい2 (253)

2025年11月25日

朝晩の冷え込みにより、校舎内の木々は紅葉が進みました。

ある保護者から「娘を学校まで車で送っていくと、そこでモミジ狩りができるのでいいですね」といわれました。

天気も安定し、日中は気温も高めで気持ちが良いため、生徒は外に出ておいしい空気をいっぱい吸いながら、学校生活を楽しんでいます。

 

Photo

中庭でお弁当

おいしいお弁当とおいしい空気でおなか一杯にしています。

 

3

高校3年生の校舎前

高校3年生の教室から見える紅葉は受験のストレスを癒してくれます。

 

Photo_2

前庭にて

前庭の雑木林では、カエデの紅葉がきれいです。

 

Photo_3

クヌギと巻雲

きれいに黄葉したクヌギの下で空を見上げると、青い空に巻雲が見られました。

 

Photo_4

グランドにて

グランドでも紅葉が進んでいます。

生徒たちは、トウカエデやクヌギ、トチなどいろいろな木々の紅葉の中で思いっきり運動をしています。

 

Photo_5

イチョウの落ち葉

イチョウの木の下では、黄色い落ち葉で地面を明るく輝かせています。

 

Photo_6

サルトリイバラの実

テニスコート周辺での紅一点、サルトリイバラの実が輝いていました。

クリスマス近くになるとお花屋さんでサンキライとして売っている実です。

 

Photo_7

紅色のカエデ

紅葉の代表といえカエデですね。

太陽に照らされてあちらこちらで紅色に輝いています。

 

Photo_11

オレンジ色のカエデ

紅より少し薄い色をしたカエデもあります。

学校内には多くの種類のカエデがあります。

 

Photo_9

雑木林の黄葉

森林の構造(林床、林冠、階層構造など)を教えるときに生徒を連れてよく行く場所も紅葉しています。

イヌシデ、コナラ、クヌギなどがきれいな黄色に色づいていました。

 

Photo_10

トウカエデの落ち葉

トウカエデの下では、紅色の地面ができていました。

きれいに色づいた落ち葉の上を歩くのも秋の楽しみのひとつです。

2025年11月 7日 (金)

共立二中高の自然がいっぱい2 (252)

2025年11月7日

校舎の中は暖房が入って暖かくなっています。

少し前まで冷房が必要だったのがうそのような季節の変化です。

校舎の外では、木々から色づいた葉が落ち始め、生き物たちは冬の準備を始めています。

初冬の生き物観察は春に比べると華やかさに欠けますが、よく観察してみると興味深いものがたくさんあります。

そんな学校内の自然を紹介します。

 

Photo

ヤクシソウ

あちらこちらで学校内を黄色に染め、華やかにしてくれています。

「薬師」と名付けられていますが、名前の由来ははっきりとしていないようで、薬に関係するわけではないようです。

 

Photo_2

アキノノゲシ

淡いパステル系の花は心を落ち着かせてくれます。

稲作とともに日本に入ってきたといわれ、古くから秋を彩ってきた花のようです。

 

Photo_3

ガマズミ

夏まではあまり注目されない植物ですが、秋になると赤い実をつけ鮮やかになります。

この実は食べられるのですが、少し酸っぱいため生徒たちには不評です。

でも、今年の実はおいしいという生徒がたくさんいるのはなぜなのでしょうか。

 

Photo_4

アケビ

テニスコートわきではアケビの実がたくさんできていました。

昨年この実を生徒に食べさせたのですが、あまり評判は良くありませんでした。

今はおいしい食べ物がたくさんあるということなのでしょう。

 

Photo_5
時期を逃したヒメリンゴ

春の散歩のときに必ず話すことは「ヒメリンゴが秋になって実をつけたら自由に食べていいよ」ということです。

でも秋になるとそのことを忘れて毎年食べる時期を逃してしまいます。

ゴルフ場の裏では、今年もたくさんのヒメリンゴの実が落ちていました。

 

Photo_6

チヂミザサ

この植物の実が服やソックスについてしまうと取るのにかなり苦労します。

取り終わっても手がべとべとになり、手を洗ってもなかなか取れません。

この時期は「ひっつき虫」と呼ばれる植物がたくさんありますが、この植物は最も厄介なもののひとつです。

 

Photo_7

フユノハナワラビ

校舎前の雑木林で8月ごろから顔を出し始め、この時期になると胞子を飛ばし始めます。

雑木林の中には数えきれない数のフユノハナワラビがありますので、胞子を簡単に観察することができます。

 

Photo_8

鳥の巣

雑木林を歩いていると足元に鳥の巣が落ちていました。

何の鳥かわかりませんが、子どもが巣立った後に木の上から落ちてしまったのではないでしょうか。

細い枝を上手に編んでつくっていることがよくわかります。